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☀ 神様の言う通り  作者: 雪*苺
   翌日 午前
14/24

✒ 病院 2


──*──*──*── 5階・病棟


──*──*──*── 病室


 スライドするドアをけて中へはいったら[ 病室 ]は個室だった。

 いっちぃの《 家 》は、おカネ持ちだからかな、個室の[ 病室 ]からランクの高さを感じるぅ~~。


お母さん

ゆうしょくの時間になったら迎えにるから、1人で病院ないを探検するんじゃないわよ! 」


 お母さんにビシッと言われた僕は「 車椅子でしないよぉ…… 」って言い返した。

 いっちぃはケラケラと笑って、元気そう。

 お母さんが[ 病室 ]から出て行くと、いっちぃが話し掛けてた。


壹禾

はる、怪我はしてないか? 」


久賀瀬千晴

「 うん……。

  いっちぃが助けてくれたから、かすり傷で済んだみたい。

  がとう、いっちぃ 」


壹禾

「 そっか。

  はるだいが無くて安心した! 」


 いっちぃははれ(ばれ)とた顔でニカッと嬉しそうに笑う。


久賀瀬千晴

なんで笑顔でいられるの??

  僕の代わりに怪我したんでしょ!

  部活の大会に “ 出れなくなった ” って聞いたよ!

  僕を助けた所為で、いっちぃは── 」


壹禾

「 そんな言いかたするなよ。

  歩道橋から落ちるはるを見捨てればかったって言うのか?

  見て見ぬ振りをして、とおり過ぎればかったって? 」


久賀瀬千晴

「 あ…… 」


壹禾

「 歩道橋から落ちるのが、はるじゃなくても、身体からだは動いてたよ。

  俺もさ小さい頃、知らない誰かに助けてもらった事が有るんだ。

  顔も名前も知らないけど、その人の御蔭で俺はきてるんだ 」


久賀瀬千晴

「 そうだったんだ…… 」


壹禾

「 そんな俺が、目のまえで危ない目に遭う子供を無視するなんて出来ない訳だよ。

  はるを助けたのはさ──、俺を助けてくれた人へのおんがえしでもあるんだ。

  その人がなんで見ず知らずの子供ガキだった俺を助けてくれたのか、理由は知らないけどさ、俺にとってはヒーローなんだ 」


久賀瀬千晴

「 じゃあ、僕のヒーローはだね(////)

  僕も困ってる子を見たら、いっちぃみたいに助ける!!

  助けてくれたおんがえしするよ 」


壹禾

「 ははは(////)

  言うなぁ、はるぅ~~。

  じつはな、部活をめるつもりでいたんだ。

  大会にも出ないつもりでいた 」


久賀瀬千晴

「 そうなの? 」


壹禾

「 あぁ──。

  だから、俺が大会に出られなくなった事を気にまなくていんだからな 」


久賀瀬千晴

「 いっちぃ…… 」


壹禾

「 俺さ、今の部活をめて、囲碁部に入部しようと思ってるんだ 」


久賀瀬千晴

「 え……囲碁部??

  なんで囲碁部に入部するの? 」


壹禾

「 これだよ、これぇ!!

  月刊囲碁に掲載されていた伝説の囲碁漫画!

  これ読んだらさぁ、もう囲碁を始めるしかないだろぉ!! 」


久賀瀬千晴

「 おちゃんの人生を変えちゃった漫画──。

  いっちぃも読んでたの? 」


壹禾

「 まぁな!

  クラスに囲碁部の部員がてさ、聞いてみたんだよ。

  俺は囲碁なんて知らないからさ、漫画を読む為だけに部室へ行ってた訳だけど──、DVDも見せてもらったんだけど── 」


 それから僕はから囲碁部のはなしを聞く事になった。

 どうやらは本気で今の部活をめて、囲碁部へ入部する気でるみたい。

 囲碁に対する情熱が半端ないよぉ~~。






壹禾

「 ──ふぅ……。

  そんな訳でな、俺は囲碁部に入部したいんだ。

  にも関わらず、顧問や部員達が許してくれなくてさ──、困ってたんだよ。

  でな今回のコレだよ!

  はるを助けた事で、俺は全治2ヵ月の入院だ。

  大会にも出られない状態だぞ。

  この絶好の機会チャンスを最大限にかさなくて、どうするよ!!

  ピンチがチャンス、まさに今の状態じゃないか!! 」


久賀瀬千晴

「 そ…そうだね…… 」


 いっちぃって転んでもただでは起きない人みたい。

 たくましいなぁ……。

 落ち込んでなくてかったよぉ(////)


壹禾

「 それでだ。

  はるに頼みが有るんだ 」


久賀瀬千晴

「 頼みってなに? 」


壹禾

「 俺が退院する迄、俺と囲碁を打ってほしいんだ。

  はるはプロ棋士だった爺さん,婆さんと打ってるんだよな?

  《 かいしょ 》にも行ってて、いろんな人と打ってるんだろ 」


久賀瀬千晴

「 う…うん……。

  筋はいって言われてるよ。

  本格的な囲碁アプリで練習も出来るし…… 」


壹禾

「 囲碁の初心者の俺に、囲碁の基礎とを教えてほしいんだ 」


久賀瀬千晴

「 うん、いよ。

  スマホ(スマートフォン)アプリに【 少年陰陽師★平安幻想異聞録 ~ 碁会所 ~ 】って言うゲームが有って、ダウンロードすると遊びながら棋力をげれるよ。

  普通にアプリをダウンロードすると有料だけど、《 セロッタ商会 》の公式ホームページはいって、セロカ会員の登録をしてから【 少年陰陽師★平安幻想異聞録 ~ 碁会所 ~ 】の公式ホームページはいると、アプリを無料でダウンロードする事が出来るんだ。

  本来なら課金して購入するアイテムもセロカ会員ならセロカポイントを使って、アイテムを購入する事が出来るよ。

  セロカ会員の特典で日曜日には必ず100ポイントもらえるし、棋力ががるたびボーナスアイテムが貰えるよ。

  セロカ会員だと、キャラクターの会話が全部FBフルボイスで聞けるし、会話にスキップ機能も使えるし、過去の会話を文章で読み返す機能も使えるよ。

  読み返しをボイス付きで聞く事も出来て、囲碁を打つ以外の楽しさも有るよ 」


壹禾

「 詳しいな、はる…… 」


久賀瀬千晴

「 うん!

