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勝利とも言える

 俺の目の前にユリアスが跪いている。首を落とす前にちょっと考えたんだが、こいつってレブナントなわけじゃん? レブナントの癖にこんな疲れるか? それに痛みは感じないわけだし、俺の前に跪いている理由が無いよね?

 ……ってことは罠じゃん! そう思って俺は咄嗟に距離を取ろうとするが、不意にユリアスの頭が上がり、俺を見る。


った』


 ユリアスの眼に勝利を確信したかのような輝きが宿り、その直後ユリアスは口から何かを吹き出した。

 それは小さな石礫、魔法で作った口の中に作り出した物であった。それが俺の首筋にあたり、血が噴き出る。

 マジか? そう思った瞬間にユリアスは俺に飛び掛かる。四つん這いで跪いている状態からのその動きは獣そのものであった。首の傷は深くは無いが、浅くも無い。俺が回復魔法で傷を治すべきか判断する隙を狙ってユリアスは行動したのだろう。

 そのまま押し倒された俺にユリアスは馬乗りになる。


「俺が最強だ」


 ユリアスは勝ち誇ったように俺に言う、だが甘い。ユリアスが俺に対して馬乗りになった直後にユリアスの頭に銃弾が直撃した。

 撃ったのはヨゥドリである。ヨゥドリは砲撃に際してさっさと身を隠し、全くの無傷で戦闘も可能な状態だった。とはいっても、ヨゥドリが無事で戦えても状況は変わらない。


「効かねぇな」


 ユリアスは銃弾が頭に直撃しても全く無傷。注意して見てみると、銃弾が当たった部分は石に覆われていた。これなら銃弾が通らなくても仕方がない。


「これをやると魔力の消耗が激しいから嫌なんだがな」


 ウンザリするような口調と共にユリアスの全身を黒曜石の鎧が覆い始める。


「見た目ほど頑丈でもないし、動きも鈍る。ただまぁ、殴り殺すだけならこれが一番でもある」


 黒曜石の鎧がユリアスの全身を覆い隠す。その見た目は全身鎧に身を固めた騎士であるが、鎧の部分は肌に張り付いているのか、人のラインがハッキリ分かり、鈍重な印象は全く無い。むしろ、普通に鎧を着るよりも細身であり、素早そうにも見える。

 だが、実際には鈍重なんだろう。現に俺に馬乗りになっているユリアスの重量が激増し、俺が潰されそうになっている。


「〈石鎧〉の魔法というんだが、教えてやる必要は無いかもな。どうせ殺すし」


 こいつ戦闘に関しての引き出しが多すぎませんかね? 俺がそんなことを思っていると黒曜石の拳が振り下ろされた。

 流石にこれを顔面で受けるのは無理なので、俺は顔を左腕で庇い、石の鎧で覆われたユリアスの拳を受け止めた。直後、俺の腕から鈍い音がして、激痛が走る。


「いってぇぇぇぇぇ!?」


 思わず叫び、同時に今までにないほどの力が沸き上がって、ユリアスを撥ね退けようとするが、ユリアスは微動だにしなかった。馬乗りになった状態で何とかできるような重量じゃなかった。

 正直言って、生きてきた中で一番ヤバい状況かもしれない。


「よっしゃ、悲鳴をあげたな」


 鎧で顔が隠れているため、表情は分からないが、ユリアスの声には喜びが感じられる。人が痛そうなのを見て喜ぶとか、そういうのは良くない。良くないので――


「ヨゥドリ!」


 ヨゥドリに何とかしてもらおうと思い、声をかけるが、ヨゥドリはユリアスに銃を撃ち続けるだけで何も出来ていない。そんな豆鉄砲じゃ、コイツの鎧は抜けねぇんだから! 体当たりでも何でもして、俺の上から退かせ!


 俺のそんな思いが届いたのか、動ける冒険者たちがユリアスを俺から引きはがすために、ユリアスに掴みかかろうとする。だが――


「邪魔」


 ユリアスが腕を振り回しただけで、近づく冒険者の体が粉砕される。まぁ、仕方ない。普通に殴っただけで、人間を撲殺できる腕力があるのに、それに鎧の硬さと重さが加わったんだ。下手な打撃武器なんかよりも遥かに威力があるんだし、人間が普通に食らって耐えられる破壊力じゃない。

 ユリアスを俺から引きはがそうと近づく冒険者が紙のように引きちぎられていく。だが、それも無駄じゃない。近寄ってくる冒険者連中を払いのけようとするユリアスは、俺に馬乗りになっているものの上体が起き上がっており、体勢に安定感がなくなっていた。


