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☀ 神様の言う通り  作者: 雪*苺
   8月 下旬 
20/24

✒ それから 5 / 祓い屋 1


──*──*──*── 眞宮乃壹禾・退院後


 入院してから2ヵ月、いっちぃが完治して《 病院 》を退院した。

 退院したも僕がかよう《 囲碁教室 》に遅れてかよい始めた。

 いっちぃも6組からのスタートで、[ 教室 ]に慣れる迄は1ヵ月かんは6組にかよっている。


 いっちぃは囲碁部への入部を諦めて、放課後は《 囲碁教室 》へかよっている。

 僕も4年生になったら、囲碁部の入部を諦めて放課後に《 囲碁教室 》へかよう事になるんだろうな~~。

 そんなから連絡ラインはいった。


 LINEラインの内容は、お父さんのコネではらい屋に依頼をする事が出来て、調べてもらえるにっていが決まった事だった。

 集合場所は僕の《 家 》から近い例の《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》の[ 駐車場 ]だ。

 どんなはらい屋がるんだろう??


 詐欺師とかじゃないよね??

 いっちぃは「 信頼の出来るはらい屋だから大丈夫だ! 」ってLINEラインで言ってるけど……。

 疑う訳じゃないけど、僕は一寸ちょっと…かなり不安だったりするよぉ~~。






──*──*──*── 当日


──*──*──*── コンビニエンスストア


 僕は《 自宅 》から直接、《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》 へ向かって歩いた。

 [ 駐車場 ]に到着するとすでた。

 僕にいたが元気に手を振ってくれる。


久賀瀬千晴

「 いっちぃ~~!

  御免ね、遅くなっちゃったかな? 」


眞宮乃壹禾

はる

  大丈夫だ。

  約束の時間より、10ぷんも早いからな。

  ──が大型タンクローリーが突っ込んだ《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》なんだな 」


久賀瀬千晴

「 う…うん……。

  《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》が無くならなくてかったよ。

  が無くなると不便になっちゃうんだもん…… 」


眞宮乃壹禾

「 この《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》、無くなるはなしが出てたらしいけど、とんしたって噂だ 」


久賀瀬千晴

とんって?? 」


眞宮乃壹禾

なんでも《 セロッタ商会 》が土地を買い取ったらしくてさ、《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》の改修工事も《 セロッタ商会 》がするらしいぞ。

  《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》の名前も変わるらしくて──【 セロカ君のコンビニ 】だってさ 」


久賀瀬千晴

「 【 セロカ君のコンビニ 】って事は、会員カードを使って買えるって事だよね?

  凄いや!

  今より多くセロカポイントが増やせるね、いっちぃ! 」


眞宮乃壹禾

「 そうだな。

  ──おっ、たみたいだぞ。

  此方こっちでぇ~~す! 」


 いっちぃが向かってる人物に元気く手を振り出した。

 此方こっちに向かって歩いてる人物は2人だ。

 あれ??


 2人のうち、1人は僕の知ってる人だぁ!!

 なんで??

 はらい屋と関係が有るのかな??


眞宮乃壹禾

今日きょうがとう御座います 」


祓い屋

「 構わない。

  御得意様の頼みだからな。

  われは陰陽師のせいげんだ。

  本来は別の陰陽師の予定だったが、れなくなった。

  済まない…… 」


???

げんさんはTVテレビには出ないけど、はらい屋としての腕はたしかだよ 」


久賀瀬千晴

にぃちゃん!

  にぃちゃんもはらい屋だったの? 」


兄ちゃんと呼ばれた人物

はる、久しりだな。

  聞いたよ、院生として《 囲碁教室 》にかよってるんだって?

  《 かいしょ 》のみんな、自分の孫の事みたいに自慢してたよ。

  嬉しそうにさ、『 はるがプロ棋士をす 』って喜んでたよ 」


久賀瀬千晴

ずかしいよぅ~~(////)」


兄ちゃんと呼ばれた人物

「 ははは。

  それだけはるは《 かいしょ 》のみんなからかれてるんだよ 」


眞宮乃壹禾

はる、知り合いなのか? 」


久賀瀬千晴

「 うん!

