アカトシュの最期 新たな大邪神の誕生
「やあ…君が榊原達也君だねえ〜おいらがアカトシュだよお〜よろしくね〜」
不気味な姿に似合わない明るい口調の大邪神に達也は拍子抜けしレティに本当に大邪神なのかとひそひそ話しのように小声で確認した
「あの…レティさん…この人本当に大邪神なのでしょうか?」
するとレティさんは困惑した表情になったがこくんと頷いた
「はい…認めたくはありませんが…間違いなくこのお方こそがアカトシュ様でございます…」
するとアカトシュの目が青色に光り強い念力と思われる能力でレティのスカートをめくりはじめた…レティの履いている純白のレースが付いたTバックの下着が露わになった
「ぶっ////(鼻血吹き出し)レ…レティさんのお尻///」(達也)
「きゃあああ!////アカトシュ様!////いい加減にセクハラやめてください!///」(レティ)
スカート抑えながら悲鳴をあげるレティすごくエロかった…
「ははは…いやいやすまないすまない…4000年君と一緒にいるが君のお尻エロ可愛くてな…」(アカトシュ)
「ははは…じゃないですよ!///これだけは恥ずかしくて慣れないんですからね!もう何度言えばわかるのですか⁈////」(レティ)
念力止め笑いながらレティに謝罪するアカトシュ…4000年も続けているとはとんだ超スケベ親父だ…恥ずかしくて涙目になりながら睨み抗議するレティ
「あの…アカトシュ様…?お取り込み中悪いのですが…僕にご用とは?」
埒が開かなそうな喧嘩を始めたため見兼ねた達也が割ってアカトシュに質問する
「ん?ああ〜そうだったなあ〜いやね?おいらはそろそろ寿命で死ぬから君が新たな大邪神になってくれないかなあ?もし引き受けてくれたら特典としておいらの能力全て君にあげるからさ〜」
突然の大邪神の爆弾発言で僕は何も言えなくなり呆然としていた ぼ…僕が大邪神⁈とあまりの衝撃で只々棒立ちする達也
レティも驚いた表情でアカトシュに質問する
「ど…どういうことですか⁈アカトシュ様あろうとお方がなぜこのような人間に大邪神の座を⁈」
このような人間とは失礼な女だ…と達也は思ったが黙っていた
「どうもこうも…おいらはそろそろ寿命で死ぬからと言ったじゃん?と言ってもあと数千年は生きるんだけどねえ〜それに榊原君の余りにも残酷な過去と大女神アリシアからの酷い仕打ちが目に余って堪え難かったんだよぉ〜そして追い打ちをかけるかのように憎むべき奴から無残に殺されたから今迄の我慢にも限界を感じ…生涯に一度だけしか使う事ができない【魂の融合スキル】を今日榊原君に使おうと思うんだよ〜彼の魂を呼んだのはその為さ」
と答えるアカトシュ
「一生に一度しか使えない【魂の融合スキル】?それは一体…?」
レティが質問する
「いやあ我々神はね生涯に一度、自分の魂と他の生物の魂が融合して新たな生き物として生きることができるんだよ!」
とレティに答えるとアカトシュは達也の方を見て
「ただしデメリットがある融合したらどちらかの意思が消える…そして融合した魂は二度と分離することはせず、その魂として生きる…永遠にね…だけど榊原君心配するな消える意思はおいらにしとくよぉ〜おいらの全てを君にプレゼントするつもりだったからねえ〜まあ君にくるデメリットは姿は人間だけど人間ではなくなる事…記憶は変わらないが人格は少し変わるねぇ〜そして最後に前の肉体は使えず新たな肉体を作らねばならない…この3つだねえ〜まあ肉体の方は任せてとびっきりの美青年にしてあげるよ どうだい?この契約に乗るかい?」
達也はすごく悩んだが今まで自分を苦しめてきたあいつらに復讐できるならなんだってしてやると遂に決意し
「その契約…乗りましょう…アカトシュ様」
とお辞儀をしながら答える達也 するとアカトシュは
「よし!よく言った!では始めるぞ!」
アカトシュは黒い霧となり達也を包みはじめた…完全に彼を包んだ後アカトシュがレティに向かってこう言葉をかけた
「今まですまなかったねえ〜レティ…今日で君とはお別れだがおいらは君の事を忘れないよ…信頼できる部下であり何よりも娘のように思っていた…ありがとう世話になったなあレティ…」
そう言い終えるとレティの目から涙を零しこう呟いた
「アカトシュ様…私も貴方様の事を…」
レティはそう言い終わる前に達也とアカトシュは完全に融合しアカトシュの意思は消滅した
古き神は去り新たな神が誕生した瞬間である