結界の舞う別れ
えーっと?
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ランクインしました?
......ほぇ?(思考停止)
あれから何日か経った。
王子サマはたぶん毎日来てるから、3日ぐらい。
結構なペースで本を読んでいて、もうそろそろ本棚が終わりそう。
やっぱり王子サマだから、字を読むのに慣れてるのかな?
あと、王子サマは俺が魔法を使うのを許してくれた。
来るたびに消していたら、続けて構わないって。
だから今も魔法の練習を続けている。
まあ、読書の邪魔にはならないように、だけど。
王子サマが帰る時にキラキラさせて、また来ようと思わせる作戦でもある。
うまくいけばいいけどね...
それと、王子サマと本の感想を話すようになった。
意見交換したかったんだって。
「やはり主人公は王子と結婚すべきだったと思うのだが。」
「そうでしょうか?王子と触れ合うことで貴族の厳しさを知っていて苦手意識を持っていましたし、妥当だと思いますよ?」
「それでも、平民として暮らすよりは良かったのではと思ってしまうな。」
「平民として苦労するのが好きという人もいます。辛いことだけじゃなかったのは確かだったでしょう?」
「確かに、働くのが好きだという描写もあったが...なるほど、私には持ち得ない考えだな。だから主人公はーーー」
大分親しげに話せてるでしょ?
王子サマったら意外と頭やわらかくって話しやすいのよ。
うん。いい王サマになるよ〜そういう人は。
何様って感じだけど。
......うん。なんか楽しいね。こういうの。
――――――――――――――
「もう、ここに来ることはないだろう。」
次の日にそう言われた。
「あらかた読める本は読んだ。興味はすでに薄れている。今日の扉は大分重かったように感じた。」
「そうですか。寂しくなりますね。」
まあ、結構長く感じたけどね。
あ、そうだ。
少し悲しげな顔をしてみる。
「でしたら、誰かをここへ招いてくださいませんか?強い興味を持つ誰かを。」
「ああ、承知した。」
よし。これで、「魔法全書」の続きが読める!
......たぶん。
「もしまた会うことがあればよろしく頼もう。」
「はい。ではまた。」
「ではな。」
いつもと同じように結果の破片を散らしながら、壁に入って...帰っていく王子サマを見送る。
「図書館の精霊に感謝を。」
まあ、役に立てたならうれしいかな。
......さーてとっ!
次はどんな本を読もうかな!
王子編終わりです。
......次どうしよ。
初投稿作品です。
見てくれてありがとうございます。
この作品は超絶不定期更新です。
期待せず待っててください。
それでも期待してくれる人はブクマや感想ください。
続きを書く気になる確率が上がります。
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