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4話 私にもついに、日常が訪れました。

あれから数ヶ月の時が経ち、今日は友人のアイリスとお買い物に行きました。


アイリスは以前から友人だったようで、私が記憶喪失ということを説明しても、変わらず友人でいてくれた優しい同い年の女の子である。


最初は戸惑い、ショックを受けていた。だが、私をハグして温かく包み込んでくれた。


「記憶を失っても、エリーはエリーだもの!

これからもよろしくね!」


私を安心させるようにそう言ってくれた。

この言葉がとても嬉しかった。


あの日から数ヶ月、アイリスは私に色々なことを教えてくれたり、経験をさせてくれる。

そういえば、転生してから?いや前世から、こんな女の子っぽい事をするのはいつぶりだろうか?


ま、そんな事はどうでもいいか。


今日は街にある色々なお店を回って、ちょっとしたお出かけ用のワンピースを買ったり、アイリスがオススメするカフェで食事をしたりと楽しい1日であった。


こういうことは、私のいた世界と同じようだ!



あと、アイリスに教えて貰って知ったのだが、この国はとても発展しているらしい。

もちろん、パソコン、スマホ、ゲーム機等の電子機器は存在しない。


この世界を知るために本や周りの人の話を中心に情報収集をしている。

この世界は食べ物や文字、言語、文化が私が前世暮らしていた日本とは全て違う。

私のイメージだとヨーロッパに近いような感じである。尚、私はヨーロッパには行ったことはない。


でも、何故か私はこの言語に対応出来ている。まるで、ゲームのようだ。

こういうオプションが付いているのはありがたい。


とりあえず、この世界について少しずつ分かってきている。

この王国は500年前にできて、新しい方の国である。昔は隣国と合体して大きな王国だったらしいのだが、住んでいた民たちと意見が合わず、反乱が起こり、この国は独立したようだ。また新しい国なのに、今では他の国よりも発展しており、現代でいう先進国らしい。


でも、貧困の格差はひどい。それを立て直そうと今の国王は頑張っているらしいが、なかなか上手くいかないのが現状のようだ。


そして、第1王子~第3王子は次期国王になる為に日々精進しているらしいという噂は流れているがどうなんだろう。


今のところ私が知れたことはここまでである。

これからも情報収集をし、この国について詳しくならねばという強い気持ちで日々を過ごす。

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