表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時間が戻った令嬢は新しい婚約者が出来ました  作者: 屋月 トム伽
第1章 ブラッドフォード編
52/144

買い物も悪巧みの一環か

「早く迎えに来て下さってありがとうございます」

「楽しめたか?」

「さぁ、どうでしょうね」


オズワルド様は窓に肘を掛け、黒い笑顔で見つめていた。


「目的は何ですか?」

「面白いものを見せてやるぞ」


そのまま、邸に帰らずオズワルド様と乗った馬車は街に向かっていた。


「茶会は後一時間位か?」

「ミシェルさんが来た時は早くお開きにしているみたいですよ。皆様疲れるみたいで」

「なら、もう行くか」

「どこに?」


訳がわからないまま、オズワルド様に連れられて行ったのは、ブティックだった。

入り口には従者のウィルが立って待っていた。


「ウィル、どうしたのですか?」

「リディア様の為にオズワルド様が店を貸し切りにしました」

「はぁ…」

「好きなだけ買え」

「こないだ沢山頂きましたよ」

「気にするな」


オズワルド様はウィルに、後は頼んだぞ。と言って私を連れて店に入った。


オズワルド様は椅子に座り、買い物の様子を眺めていた。

しかもすっごく楽しそうに。

別に欲しいものもない為、悩んでいると、オズワルド様が一点もののドレスや帽子にと購入していた。


「そんなに沢山は…」

「気にするな。リディアには似合う」


そうして、二人で買い物をしていると、ウィルが店のドアを開け声をかけてきた。


「オズワルド様、フォーレ伯爵が来られてます。お連れ様もご一緒です。買い物に来たそうですが」


オズワルド様は、来たな。と言ってウィルとフォーレ伯爵の元に行った。


そしてフォーレ伯爵とミシェルさん二人を中に入れた。


挨拶もそこそこに、ミシェルさんは買い物を始めた。


「私も沢山プレゼントしてもらえますの」


と言って。

貸し切りにお邪魔したのを気にしてか、フォーレ伯爵はすみません。と謝っていた。

オズワルド様は、このまま貸し切りにしてますのでご一緒にどうぞ。と笑顔だった。


ミシェルさんは私の買い物の量を見て張り合っているのか、勢いよく次から次へと品物を購入していた。


そして、私達は買い物が終わった為、店を後にした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