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あの日の君を、僕は探す。―from world' an end―  作者: 岩尾浩
第一章[朝―始まりの日]
4/4

SS-1[焼きそばパン戦争]

皆さん、お久しぶりです。さて、今回の作品は恋愛です(笑)色々とありまして、全部の作品を統合した恋愛の作品にしたいと思っていますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。それでは、今回はSS(ショートストーリー)の第一回(SSでは少しふざけた要素も入れてみようかな、と・・・笑)です!前話の続きで、焼きそばパンが・・・!?というお話です(笑)

それでは、どうぞ!

「よし、やってきたぞパン購買ィ!」


「まて、まて智也。落ち着け。焼きそばパンを買うって、正気か!?」


「もちろん。俺はチャレンジャーだ」


「お前な・・・」


と、俺が言ったその瞬間、ごつい大男が10人ほど来た。


「ほら、来ちまったよ、アメフト3年」


パン購買で焼きそばパンが買えない理由。それはこのアメフト部の3年だ。なんで買えないかはおそらく想像がつくであろう。


「よっしゃ、行くぜぇ!」


智也が突っ込んだのと同時に購買の販売が始まった。


「うおォォォォォォォォオ!」


そして彼はとうとうアメフト部の前に出た――が、


「おう?お前一年かぁ?いい度胸してんじゃねぇか」


いけるか・・・?


「おぉ・・・俺は焼きそばパンを買いに来た!それだけだっ!」


おぉ!言った。


「ほほぅ。じゃあやったるで?」


「え・・・」


智也の周りをアメフト先輩が取り囲む。あーあ。だめだこりゃ。


――10分後――


「はぁ・・・はぁ・・・。く・・・そぉ・・・」


髪の毛がボサボサになり、息を切らして帰ってきた智也の手にはサンドウィッチが握られている。


「だからやめとけって言ったのに・・・」


と言いつつもその姿に思わず吹き出してしまう。


「お・・・俺は止まらねぇからな!止まらない限り、道は開けるっ!」


「おま・・・それは・・・」


そのままバタン、と倒れる。


「止まるんじゃ・・・ねぇぞ」


それオ█ガ。アウトだから・・・。

床に人差し指を立てて倒れたオル・・・智也にパンを投げる。


「おらよ」


ぽす、という音を立てて智也の背中に落ちた。


「何の用だ・・・」


達也がいやいや起き上がり、そのパンを見た瞬間、「うぉぉぉぉ!」と完成をあげて踊り出した。


「え?なんでお前、焼きそばパンもってんのぉ〜!」


「お前らが取っ組み合いしてるときに普通に買えたわ」


「えー!なんでー!お前すげー!」


「騒ぐな。まあアメフト部来るぞ」


アメフト、と言った途端に血の気が引いたような顔になった。多分、相当なトラウマになったのであろう。

智也は馬鹿だとしか思えないが、やっぱりいいやつなのかもしれない。俺もあんぱんを購買で買ってきて、智也の有り様を再び笑ってやった。


fin.

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