よろず屋 1品目
初めての投稿で慣れていないところもありますが多めに見ていただければ幸いです。
私は奴隷のように生きてきた
ボロボロで「寺山 茜」(てらやま あかね)と書かれた薄ピンク色の筆箱、水を吸ってベラベラな教科書をカバンに入れ、バケツの汚れた水を何度も被って汚れた制服を身にまとって家を出た
茜の唯一楽しい時間は登下校の時間だった
人と関わることがないから
今日もいつも通り隠された上靴をゴミ箱から取り出し、マジックで汚れた机を撫で、席に着いた
いじめっ子リーダーの 原 琴音は今日も私をクスクス嘲笑う
わざと大声で
そんなことはもう当たり前だったので徐々に辛くなくなっていった
学校から帰れば
親は「早くバイトいって金を稼いでこい」と言う
妹の美羽も「そこに突っ立ってんだったら少しは家族の役に立てることしなよw」って
私は家族全員分のお金を稼いでいる
毎日ヘトヘトになるまで働いている
(何もしていない家族が私を責めるのはおかしくない?)
そんな気持ちを茜はグッと堪え、バイトに向かった
夜9時
晩御飯の準備を忘れてバイトに向かってしまったので家族分のご飯の用意ができていない
また怒鳴られ殴られる
帰るのが憂鬱になる
(どうせ怒られるのなら公園でも寄ろうかな....)
そう思い小さなベンチと滑り台しかないような公園によった
こんな夜遅いのに5才くらいの子供が遊んでいた
ショッキングピンクの厚めのパーカーを着た女の子が立っていた
(夜遅いのに....)
けれどそばに大人の女性がたっていた
(親かな?)
けれどすぐ親では無いことがわかった
目がただれ、口が裂け、この世のものでは無いことが一瞬にしてわかった
私は昔から霊が見える
霊はいいものばかりでは無い。悪い霊、悪霊だって沢山いるのだ
5才くらいの女の子興味津々でが霊の方へ近づいていく
私は叫んだ
必死に
喉が裂けるくらいに
「近づいちゃダメ!!!!逃げて!!!!」
私は小さな頃に悪霊に友達が襲われたことがある
友達のようになってほしくない
もう被害者を出したくない
こんな感じで書いていきますので今後もよろしくお願いします(*^^*)