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☀ 神様の言う通り  作者: 雪*苺
5月 【 傘 】
7/24

⭕ わらいもの 7


──*──*──*── 廊下 


 先生(学校保健師)が[ 正面玄関 ]に在る下駄箱まで着いててくれる事になった。

 先生(学校保健師)が僕のとなりを歩いてくれるから、朝みたいに生徒からいやがらせをされる事はなかった。

 当たりまえに安心して廊下を歩けるって事は、こんなにもがたくて幸せな事だったんだね──。


 先生(学校保健師)と話していて、いくつかけた事が有った。

 下駄箱で誰かに背中を押されて転んじゃった知らせの意味は分からないままだけど──、[ 教室 ]へ向かう為の道順を神佛かみさまお聞き(お伺い)する事を忘れて、廊下を歩いていた。

 もと同じ最短ルートで[ 教室 ]へ向かっていのか──、もと違うルートで遠回りをして[ 教室 ]へ向かうのか──って事をだ。


 あとは、廊下を歩く速度とか生徒が明らかにちかいてていると感じたとき、どんな行動を取ったらいのか──。

 歩き続けたらいのか──、まったほういのか──、しゃがんだほういのか──、走ったほういのか──、右側じゃなくて左側に移動するのか──とか、ほかにもいろ(いろ)神佛かみさまお聞き(お伺い)出来る事が有った事。


 [ 教室 ]にはいとき、僕は普通に後ろのけてはいっちゃった訳だけど、まえけてはいるのか──、ぐにはいるのか──、誰かがるのを待ってからはいるのか──、神佛かみさまお聞き(お伺い)する事も出来た筈だった。

 僕はウッカリとじんで行動していたんだね。

 ちゃんと神佛かみさまお聞き(お伺い)してけていたら──、もしかしたら牛乳くさい雑巾が僕の顔に命中する事はなかったかも知れない。


 全部、あとけになっちゃうし、今更な事では有るけど、明後日あさってからは同じ失敗をしないように気を付けようと思う。

 目には見えないけど、寄り添ってくれている神佛かみさま同行二人(二人三脚)して行動を出来るように頑張ろう──。

 なにはともあれ、明日あしたが第2土曜日でかったと思う。


──*──*──*── 下駄箱


 無慈悲さを感じるようしゃりな雨を見ながら途方に暮れている生徒達が、下駄箱であしめをらっている。

 このまま濡れて帰るのか──、雨がむまで時間を潰して待つのか──、迎えにてもらえないか《 自宅 》へ電話を掛けている生徒もチラホラる。

 今はともばたらきの親が多いから、学校に迎えにてもらえそうなのは、お母さんが専業主婦をしている生徒くらいかな?


 僕は靴を脱いで、ながぐつに履き替える。

 気休めていの事だけど、雨に濡れないように靴をタオルにからビニールぶくろれて、持ち手を縛った。

 傘立てを見ると僕が持ってていた大人用(お祖父ちゃん)の傘が無くなっていた。


千晴

「 嘘でしょ!?

  おちゃんの傘が無くなってるぅ!!

  無くしたなんて知られたら──、こ…ころされるぅ~~~~!!!! 」


学校保健師

「 それは困ったね。

  でも、無くした訳ではないから大丈夫だよ。

  これは明らかに窃盗だからね。

  不可抗力な事件だから、はる君にはなんの落ち度も無いし、責任も無いよ。

  傘立てに傘を置くのは当たりまえの常識だし、悪いのはひとさまの傘を無断で持ち去った泥棒さんだからね。

  厳しくばっせられるのは、傘を無断で盗んだ窃盗犯のほうだよ 」


千晴

「 …………明らかに犯人は生徒だと思いますけど……窃盗犯は言い過ぎかも?? 」


学校保健師

ひとさまの大事な傘を盗んだ “ いけない泥棒さん ” の事は校長先生に報告しておくよ。

  おさんから借りている大事な傘なら尚更だよ。

  見付け出した犯人を全校生徒のまえさらものにし、吊しげないといけないからね 」


千晴

「 …………吊しげはな気もするけど……。

  でもでも、おちゃんの傘だから返してもらいたいです!

  返してもらえるかなぁ…… 」


学校保健師

「 帰宅したらしょうじきに事情を話したらいよ。

  はなしを聞いたら、はる君に非が無いはいちもくりょうぜんだからね。

  大目に見てもらえる筈だよ 」


千晴

「 うん…… 」


学校保健師

「 結果はどうあれ、折り畳みがさも大活躍が出来る訳だ。

  しんぶつは凄いよね。

  こうなる事をまえもって見越して訳だから── 」


千晴

「 そ…そうですね……。

  僕も傘を持って行かれるなんて予想もしてなかったし……。

  想像りょくりないのかな…… 」


学校保健師

ひどい雨だから視野も狭くなる。

  車にはじゅうぶんに気を付けて帰るんだよ。

  安全に帰路に着けるよう、道順をしんぶつお伺い(相談)しながら帰るようにね 」


千晴

「 はい!

  先生(学校保健師)今日きょうがとう御座いましたぁ! 」


学校保健師

「 また月曜日、会おうね 」


千晴

「 はぁい(////)」


 僕は先生(学校保健師)に手を振って[ 正面玄関 ]を出た。

 ズブ濡れを覚悟して[ 校庭(運動場) ]を走って[ 正門 ]から出て行く生徒もる。

 神佛かみさまが教えてくれたぶくろの持ってなかったら、僕も全身ズブ濡れになりながら《 家 》へ帰る事になっていたかも知れない。


 僕の《 家 》は両親がともばたらきで留守だし、おちゃん,おちゃんも《 かいしょ 》へ行っていて留守だから、迎えにはてもらえないんだよね……。

 仮に、おちゃん,おちゃんも《 かいしょ 》へ行っていなくても、こんなひどい雨の中、迎えになんててもらえないよぉ~~。

 おちゃん,おちゃんが風邪でも引いたら大変だもん。


 一体誰が、おちゃんの傘を持って行ったのか分からないけど、傘だけでも戻っててほしいなぁ……。

 盗んだ生徒は、どうなってもいですから、どうか傘だけは返してください、神佛かみさまぁ~~~~!!

 おちゃんに、じょうで “ お尻叩き ” なんてされたくないよぉ~~~~。

◎ 訂正しました。

  歩けって事は、─→ 歩けるって事は、

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