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☀ 神様の言う通り  作者: 雪*苺
   7月 ~ 1月
19/24

✒ それから 4 / 囲碁教室


 僕は《 囲碁教室 》にかよい始めた。

 おちゃんと対局した棋譜、おちゃんと対局した棋譜、おちゃん,おちゃんと対局した二面打ちの棋譜を持参して、《 囲碁教室 》の先生に見てもらったんだ。

 づる先生は僕の事を知ってるみたいだった。

 なんでかな??


 6組にはいると、1ヵ月は初めての[ 教室 ]に慣れる為に6組の院生達と囲碁を打った。

 [ 教室 ]に慣れると昇級試験を受けれる資格を得られるみたい。

 僕は早速、昇格試験を受ける事にしたんだ。


 昇格試験を受けるには条件があって、6組を担当している先生に合格を貰う必要がある。

 合格をすると、先生が6組のなかから院生を10めいせんばつする。

 昇級試験の合格条件は、同じ[ 教室 ]でせったくしている院生ライバル達の10めいと対局するらしい。


 最低でも8勝するのが条件で、8勝 ~ 10勝すると5組にがる事が出来るんだ。

 10勝はむずかしいかもだけど、6勝はしたいなぁ。

 5組にがる為、先生がせんばつした院生ライバル達には負けないぞ!


 そんな訳で、6組で “ 強い ” と言われている院生ライバル10めいと対局をして、僕は見事に昇格試験を受かる事が出来たんだぁ!

 嘘みたいだけど、10めいちゅう10めいに勝っちゃった!

 僕は6組から5組にがって、よくじつから5組の[ 教室 ]にかよう事になったんだ。


 その日のよる、おちゃん,おちゃんに昇級試験に合格して5組にがれた事を報告したら、凄く喜ばれちゃった(////)

 元プロ棋士で囲碁の強いおちゃん,おちゃんと囲碁を打ってるんだから6組の院生に勝つのは当たりまえ的な事を、お父さん,お母さんから言われちゃった。

 赤飯と大好物のビーフシチューを作ってくれたから、お父さんもほんとうは喜んでくれてるのかな?


 5組の実力は6組とはくらものにならないくらいだ。

 6組はアマチュア6段レベルの院生が集まってる[ 教室 ]だったけど、5組はアマチュア5段 ~ 4段レベルの院生が集まっている[ 教室 ]だった。

 かなりレベルががっている。


 おちゃん,おちゃんほどじゃないから、一寸ちょっとだけものりなさを感じるけど──、そんな事は誰にも言わない。

 だってみんな、昇格試験を合格して1組にがる為に頑張って一生懸命だもん。

 だから僕も院生達と一緒に次の昇格試験をしてじみにコツコツと頑張ってる。


 昇格試験を受ける為に、5組を担当している先生に合格を貰えた。

 昇格試験で先生からせんばつされた院生ライバル10めいと対局をして、僕は10勝しちゃった!

 僕は4組にがる事が出来た!


 そんな感じでみちにコツコツと昇格試験を受け続けて、僕はとしこしまえ──12月の後半には2組の実力者と言われている10めい院生ライバル達と対局をして、10勝しちゃった。

 らいげつの1月からは、1組の[ 教室 ]にかよう事になった。

 なんでかな、チョロかった気がする。


 6組から始まった昇格試験を全部10勝する事が出来たのは、神佛かみさまに助けてもらえたかげかも知れない!

 勿論、僕も頑張って努力はした。

 勝利ってのは、努力をおこたらず、継続し続けてコツコツ頑張った結果だもん。


 神佛かみさまから必要な事を教えてもらったり、助けてもらったとして、本人自身が本気になって努力をしないと勝利を勝ち取る事は出来ないんだ。

 努力しないでなまけていたら、神佛かみさまからされちゃうよ。

 必要な事を細かく教えて助けてくれる神佛かみさまの信頼を裏切ったら駄目だよね!


 そんな訳で、1組の[ 教室 ]にかよえる事になった夜は、クリスマスが終わっちゃったあとも関わらず、お父さんが腕にりを掛けて作ってくれた御馳走だった。

 張り切り過ぎだよ、お父さん(////)

 お母さんなんて奮発しちゃって、僕の為に立派な碁盤とのセットを買ってくれたよぉ(////)


 1組にがれたら、2組に戻らないように頑張らないといけない。

 今まで以上の努力や勉強をする必要が有るんだ。

 2組に戻っちゃったら、お父さん,お母さんはガッカリしちゃうだろうな……。






──*──*──*── 新年


──*──*──*── 囲碁教室


 1月になって初めておとずれる事になった《 囲碁教室 》で、げんじのづる先生に出逢った。

 げんじのづる先生はも和服を着ている。

 げんじのづる先生に新年の挨拶をしたら、まねきされちゃった。


 1組の[ 教室 ]へ行く予定だったんだけど、げんじのづる先生に着いて行く事にした。

 げんじのづる先生のはなしだと、1組で終わりじゃなくて、1組よりもうえくみが有るみたい。

 そのくみの名前は────。


 案内された場所は《 囲碁教室 》の1階の奥に有る死角だった。

 その死角部分には、横にスライドするドアが在る。

 スライド式ドアには[ れいくみ ]と書かれたドアプレートが付いている。


 れいくみぃ??

