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頭に衝撃が走った。

前世なるものを、思い出したようです。

青天の霹靂、そんな言葉が頭の中を駆け巡った。




レティシア・アルバイン公爵令嬢。ウィスタリア帝国の三大公爵に名を連ねる、アルバイン公爵家の一人娘、帝国一の美少女と謳われている。


光の加減で薄紫にも見えるプラチナブロンドのストレートの長い髪、吸い込まれそうなほどの濃い青い瞳、透き通った白い肌にパッと咲く少しぽってりとした形の良い赤い唇。


儚げに映るその容姿は、見る者を魅了し自然と跪かせるある種の魔の魅力を秘めている。


しかし、その美しさとは裏腹に、蝶よ花よと育てられ、我が儘放題に育った娘は、徹底的な選民主義者と成長し、嗜虐趣味に明け暮れ、身分と権力を傘に着て財力をひけらかした。


そして、一目惚れした皇太子を自分のものにせんがため、父親にせがみにせがんで皇太子の婚約者の座を掴んだが、しかし、皇太子に全く相手にされず、挙句、皇太子が惚れた商家の娘に犯罪紛いのいじめや嫌がらせをし、最後は断罪され実家からも追放されてしまうのだった…。


コレが私が前世でハマってやり込んだ乙女ゲーム「トゥルーラブ〜6人の素敵な王子様〜」の皇太子「レオナルド・ウィスタリア」通称レオ様ルートに出てくる悪役令嬢のざっくりとした説明だ。


この令嬢、最初こそ少し哀れで可哀想に思えたが、ゲームを進めるうちに性根の腐った根性悪さと、人を人とも思わない嗜虐性に、やってるコッチが辟易したものである。


ちなみに、この乙女ゲーム、マルチエンディング方式でノーマル、ハッピー、トゥルーと3種類存在する。


ノーマルは初見で誰もが到達するエンド。平たく言うと「お友達エンド」である。攻略対象と結ばれず、これからも仲良くしてね!なエンドだ。


ハッピーは言わずもがな、攻略対象と結ばれ2人は末永く幸せに暮しましたとさ!なエンド。めでたしめでたしだ。

ハッピーエンドでは、攻略対象全員、ウィスタリア帝国内のセント・ステファン大聖堂で盛大な結婚式を挙げるスチルが手に入る。

コンプリート欲に良い感じで刺激を与えてくれた。


攻略対象によって、ちょっとずつヒロインのウエディングドレスのデザインが変わるので、それも楽しみの一つだった。

最後のトゥルーだが、コレが少々曲者なのだ。


トゥルーすなわち真実。ここで初めて攻略対象者の秘められた裏設定と言っても良い設定が出てくる。


ドSだの、ドMだの、ヤンデレだの、極度のシスコンだの、腹黒だの、メンヘラだのと出るわ出るわ。

正直、トゥルーだからとて決して幸せなエンディングとは言い切れない。


そのくせ、到達するためにはかなり時間と根気が必要なので、やり込みたいゲーマー心にかなり火が付いた。

コッチの精神力がゴリゴリ削られたのは言うまでもない。


で、このゲームの舞台はというと、ベタに王立魔法学園。

何気にファンタジーの世界なのだ。ウィスタリア帝国は、魔法が当たり前にある世界。


魔法の属性は、水・火・木・土・風・光・闇の七属性。実際、ゲームの中では物語の進行上、属性が語られてはいたが、攻略にはさほど重要視されていなかった。


ヒロインは、平民で商家の娘でデフォルト名は「ハンナ・マルゴット」。マルゴット商会のお嬢様。


下手な子爵家や男爵家よりお金持ちの商家だが、義理人情を重んじ、お客に対して身分で態度を変えたりしない。

主人公のキャラデザは、後ろ姿ばかりだったので容姿は正直分からない。


性格も、プレイヤーの選択肢によって変わるのでハッキリと描かれていた訳でもなかった。


で、ここまで思い出した私はと言うと…。

レティシア・アルバイン公爵令嬢その人だった。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。

これから、ポツポツと書き進めて行きますので、宜しくお願いします。

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