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☀ 神様の言う通り  作者: 雪*苺
   数日後
18/24

⭕ それから 3 / 病院


──*──*──*── 病院 


──*──*──*── 病室


 いっちぃと一緒にけいに書きうつした棋譜をしゃ メして【 少年陰陽師★平安幻想異聞録 ~ 碁会所 ~ 】に送信した。


久賀瀬千晴

「 これで沢山セロカポイントが貰えるね! 」


壹禾

「 そうだな。

  よし、もっと対局してセロカポイントを貯めよう! 」


久賀瀬千晴

「 うん! 」


 僕はと囲碁を打つ。

 いっちぃが退院したら、おちゃん,おちゃんが管理人をしている《 かいしょ 》へ一緒に行く約束をした。

 囲碁の強いにぃちゃん,ねぇちゃんがてくれたら、いっちぃの棋力もがると思うんだよね。


 打てればのはなしになっちゃうけど──。

 久しりににぃちゃんの “ 8面打ち ” 見たいな~~。

 囲碁の強い8人を相手に指導碁で8勝しちゃうんだよね!


 にもい刺激になると思う!

 ねぇちゃんは、打ちかたから、初心者のとは打たせられないけど、勝負には非情さも必要だから、勉強にはなるかも……。

 ねぇちゃんは手加減もそんたくも一切しないし、トラウマを植え付けちゃうから、みんな打ちたがらないんだよね……。


壹禾

はる──おまえにさ、聞きたい事が有るんだ 」


久賀瀬千晴

「 聞きたい事?

  どんな事ぉ? 」


壹禾

「 ………………歩道橋の階段をがってたはるを見付けたとき──、はるの周りにさ…………変なかみがたをした学ラン姿の学生がただろ 」


久賀瀬千晴

「 え?? 」


壹禾

「 なんかさ、“ ヤバい ” って思ったから、慌てて俺も歩道橋の階段をがってあとを追ったんだ。

  はるが階段から足を踏みはずしたときには、はるそばた筈の学ランを着た学生の姿は消えていた…………。

  はるの知り合いだったのか?

  はるの背中を押して階段をりて行ったとも思えないし── 」


久賀瀬千晴

「 ………………変なかみがたをした学ランを着た学生──。

  それって……モヒカン,アフロ,パーマ,リーゼント,スキンヘッド,きんぱつだった?? 」


壹禾

「 あ…あぁ──。

  たしかにかみがただったかもだな…… 」


久賀瀬千晴

「 ……………………いっちぃ…………それって……誰かに話した?? 」


壹禾

「 いや……だ誰にも話してないぞ。

  はるに初めて話したんだ 」


久賀瀬千晴

「 ………………いっちぃ、その事は誰にも言わないでくれないかな…… 」


壹禾

なんでだ? 」


久賀瀬千晴

「 あのね…………その人達はね…………幽霊かも知れないんだ…… 」


壹禾

「 は?

  幽霊だって?? 」


久賀瀬千晴

「 うん……。

  僕ね、1度《 家 》に帰ってから《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》へ戻ったんだ。

  そのときにね、大型のタンクローリーが《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》に突っ込んでたんだけど──。

  [ 駐車場 ]にはいってた警察官に言われたんだけど…………《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》が出来るまえは《 》で──。

  20年くらいまえに6人の学生が《 》でヤクザにころされちゃったみたいなんだ…… 」


壹禾

ころされた?!

  その6人がはるそばを歩いてたって事かよ? 」


久賀瀬千晴

「 僕は歩道橋を歩いてた記憶は無いんだ……。

  《 家 》に帰るつもりで歩いてたんだよ。

  《 コン(コンビニエ)ビニ(ンスストア) 》から《 家 》のあいだには歩道橋なんて無いし…… 」


壹禾

たしかにそうだな。

  坂道は有るけど、歩道橋は別方向だもんな。

  じゃあなにか?

  《 家 》へ帰るつもりだったはるは、無意識に《 家 》とは反対方向に歩いていた──って事になるのか? 」


久賀瀬千晴

「 そうなっちゃうのかなぁ……。

  また同じような事が起きたら怖いかもぉ~~ 」


壹禾

はる……。

  任せろ、はる

  とおさんに相談してみるからさ! 」


久賀瀬千晴

「 えと……どういう事ぉ?? 」


壹禾

とうさんはさ、心霊系やオカルト系が大好きでさ、詳しい人をたくさん知ってるんだよ。

  顔が利くって言うかさ。

  で、その中でも一押しのはらい屋がるらしいんだ! 」


久賀瀬千晴

「 はらいや?? 」


壹禾

「 あぁ!