 1組よりレベルの高い[ 教室 ]がなんで1階の奥──たない死角に有るの??

 誰にも知られてないのかな??


 げんじのづる先生が、スライド式のドアをけてくれる。

 なかはいると “ れいくみ ” は[ 資料室 ]だった。

 沢山の棚に書物が綺麗いに並べられている。


久賀瀬千晴

「 わぁ~~~~すごぉい……。

  これって全部、囲碁の本ですか? 」


厳蒔弓弦

「 いや、すべて棋譜帳だ 」


久賀瀬千晴

「 棋譜帳??

  これ全部……ですか?? 」


厳蒔弓弦

「 このれいくみに保管されている棋譜帳は、キノコンが管理してくれている。

  扱うときは丁寧にな。

  奥にはたたみが有る。

  で囲碁を打つ 」


 げんじのづる先生が案内してくれた場所にはたたみが在る。

 《 飲食店 》のしきみたいに履き物を脱いでうえがる必要が有るみたい。

 じょうしつたたみつや(つや)している。


 碁盤もも超一流の一級品なんじゃないのかな?

 すごぉい……。

 おちゃん,おちゃんも高そうな碁盤セットを持ってるけど、それ以上かもぉ~~。


久賀瀬千晴

げんじの先生、れいくみにはなんにんの生徒がるんですか? 」


厳蒔弓弦

「 1人だ 」


久賀瀬千晴

「 え?

  1人……ですか? 」


厳蒔弓弦

「 あぁ…。

  はる──きみが初めての生徒だ 」


久賀瀬千晴

「 えぇっ!?

  僕が初めてぇ??

  どういう事ですか?? 」


厳蒔弓弦

「 6組 ~ 2組の昇格試験を受けた院生で、すべて10勝した院生はきみが初めてだ。

  きみは1組の院生達よりも棋力が高く、間違いなく強い。

  そんなきみを1組に置いていては、未来の有る芽を摘んでしまう事になる 」


久賀瀬千晴

「 え……僕、1組にはいれないんですか? 」


厳蒔弓弦

「 あぁ…。

  きみには今日きょうかられいくみかよってもらう。

  私がじき(じき)きみと打つ。

  キノコンとも打ってもらう 」


久賀瀬千晴

「 えぇっ?!

  げんじの先生と打つんですか??

  キノコンも囲碁を打てるんですか? 」


厳蒔弓弦

「 あぁ。

  これでも私はぼうでな、《 囲碁教室 》を留守にする事が多い。

  キノコンは私より強いぞ。

  キノコンと毎日、打っていればプロ試験の合格も余裕だろう。

  に保管されている棋譜をすべて覚えるようにな。

  これはれいくみの必須項目だ。

  第5日曜日には、棋譜試験をおこなう。

  どの棋譜帳から出題するかはランダムだ。

  しっかはげようにな 」


久賀瀬千晴

「 えぇ~~~~~~!?

  ……………………努力……しますぅ…… 」


 こ…これは大変な事になっちゃったよぉ~~!!

 こんなに有る棋譜帳から棋譜試験の棋譜がランダムで選ばれるなんてぇ──、こんなの未来が分かる神佛かみさまに教えてもらわないと無理だよぉ~~~~!!

 今まで以上に神佛かみさま同行二人(二人三脚)で頑張らないとじゃんかぁ~~!!


厳蒔弓弦

今日きょうは初日だ。

  私を相手に指導碁を打ってもらおう 」


久賀瀬千晴

「 えっ?

  指導碁……ですか?

  僕がげんじの先生に指導碁を打つんですか?? 」


厳蒔弓弦

「 そうだが。

  きみの実力なら出来る筈だ。

  自信を持ち打つ事だ。

  キノコン、棋譜の記録を頼めるか 」


キノコン

「 はいエリ。

  準備を始めるエリ~~ 」


 はぅあ~~(////)

 キノコンだぁ~~可愛いよぉ♥️♥️♥️

 《 マンモスこう 》で働いているキノコンと同じキノコンだぁ~~。


 [ 保健室 ]でもキノコンと囲碁した事が有るけど、も指導碁を打たれてるんだよね。

 指導碁打たれる事は有っても、指導碁を打つ事なんて無いから不安だよぉ~~。

 しかもだよ、初めて指導碁を打つ相手が、プロ棋士のげんじのづる先生なんて、これってなにかのばつゲームなのぉ~~??

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