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プロローグ 始まり

私は転生して、王家の一族の姫である。何故、転生した事、前世の事を覚えているかって.....?



それは私にも分からないし、むしろ何故私にこんな能力を与えてくれたのか教えて欲しい。



また、姫になれていい事ばっかりだと思っていたら、大間違いだった…...。

私が想像していた以上に大変だ。


もっと良い人生が送れるって思っていたのに。

最初から文句ばかり言っても意味が無い。


いきなりだか、まず、何故こんな状況になったか説明しよう!!!




私の名前は佐藤香織(さとうかおり)、30歳すぎのただのアラサーヲタク。性別は女だ。


学生時代は、友人にアホ!とか抜けてるね!とよく言われたが、私自身は自分の事は普通だと思っている。


見た目はよくいる普通の女性である?いや、正直に言うと私はデブでブスである。

だ・か・ら 1回も彼氏がいた事がない!!

自分で言うのも悲しいのだが、とてつもなく可哀想な女である。


ーーでも、私は寂しくない!


何故なら.....??


ーーゲームやマンガがあるからさ!!


特に乙女ゲームはいいよね!

これがなかったら、私はこの世界では生きていけない。デブでブスな私が好かれる唯一の方法である。


これがあるから、毎日頑張れる!

そう思いながら、私はこの人生を送ってきた。




しかし、ある日のこと。

私は会社帰り、予約していた新作のゲームを取りに行こうとしていた。心はスキップルンルンだ。


そんな気持ちで通りを曲がろうとしたら、自転車とぶつかってしまった。

幸いお肉がついているので大怪我にはならなかったが、身体中は痛い。だけど、当たった人はそのまま軽く謝ってその場から逃げるように立ち去ってしまった。


私は運が良いのか悪いのかよく分からないが、大事にするのも面倒だったため、そのまま予約していた新作の乙女ゲームを取りに店舗へ行き、家に帰った。


新作のゲームを遊んでいる途中、酷く頭が痛み、寝る事にした。どうせ明日は休みだからゆっくり遊ぼうと考えながら眠りにつく。



ここはどこだろう。

寝ていたはずなのに、暗い洞窟の中のような場所に来ていた。

ここは現実なのだろうか?そうではない気がしてしょうがない。


しばらく暗闇の中進むと、洞窟の出口らしきものを見つけて進む。

すると、不思議な色をした空と目の前に終わりの見えないぐらい長い川があった。


これは俗に言う三途の川なのでは?

私、死んだ?

全然意味わからないこと言ってるが、何故か納得は出来る。


だって、現実ではありえない景色が目の前に広がっていたらそれを一旦受け入れようと脳みそは動く。


ここから出ることは出来ないのか、もう一度洞窟へと戻ってみる。


何故かスマホも持っていないので、照らすことは出来ない。


数時間歩き続けてもただ暗闇が広がったままだった。


でも何故か足は痛くならないし、お腹も空かない。

やはり、私は死んでしまったんだろうか。


もしそうなら、最悪である。

まだ新作のゲームをほとんど手をつけずに死んでしまったのだから。

今回のゲームは好きな絵師さんと好きなストーリーライターさんが手を組んだ最高傑作になる予定のゲームで、発表された日から待ち遠しかった作品なのだ。


推しを攻略させてくれよ〜!!!

あの第一王子マジで好みそうだったからさ、親愛度高くしたかったよ。

爽やか系の第一印象で、実は腹黒だったり、インテリヤクザみたいな2面性のあるキャラクター大好きなんだよ。

まだプロローグのところしかやってないのよ。続き気になるじゃん。そもそもストーリーすら始まってないじゃん。



もう死んだって受け入れるしかないか。

ここにきたら受け入れる以外の選択肢が与えられていない気がする。

諦める以外に方法は無さそうだ。



私が死んだ原因は、おそらくさっきのぶつかった衝突事故かな。あとは不摂生で不健康だったからか?

毎年の健康診断もギリギリ引っかかって病院で再検査して、医師からも「それ以上太ると、本当に危ないから、ダイエットしなよ!」と強く警告されていた。でもそれを無視して、ジャンクフードやお菓子等を食べて日々を過ごしていた。それが仇となったとか?


最後の記憶は幸せなものではなく、苦しみながら寝たことは覚えている。


でも最後にこれだけは言わせて.....。


新作のゲームで遊びたかったよ〜!!!!

楽しみにしてんだよ!!!


この後も、自分の気が晴れるまでこのような後悔を暗闇の中で叫ぶ。

この作品を読んで下さりありがとうございます。今回初めて投稿させて頂くので、読みにくいかもしれませんが、一生懸命書かせて頂くのでよろしくお願いします!!

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