  なんでも、飛び抜けてすごい陰陽師がるらしいんだよ。

  TVテレビにも出てる有名人らしい。

  とおさんのコネではるの事を相談してもらうよ 」


久賀瀬千晴

「 ………………がとう……いっちぃ(////)

  でもいのかな…… 」


壹禾

はるなにも心配するな!

  ゴリ押ししてねじり込んでやるから安心しろって!

  はるは俺の師匠だからな。

  囲碁に集中が出来るように不安要素のは早目にんどかないとだろ 」


久賀瀬千晴

「 いっちぃ~~(////)」


壹禾

はるの家族には内緒にしとこう。

  わざ(わざ)心配させる必要も無いと思うし。

  これが切っ掛けで囲碁禁止令を出されたりしたら、困るし── 」


久賀瀬千晴

「 お父さん,お母さんなら言いそうかもぉ~~ 」


 神佛かみさまが〔 いいよ 〕って出されたとき、「 マジかよ 」って顔してたもん!

 都合のい理由に使われて囲碁禁止令を出されちゃう可能性は有るよ!

 内緒にしといてもいよね?


 〔 家族に話なさい 〕って教えられてもいやだから、神佛かみさまにはお聞き(お伺い)しないでおこうっと!

 《 家 》帰ったら、佛壇(御宝殿)まえすわって、神佛かみさまに「 御免なさい 」しとこう。

 神佛かみさまは気も長いし慈悲ぶかいから許してくれる筈だよ!!


壹禾

はる、もう一局だ!

  次こそははるからアゲハマを取るぞ! 」


久賀瀬千晴

まだ(まだ)いっちぃにアゲハマは取らせないよ~~ 」






???

「 おにぃ~~。

  元気してるぅ~~? 」


 誰かが[ 病室 ]にはいってたみたい。

 誰だろう??

 「 おにいちゃん 」って、いっちぃの事かな?


壹禾

……。

  なんだよ、久しりだな 」


螺美

「 おにぃったら、また囲碁してるのぉ? 」


壹禾

「 当たりまえだろ!

  俺は院生になって、プロ棋士になるんだからな!

  はるとは “ 初めまして ” だったよな。

  俺の囲碁の師匠だ! 」


久賀瀬千晴

「 初めまして……はるです(////)

  9歳で……小学3年生です 」


螺美

「 初めましてぇ!

  みやです。

  小学3年生なのに、おにぃの師匠なのぉ?

  おにぃ……小学生に教えてもらって院生になれるの?? 」


眞宮乃壹禾

「 なるんだよ!

  はるは強いんだぞ!

  はるの爺さん,婆さんはプロ棋士だったんだ!

  今は《 かいしょ 》で管理人をしてるらしいけどな!

  はるはプロ棋士だった爺さん,婆さんと毎日、打ってるんだ。

  強い相手と打ち放題なんだから、はるが自然と強くなるのは当然だろ。

  だよな、はる! 」


久賀瀬千晴

「 強いかは分からないよ。

  アマチュアの大会にも出た事が無いもん 」


眞宮乃螺美

「 だったら、アマチュア大会に出てみたら? 」


久賀瀬千晴

「 えと……僕は来週から《 囲碁教室 》にかよう事になっていて、院生になるからアマチュアの大会には出られないくなるよ。

  院生研修ってアマチュアの大会より優先されちゃうみたいだから…… 」


眞宮乃螺美

「 院生って忙しいのぉ? 」


久賀瀬千晴

「 どうかなぁ?

  プロ棋士をす為の院生だから──、囲碁ざんまいで囲碁けの生活になりそうかも? 」


眞宮乃壹禾

、専属執事のせつ

  まさか、1人でてないよな? 」


眞宮乃螺美

「 一緒にてるよ。

  せっちゃんは廊下に立ってるけど── 」


久賀瀬千晴

「 専属執事がるんだ。

  じゃあ、いっちぃにも専属執事がるの? 」


眞宮乃壹禾

「 俺の場合は専属メイドかな。

  俺は跡取りじゃないから、専属執事は付かないんだ。

  は女の子だから、誘拐されない為に護衛も兼ねた専属執事が付いてるんだ 」


久賀瀬千晴

「 そうなんだね。

  今、物騒だもんね…… 」


眞宮乃螺美

「 囲碁って面白いの? 」


久賀瀬千晴

「 人に寄るかなぁ 」


眞宮乃壹禾

、囲碁を知りたいなら、始めるまえ囲碁漫画を読めよ。

  囲碁の事が詳しくかれているんだ 」


 いっちぃは囲碁漫画をちゃんに手渡す。

 ちゃんはから手渡された囲碁漫画をパラパラとめくりながら読み始めたみたい。

 囲碁漫画は間違いなくおもしろいから囲碁の事を好きになってもらえるかも知れないね。

◎ 訂正しました。

  都合のい理由を使われて ─→ 都合のい理由に使われて

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