「お前が邪魔だ!」


 俺は〈強化〉を全力で使い、ユリアスの撥ね退ける。ユリアスの体勢に安定感が無くなっていたからできたことで、運が良かっただけだ。次があったとしても、同じことは出来ない。

 俺は逆に俺に押し倒された形になったユリアスの頭に剣を突き立てようとする。だが、石の鎧に防がれ頭を貫通するところまでは行かない。しかし、力を込めていれば、すぐに鎧は貫通できる。ユリアス自身、身にまとう鎧の重さのせいで起き上がることに難儀しているようなので、反撃の手段も無いだろうから、このままいけるはず。


「〈石鎧〉解除」


 だが、俺の目論見は外れ、ユリアスのその言葉と共に石鎧が破裂し、その衝撃で俺も吹き飛ばされる。破裂によって石の鎧は石片になって、俺に直撃したが、鎧を着ていることもあってダメージ自体は殆どない。


「まったく、魔力が無駄になったじゃねぇか」


 ユリアスが立ち上がり、吹き飛ばされた俺を見据える。対する俺もすぐさま体勢を立て直し、ユリアスを見る。ユリアスの手に武器は無い。俺も武器は落とした。であるならば、次に取る行動は決まってる。


 素手で殴り殺すだけだ。


 俺はそう思って、ユリアスに突進する。だが、ユリアスは突っ込んでくる俺を悠々と迎え撃つ構え。それもそのはずで、ユリアスの手には剣が握られていた。〈念動〉で俺の剣を呼び寄せたんだろう。

 流石に丸腰で奴の相手はしたくない。俺は落ちていた剣を拾い上げながら、ユリアスに突っ込む。


「なまくらで俺がれるかよ」

「良い得物を持って俺がれてない奴が言うな」


 左腕は使い物にならないので、俺は右腕だけで剣を振るい、ユリアスの頭に向けて剣を横なぎに払う。その一撃を軽々と受け止め、ユリアス俺の頭に真っすぐ剣を振り下ろす。受けたら剣ごと斬られそうであったので、俺は即座にユリアスの腹を蹴り飛ばし、ユリアスを遠ざける。


「ビビるなよ」


 ユリアスはすぐさま距離を詰め、俺の胴体目掛けて袈裟切りに斬りかかる。俺はその一撃をユリアスの剣の腹を叩くことで弾き、反撃に突きを放つ。だが、頭を狙った突きは首を振るだけで簡単に躱され、同時に弾いた剣が返ってきて俺に襲い掛かる。

 避けるのも躱すのも無理だった。なので、俺はあえて距離を詰め、ユリアスに体当たりする。俺の体当たりを食らったユリアスが仰け反り、俺に振られた剣の軌道が外れる。


「人のことを言っている場合か?」


 密着状態で俺は剣を振る。自分の体に巻き付けるようにして放つ、超至近距離での斬り上げである。それが反応の遅れたユリアスの顎をかすめる。

 レブナントは血を流さないので、出血の有無で傷の判断はできないが、それでも顎がほんの僅かでも欠けていたら分かる。ユリアスは自分が攻撃を食らったことを理解し、後ろに飛び退く。それを追い、俺も踏み込む。


「ちっ」


 明らかに舌打ちをしつつユリアスが剣を振り上げる。攻撃というよりも、俺に距離を詰めさせないための牽制である、俺はそれを剣で払い、更に一歩距離を詰め、剣を振り下ろす。


「やるじゃねぇか」


 俺に払われた剣を即座に戻し、ユリアスは振り下ろした俺の剣を受け止めていた。その顔は全くの余裕である。対する俺は腕の骨が折れているので、余裕の表情は出来ない。だって痛いしさ。


「このまま最後までやってもいいんだけどな」


 ユリアスが俺の腹に蹴りを入れる。ちなみに俺も同時に蹴りを入れていた。

 互いの蹴りが同時に腹に入り、俺達は二人とも衝撃によって尻餅をつく。かなり間抜けだがこれでいい。これで俺とユリアスの距離は空いたし、さっきまでユリアスとチャンバラやってたし時間も稼げたからな。


「動くな!」


 俺の視界でユリアスが立ち上がろうとするが、そこにヨゥドリの声と銃弾が撃ち込まれた。続いて、銃を持った冒険者連中がユリアスを取り囲む。


「こっちは一人で頑張ってんのに、卑怯な連中だぜ」


 うるせぇ馬鹿! お前の相手なんか一対一でやってられるか! みんなで囲んで袋叩きにする以外にりようがねぇんだよ。

 他の冒険者連中も続々と集まってくる。ユリアス目掛けて大砲をぶっ放した魔法兵もオリアスさんに連れられて、ユリアスの包囲に参加する。


「ニブル市も落ちたし、逃げ込む場所もないか」


 ユリアスが視線を向けた先には、ニブル市に突入する俺の手下たちの姿があった。どうやらグレアムさんの方は問題なかったようだ。

 ユリアスが暴れている内に別動隊としてグレアムさんが率いる俺の軍勢が崩壊したアホどもの軍勢を保護し、ついでにニブル市を攻略するという予定だったわけだが、問題なく成功したんだろう。


