勉学に力を入れます。
魔法がイマイチ??
記憶を取り戻してから1ヶ月が過ぎた。その間もボケーっと過ごしたわけでは無い。
ふと、自分の周りを見渡した時、自分の将来のためになる家族以外の大人が余りにも少ない事に気が付いた。
一応、淑女教育・前世で言うところの一般教養・ダンスレッスン・魔法の勉強等、家庭教師の先生はいた。
しかし、おべっかばかりで腫れ物に触るような態度。まともな教育なんてしてくれない。
まあ、それは以前の私の性格のせいでもあるのだけど。
このままでは学園に行った時確実に落ちこぼれ確定になる!と危機感を感じた私はお父様に相談し、家庭教師の先生方を一新してもらった。
一般教養に関しては前世で大学まで出ていた私にとっては簡単、と言うより乙女ゲームの世界だからか、中学生レベルの理解が有れば大人でも結構優秀扱いされてしまう様で、早速天才扱いされてしまった。
「もっとハイレベルな内容に致します!」
と、父曰く学術研究所所長自らの推薦というウィスタリア帝国一の学者が、感涙を流しながら意気込んでいた。
そこまで凄い人じゃなくても良かったのに。
淑女教育やダンスレッスンは以前の私の時から好きだったので(見栄っ張りの血が騒ぐのさ)先生がスパルタになっても難なくクリア。
今度、先生のお家で開催される大人の女性たちのお茶会に特別に呼んで頂ける約束まで取り付けた。
で、魔法の勉強なのだけど…。
私の魔法属性は水で、元々センスが無かったから、出来ても流れている水をちょうちょ結びにする事ぐらいが関の山で、攻撃力も防御力もあったもんじゃ無かった。
挙げ句、前世での魔法なんざ無いっていう感覚のせいで余計魔力がコントロール出来ないという結果に。
先生も努力は認めてくれるのだが、兄達に比べれば少々見放されている感は否めないのだ。
半分諦めてはいるが、学園に入った後万が一窮地に陥った時魔法が使えないのは死活問題かも知れない恐怖がある。
知識で勝負しないといけないため、自然と座学に力が入る。
それと同時に、攻略対象についても対策を考えていかないといけない。
攻略対象二人目は、ヘンリーお兄様なのだ。
ここまでお付き合い頂きありがとうございます。