  にぃちゃんはね、《 かいしょ 》にて、囲碁の相手をしてくれてるんだよ。

  《 かいしょ 》のみんなからは “ マオちゃん ” とか “ マオ坊 ” って呼ばれて親しまれてるんだよ。

  まえに話したと思うけど──、自分より弱い相手には指導碁しか打てないにぃちゃんだよ 」


マオ

「 紹介の仕方ぁ~~ 」


絲腥玄武

「 マオの知り合いなのだな 」


マオ

「 うん。

  プロ棋士を引退された先生夫婦のまごさんだよ 」


絲腥玄武

「 あぁ……あのプロ棋士の──。

  可愛い孫がプロ棋士をすなら嬉しいだろうな 」


マオ

げんさんは、オレのあにだよ。

  オレにはあにあと3人るんだ 」


久賀瀬千晴

「 お母さんが違う兄弟きょうだいって事?

  仲良しなんだね… 」


マオ

「 まぁね。

  としが離れてるしな。

  ( ほんとうみんなで決めた設定なんだけどなぁ~~ )

  えぇと──、依頼人はみやいつ君だったね 」


眞宮乃壹禾

「 はい。

  じつは── 」


 いっちぃがにぃちゃんと陰陽師のせいさんに事情を話してくれた。

 僕からも分かる範囲で当時の事を話した。

 神佛かみさまの事は言わないでせながら話した。


マオ

「 ふぅん──。

  約20年まえで殺害された6人の学生か……。

  で学生を殺害するなんて、20年まえのヤクザって馬鹿だったのかな? 」


絲腥玄武

「 さてな。

  われには分からぬが、褒められた事では無いな。

  約20年もとなれば、ばくれいとしてみゃくしばられていたのだろう。

  だが、この[ 駐車場 ]にはみゃくしばられている霊的存在のたぐいはないな。

  ばくれいみゃくから引き離し、ばくから解放したなんかの切っ掛けが有った筈だ 」


マオ

「 えと……ばくれいみゃくから引き離し、ばくから解放する事なんて出来るもんなの? 」


絲腥玄武

「 不可能ではないな。

  それだけの強いちからはたらきが “ 人知れず起きる ” 場合もまれに有る。

  今回はまれなケースの可能性が有るかも知れぬな 」


マオ

「 そうなんだ。

  じゃあ、もう[ 駐車場 ]にばくれいないんだ。

  じゃあ、に行ったんだろう…… 」


絲腥玄武

依頼主(眞宮乃壹禾)はなしでは歩道橋で見掛けたと言っていたな。

  歩道橋に移動した可能性は有る 」


マオ

「 歩道橋に?

  どうやって? 」


絲腥玄武

はるを移動手段に使った可能性が高いな 」


久賀瀬千晴

「 えっ?

  僕ですか?? 」


絲腥玄武

「 自分の《 家 》へ帰るつもりだったが、か《 家 》とは別方向の歩道橋へ向かって歩いていたのだろう。

  そのあいだの記憶は無いなのだろう 」


久賀瀬千晴

「 は…はい!

  覚えてないです! 」


絲腥玄武

ばくから解放された6体の霊体は移動する為、きみ身体からだを勝手に動かしていた可能性が有る。

  きみにはなにいてない。

  安心するとい 」


久賀瀬千晴

「 僕はも大丈夫って事ですか? 」


絲腥玄武

きみの全身を包んでいるエネルギー次第だろうな。

  肉眼で見る事は出来ぬが、全身を包んでいるエネルギーの信頼をきみが裏切らぬ限り、ってもらえるだろう 」


久賀瀬千晴

「 は…はい…… 」


 この人、神佛かみさまちからが見えてるんだ!

 陰陽師って凄いよぉ!!

 僕はほんとう神佛かみさまからってもらえてるんだ(////)


眞宮乃壹禾

「 あの──、はるが目に見えないちからに守られているなら、なんで幽霊がはる身体からだを勝手に動かせるんだ? 」


マオ

「 言われてみれば……そうかもな。

  げんさん、どうなの? 」


絲腥玄武

われには分からぬな。

  全身を包んでいるエネルギーに理由を聞くしか有るまい。

  すべてはエネルギー次第と言ったが 」


久賀瀬千晴

「 そう…ですよね。

  張本人に聞くのが1番ですよね!

  僕も思います! 」


 そうだよね。

 あれこれじんでモヤモヤと考えるより、神佛かみさまお聞き(お伺い)すればいんだよね!

 誰にでも出来る事じゃなくて、神佛かみさま意思(意志)の疎通が出来る僕にしか出来ない事だもんね!


絲腥玄武

「 マオ、歩道橋へ向かおう 」


マオ

「 そうだな!

  歩道橋に行けばなにか掴めるかも知れないよな 」


 僕達は歩道橋へ向かう事になった。

 《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》から歩道橋に向かってみんなで歩き出した。


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