「こうなったら、覚悟を決めるべきか」


 ユリアスが自分を取り囲む集団を見回す。諦めたか? そんなわけないわな、自称最強の男がこの程度で諦め訳はない。


「まぁ聞け。ゴミども」


 ユリアスは俺の剣を杖にして立ち上がる。俺の物なんだけど、完全に自分の物だと思ってやがるね。まぁ、それは置いといて、ユリアスが立ち上がったことで周囲に緊張が走る。


「俺はここから立ち去ろうと思う。でも、俺は負けてない。世の中には逃げたからって負けだとか抜かす奴がいるが、俺は逃げたとしても負けだとは思わない。なので、俺は逃げても負けにはならない。負けてない以上、俺の最強であるという事実は揺らがないわけだ」


 いやいや、逃げるって自分で言ってるじゃん。逃げるって普通は負けだぜ? 


「そもそも、おかしいだろう? 俺は一人なのに、お前らはそんなに大勢で俺を囲んでいる。まぁ、どれだけいたところで俺が負けるわけは無いし、現時点でも負けてはいないし、負けることなどありえないんだが、それでも少し卑怯に感じる。

 ついでに罠まで張りやがって、そういうことをしている時点でお前らは、俺に勝てないと認めており、そして俺に負けているんだ。既に負けている奴らから逃げた所で、すでに勝負はついているから俺は負けじゃない。負けじゃない以上、俺の最強は揺るがない」


 ゴチャゴチャと喋らせずに撃ち殺しちまえって思うけど、誰も撃とうとはしない。ビビってんのかって怒りたいけど、俺も正直な所ビビってるので、色々と言いづらい。


「だからまぁ、なんだ。とにかく俺が最強なんだよ。なので、俺が逃げたからといって、自分たちが最強とかほざくなよ? まぁ、俺は既に勝っているわけで、その結果がある以上、お前らが最強だなんだって叫んだところで嘘しかならないし、誰も相手にしないだろうから、俺は構わないでおいてやるけどよ。

 ついでに、最強の俺はお前らみたいなゴミどもと関わっていられるほど暇じゃないんでな、しばらくは見逃してやるよ」


 事実上の敗北宣言だと思いますよ。俺達が何をやろうが基本的に無視しますって話だろ? でもまぁ、それを言うのはヤバい気がする。


「ただまぁ、俺は負けてないし、俺の方が強いのは明らかなんだが、どういうわけか、お前ら全員許さねぇって気分なんだわ。なので、いつかはお前らをぶっ殺すから覚えておけよ。だけど、最強の俺がお前らみたいなゴミどもを自分から捻り潰しに行くのは大人げないので、俺からは殺しに行かねぇけどさ。とはいえ、王都まで来たら全力でぶっ殺すけどな」


 じゃあ、行かねぇよ。俺はこの辺りでノンビリ暮らします。もう、アンタとは関わり合いになりたくねぇんだよ。


「まぁ、どうしたって王都には来なきゃならねぇけどな。その時は、こんだけ歓迎してくれた御礼もしてやるよ」


 面倒くせぇ話だなぁ。そもそも、王都に行かずにコイツをこの場で殺しちまえば、全部解決するんじゃないか? 手間を考えると、そっちの方が良い。というわけで――


れ」


 俺が命令を下すと、ユリアスに向けて一斉射撃がなされる。だがユリアスは、放たれた銃弾を長剣で叩き落として、防ぎ切る。

 疲れなど微塵も感じさせない動き。そもそもレブナントは疲れないのだから当然だと言える。


「王都で待ってるからな」


 そう言ってユリアスが俺に背を向けて走り出す。周りは囲まれているが、そんなことは関係なかった。ユリアスは手近な集団に突っ込むと、長剣を横なぎに振る。それだけで、数人の冒険者が真っ二つに切り裂かれる。


「俺が最強だぁぁぁぁぁ!」


 ユリアスが咆哮をあげる。その声を合図に冒険者たちが一斉に襲い掛かった。しかし、近寄った瞬間に、とんでもない速さのユリアスとユリアスの振るう剣が冒険者を血祭りに上げる。


「覚えておけよ、俺が最強だ!」


 数十人を苦も無く斬り捨て、ユリアスが包囲を突破する。俺も追うべきだろう。左腕は折れているが、まぁ何とかなる。そう思って、動き出そうとしたが、ヨゥドリに止められた。


