新しい自分と規格外なステータス
アカトシュが去り達也を包んでいた黒い霧は消えていき彼が姿を現したが何かが違う、もはや元の達也の姿ではなかった茶髪ウルフカットで茶眼の彼だったが今の彼は長い銀髪と目付きは鷹のように鋭くルビーのような美しい赤眼で中性的な顔立ちの美青年になっていた
「あ…貴方本当に榊原達也様…?かっこいい…//(小声)」
質問するレティ
「そうだ…私は新大邪神…榊原達也だ…ところでレティさん最後なんて言ったんだ?うまく聞き取れなかったのだが…」
気弱な性格だった達也が冷静沈着になっていたレティの最後の一言は聞き取れなかったらしく質問するも…
「な…なんでもありません!///それよりステータスを確認しましょう‼︎//」
慌てふためきながら水晶玉を出すレティ達也はそれに手をかざすと極めて強い赤い光に包まれ達也のステータスが表示された
タツヤ サカキバラ
Lv1
称号 大邪神(破壊神)
属性 ---(全属性適正)
神格ランクSSS
攻撃力 測定不能
魔法攻撃力 測定不能
防御力 測定不能
魔法防御力 測定不能
瞬発力 測定不能
魔力 ∞
加護 大邪神の加護
ユニークスキル〈???〉〈不死身の肉体〉
スキル〈死者兵士作成〉〈変身能力〉〈神罰執行〉〈絶対的権力〉〈時空操作〉〈天変地異の術〉〈即死能力〉etc
「Σ⁈これ…チート以上のチートではないか‼︎だけどLv1か…新しい肉体だからか…?まあいい…能力は申し分ないのだからレベル等あっという間に稼げるだろう…」
冷静な性格になった達也でもこのステータスには驚愕し嬉しいどころか余りにも規格外すぎる能力に唖然としていたが直ぐに平常心を取り戻しレティに頼み事をした
「レティさん…大女神アリシアの元へ行けるか?」
するとレティは
「そう言うと思っていました…彼女の元へ連れて行く事はできます…ですが…その指示には従えません 達也様をアリシアのいる天界に連れて行ったら間違いなく彼女を殺すでしょう?」
と話すレティ
「奴は私の仇だ…なぜ殺すのを止める…?」
質問する達也
「いいですか?全宇宙は創造神である大女神アリシアと破壊神である大邪神という2人の神の力でバランスが保たれています…そのバランスが崩れるとどうなりますか?…全宇宙全世界は何も無いただの無の空間になるのですよ?」
それを聞いた達也はあいつのために関係の無い美沙を巻き込みたく無い…でもあいつを殺したいと思いで葛藤していたが答えは決まった
「わかった…アリシアを殺しはしないよ…あいつの為に全てが消えるのも癪だからなあ…でもこのままじゃ私の腹の虫が収まらない殺しはしないが二度と舐められた態度とらせない為にボコボコにするのはどうかな?」
とレティに告げると
「殺さないのであれば大丈夫です 私もあの女神に酷い扱いを受けましたからね わかりました達也様を天界へお連れ致しましょう 私の肩に手を乗せてください」
達也はレティの肩に手を乗せ
「では行きましょう」
レティは達也を連れ瞬間移動し天界へ向かうのであった