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思い出したこと

その後も何気ない会話が続いていき、配信ボタンを押してから1時間が経過していた。それこそ、記憶がなくなる前の話を聞かれる時は毎回すこしだけ緊張してしまってはいたが。


「今回の配信はこれくらいにしておきますか!次回の配信については他のSNSで連絡させてもらいますね!」


《楽しみだ!》

《これはリピ確定》

《普通にゲーム配信も見てみたいな》


レンタル彼女ということを言うこともなく、最初の配信は終わった。

様々なSNSを確認してみても、天星 夏についてプラスのコメントが多く、最初としては良い配信だったと言えるだろう。


こうやって配信を成功させることができたのは、足立さんのお陰でもあるし、色々な人が支えてくれたからだ。

全員に挨拶くらいはしないとな、と思い、配信が切れているか確認する。配信の切り忘れで炎上してしまうVtuberなどもいるので、ここには注意しないといけないのだ。


さてと...。

俺は配信が終わって安心している凛音に声をかける。

「凛音、初配信はどうだった?」

俺が疑問を投げかけると、

「結構たのしかった。記憶を無くす前の自分がやりたいって言っていたこも理由がわかるわ」

と楽しそうに語ってくれた。


俺はそうやって凛音と話している時間をもっと長く取りたかったが、俺がVtuberを凛音に無理してやってもらった理由を思い出す。

それは


記憶を取り戻す手がかりが欲しい


という目的だった。

小瀬川 凛音の記憶をなくす前の思いとして書き綴られていたVtuberに対する思い。

それを思い出してくれるかと感じて、Vtuberに挑戦してもらった。



「ところで、何か思い出したか?」

俺は率直に疑問を投げかける。


すると凛音は少し悩んだような仕草をした後に嘆いた。



「少しだけ、思い出したことがあるの」


お久しぶりです。

少しずつ更新していきますね。

最後まで完結が目標です!

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