「行くべきではないでしょう」


 そう言って俺を遮るヨゥドリ。まぁ、追いかけても仕留められるか怪しいし、逆に俺がやられるかも。そう思っていると、ユリアスが高台から飛び降りようとしているのが見えた。


「銃兵!」


 ヨゥドリが叫ぶと銃を持った冒険者が、ユリアスに向けて銃を撃つ。しかし、ユリアスは後ろに目がついているかのように、背を向けたまま銃弾を躱して、そのままの勢いで高台から飛び降りる。

 俺は去っていくユリアスの後ろ姿を追うために高台の端に立つ。俺の視界にニブル市からこちらに向かってくる一団が映った。どうやら、グレアムさんが率いる兵士と共にこちらに向かって来ようとしているようだ。しかし、タイミングが悪いことに逃げるユリアスと進行方向がぶつかっている。


 グレアムさんならユリアスに向かっていくだろうからヤバいかもしれない。そんな俺の予想は的中し、ユリアスはグレアムさん達に襲い掛かった。グレアムさん達は騎兵の集団なのだが、ユリアスにはそんなことは関係ない。

 突撃してきた騎兵を体当たりで馬ごと転がし、馬を踏み殺すと、馬の首を胴体から引きちぎり他の騎兵に投げつける。重ねて言うけれども、人間ではなく馬だ。ちょっと理解できない。

 グレアムさんが馬上から斬りつけるが、ユリアスは長剣でそれを防ぐとグレアムさんの乗る馬の脚を持ち上げ、振り回す。当然そんなことをされれば、乗っているグレアムさんは落馬するほかない。

 ユリアスは振り回した馬を別の騎兵に投げつける。馬が投げつけられるなど予想外のことで反応が遅れた騎兵は直撃を受けて落馬する。そして落馬した騎兵を掴むと、上半身と下半身を腕力だけで腰から真っ二つに引き裂いた。

 その光景を目の当たりにした奴らが怯えだす。そういう心理的な影響を狙ってやってるんだろうね。俺も喧嘩の時は一発かましてビビらせるべきだって、なんとなく理解してるしさ。

 怯えた冒険者の動きが明らかに鈍る。その隙を見逃さずに、ユリアスは無事な騎兵に一瞬で近づくと、馬から引きずり降ろし、代わりに自分が乗る。

 こうなっては、もうどうしようもない。俺はユリアスをここで仕留めるのを諦め、自分に怯える騎兵どもを尻目に悠々と逃げ去っていくユリアスの背を追いかけるしかなかった。


「どう思います?」


 全部終わってヨゥドリが俺に尋ねてきた。どうってなんだよ? 主語を言えっての。


「どうと言われてもな。何のことを言っているのやら」


「この戦いですよ。アロルド殿の満足のいく結果なのか気になりましてね」


 ああ、そのことね。それに関して言えば、まぁアレです。


「まぁ、充分ではないか?」


 ユリアスを仕留めきれなかったのは残念だけどさ。そもそも、それは目的にないしね。俺の目的はアホどもを痛い目を遭わせて舐めたことを言えないようにさせることと、ユリアスを誘き寄せられるかどうかっていうことだからね。その二つは達成していますしね。ついでにニブル市も落としていますし、問題はないでしょう。それに――


「ユリアスに尻尾を巻いて逃げさせることにも成功したのだからな」


 口では色々と言っていたけど、結局あの野郎は俺達にビビって逃げ出したのさ。そんでもって王都っていう自分の庭に来るまでは戦わねぇみたいなことを言いだしやがった。つまり、この辺りで好き勝手やる分には、あの野郎は俺達に手を出してこないってことだ。

 それって俺からすると勝利って言えるんだよね。色々と理屈付けたけど、あの野郎は俺達に負けて逃げた。始末するところまではいかなかったけど、それでも俺達に関わらないと言わせただけで充分だと思うよ。


「まぁ、それでも充分ですよね」


 ヨゥドリも同意してくれたようで、何より。

 これでユリアスの影におびえなくて済むし、しばらくはノンビリと過ごすとしますかね。


「ただ、失った兵力の補充をどうするかは問題ですね。負傷した冒険者や亡くなった冒険者の遺族への補償も必要となります。ユリアスのことを気にせずに済むという結果を得ただけで、損失を補填できるかは疑問が残りますね」


 ユリアスに勝った喜びに水を差すことを言うんじゃないよ。

 まぁ、そういうことはエリアナさんとかが上手くやってくれるだろうし、俺が心配することじゃないだろう。俺が頑張って何かやろうとしたところで、良くないことになりそうだし、俺は出来る人に任せてノンビリしていることにしますね。






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