  おちゃん,おちゃんから教えてもらったんだよ。

  《 かいしょ 》にて囲碁を打ってるみんな、【 少年陰陽師★平安幻想異聞録 ~ 碁会所 ~ 】のプレイヤーだよ。

  アプリゲームで練習して、《 かいしょ 》で実戦してるよ。

  《 かいしょ 》に支給されてる専用のけいに記録した棋譜を写メって送信すると、ボーナスポイントで1000ポイントが貰えちゃうんだ。

  1000ポイントって大きいから、みんなかいしょ 》にたら積極的にいろんな人と対局するんだよ。

  棋譜にもランクがあってね── 」


 僕は記録する棋譜のランクについて出来る限り、分かり易くに話してみた。

 いっちぃは身を乗り出して僕の説明を聞いてくれる。

 まえのめりに興味しん(しん)一寸ちょっと怖いかもぉ~~。


壹禾

「 今の俺にはむずかしくてく分からないが──、棋譜にもピンからキリまで有る訳だな 」


久賀瀬千晴

「 そうだね。

  初心者の棋譜と上級者の棋譜は違うから……。

  いっちぃと僕が[ 病室 ]で打った棋譜を《 かいしょ 》に支給されてる専用のけいに棋譜を書き写して、写メって送信してもボーナスポイントが貰えるよ。

  セロカ会員になれるのは中学生からだから、いっちぃならぐにセロカ会員の登録が出来るよ。

  セロカ会員だと全国に在る《 かいしょ 》へ簡単にフレンド登録が出来るし、【 かいしょ検索 】すると現在地から近い《 かいしょ 》を教えてくれて、丁寧に案内してくれるナビ機能を無料で使えるよ 」


壹禾

「 中学生からセロカ会員の登録が出来るんだな。

  よし、早速してみるか!

  会員登録の出来ないはるは有料アプリ版をダウンロードしてるのか? 」


久賀瀬千晴

「 僕は小学生だから、家族登録してもらってるよ。

  おちゃん,おちゃん,お父さん,お母さんもセロカ会員だから、子供は家族登録してもらえるよ。

  家族共有カードを発行して貰えて、その中にセロカポイントが貯まってくれるんだ。

  中学生になったら、家族共有カードを僕の個人カードに変更してもらえるよ。

  囲碁をしている小学生はみんな、僕みたいに家族登録してて、家族共有カードを発行してもらえてるよ 」


壹禾

「 そうなんだな 」


久賀瀬千晴

「 セロカポイントは1000ポイントずつ現金でキャッシュバックも出来るから、院生を目指してる子達はセロカポイントを貯めてたりするよ。

  院生にもタダではなれないから、あるていの金額を確保する為にセロカポイントを活用する方法も有るんだ。

  だから子供のときから《 かいしょ 》へ足を運んでいろんな人と対局して、棋譜を写メって送信しては、セロカポイントを貯めてるよ。

  家族共有カードには現金チャージ機能は付いてないし、支払いにも使えないから買い物をしてセロカポイントを増やす事も出来ないんだよ。

  だから、たくさを囲碁をして、棋力をげながらセロカポイントを地道にコツコツと貯めてるんだよ 」


壹禾

「 そうか、院生か──。

  そうだよな、どうせ囲碁をするなら院生を目指して、プロ棋士にならないとな!!

  ずは院生か!

  よし、はる、2人で院生になろう! 」


久賀瀬千晴

「 え゛っ!?

  僕も院生になるのぉ~~? 」


壹禾

「 当たりまえだろ!

  弟子が院生になるのに、師匠が院生にならなくて

  弟子の俺が院生を目指すんだから、師匠のはるも院生になるんだよ!

  2人で院生になって、プロ棋士をそうぜ!! 」


久賀瀬千晴

「 いっちぃ…………プロ棋士って、一般人が思ってる以上に結構ハードな生活だよ。

  肉体的にも精神的にもヤバいんだよ。

  趣味で囲碁を楽しむくらいがちょういと思うんだけど…… 」


壹禾

はるっ!

  今から弱気になるな!

  はるは俺より囲碁歴の長い先輩じゃないか。

  俺よりさきに院生になって、弟子の俺を鍛えてくれ! 」


久賀瀬千晴

「 えぇ~~~~。

  僕が院生……。

  [ 病室 ]に戻ったら相談してみるよぉ……。

  《 かいしょ 》にフレンド登録したら、院生になる為の手順とか見れるから参考にしたらいよ…… 」


壹禾

「 おぅ!

  がとな、はる! 」


 いっちぃは嬉しそうに笑う。

 僕も院生にならないといけない流れになっちゃったよぉ~~。

 お母さんは放任主義だから好きにさせてくれそうだけど、僕にサッカーをさせたいお父さんは反対しそうだなぁ……。


 なんか、えらい事になっちゃったぁ~~~~。

 神佛かみさままで分かってて、10回も[ だめ ]って教えられたのかなぁ……。

 どうしたらいんだろう~~~~。

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