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☀ 神様の言う通り  作者: 雪*苺
   8月 下旬 
21/24

✒ それから 6 / 祓い屋 2


──*──*──*── 歩道橋


マオ

げんさん、この歩道橋に6体の幽霊はる? 」


絲腥玄武

「 いや、ないな。

  歩道橋には別の霊的存在がいてはいるが── 」


マオ

「 えっ?

  待ってよ、げんさん!

  ほかにもるの??

  いてる──ってなに

  どゆことぉ?? 」


絲腥玄武

「 うむ……例えるならば、ぐさのホームレスだ。

  みゃくしばられたばくれいとは違い、その場所を気にり勝手にいて暮らしている事を言うな。

  人間に対して悪意や殺意をいだいていたり、危害を加えるような霊的存在はない。

  ほうっといてもいだろう 」


マオ

「 危険は無いんだ……。

  6体の学ラン幽霊は階段の近くで消えた──とか言ってたよね?

  勝手に成仏しちゃったのかな? 」


絲腥玄武

「 成仏か……。

  その痕跡は見当たらないな 」


マオ

「 えと……成仏すると痕跡とか有るもんなの? 」


絲腥玄武

「 人間には見えぬし、れいのうりょくしゃたぐいにも見えぬな。

  成仏の痕跡は怪異のたぐい,異形のたぐいにも見えるモノではない。

  見えるものは限られるな。

  死神族には確実に見えているだろうが── 」


マオ

「 そ…そうなんだ?

  セロには見えてたりするのかな? 」


絲腥玄武

「 確実に見えているだろうが、えて見えないように古代魔法を使っているかも知れぬな。

  見えなくとも困らぬからな 」


マオ

「 そ…そうなんだ……。

  “ 成仏をしてない ” って事は、かにるって事なのかな? 」


絲腥玄武

「 その可能性は有るな。

  に行ったかはわれにも分からぬな 」


マオ

「 そっか……。

  でも、歩道橋も大丈夫って事だよね!

  それが判明しただけでもだいしゅうかくだよね 」


絲腥玄武

「 そうかも知れぬな。

  シュンシュンならば、しきれいさぐらせる事が出来るからな。

  結果は違っていただろう 」


マオ

「 それはだけど……。

  シュンシュンはだれかれ構わず御札を高値で売り付けてからる──。

  今回はあくどいしゅせんじゃないげんさんでかったよ!

  げんさんは御札を高値で売り付けたりしないしさ 」


絲腥玄武

「 そうか?

  マオから思われているとは嬉しく思う(////)

  こんともマオの信頼を裏切らぬように精進せねばな 」


マオ

げんさん……(////)

  いつはるに話してくるよ! 」






 陰陽師(絲腥玄武)さんとはなしをしていたにいちゃんが、て歩道橋に関する事を話してくれた。

 歩道橋には6体の学ラン姿の幽霊はないみたい。

 人間に危害を加えるような危険な霊的存在や怪異のたぐい,異形のたぐいもないみたい。


 今回は調査もしてないし、“ 確認だけ ” って事で料金は “ 無料でい “ って事になった。

 その代わりに《 かいしょ 》へ立ち寄る事になって、陰陽師(絲腥玄武)さんと僕が囲碁を打つ事になっちゃった。

 陰陽師(絲腥玄武)さんも囲碁をたしなんでるみたいで、にぃちゃんよりも強いんだって!


 僕達は歩道橋をあとにして《 かいしょ 》へ移動する事になった。

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