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領地経営クエスト  作者: 小説クエスト
59/90

恐鳥ディアトリマ討伐部隊

 恐鳥きょうちょうである【ディアトリマ】を討伐する部隊を編制している。


 捕まえた後の輸送を考えて、私とメグミとランスロットとウォーレンについては、【マジックアイテム収納】があるので、確実に出陣することになる。

 残りは、誰を連れていくかが問題となった。


 そこで、牧畜も得意なドワーフのスタッフィーと、牧畜関係が得意なエルフのララリアを召集することにした。


「はいはい。怖がらないでいいよ。このユニコーンとグリフォンは、大人しくて言う事を聞くから」


 (ユニコーンもグリフォンも、レベルは60あるので、怒らせたら結構強い。とは言っていない)


 近隣なので、ユニコーンとグリフォンに乗って、空中から移動しながら【索敵スキル】を使用することにした。


 牧畜が可能となりそうな【ディアトリマ】を片っ端から捕まえようという作戦だ。

 ただし、【ディアトリマ】は、2mを超える鳥となる。

 肉食で凶暴な場合は、処分をしなければならないが、【鑑定スキル】を使いながら、一体一体処理をしなければならいであろう。



 残りのドワーフ達には、大きな牧場をつくるように、段取ってもらている。

 木製では、壊れてしまう可能性もあるので、鉄製の枠をつくってもらい、柵をつくるように依頼をしている。

 場所等についても、詳しい指示は出していない。

 鉄の棒については、何千本と置いてきているので、何とかするだろう。



◇◆◇◆◇



 ユニコーンとグリフォンで移動をしていると、【索敵スキル】によって、【ディアトリマ】の集団を発見した。


 まずは、【鑑定スキル】も発動して、チェックをしている。


 すると、【ディアトリマ】にも、6種類の種族がいるようである。


・ディアトリマ種(肉食)

・ケレンケン種(肉食)

・フォルスラコス種(肉食)

・ティタニス種(肉食)

・ガストルニス種(雑食)

・ドロモルニス種(草食)


 ディアトリマ種は、2mを超え、ネズミ色や茶色の羽毛を生やしているが、やはり性格も凶暴のようである。

 ケレンケン種は、3mを超える大きさであり、ネズミ色の羽毛で、かなり凶暴となる。

 フォルスラコス種は、2.5mと大きく、白くてスラッと長い感じもするが、やはり凶暴のようだ。

 ティタニス種は、2.5mと大きく、茶色や黄色の羽毛でカラフルなのだが、凶暴のようだ。

 ガストルニス種は、2m前後であり、ネズミ色や茶色の羽毛ではあるが、丸みを帯びていて、雑食であり、性格はおとなしめとなるようだ。

 ドロモルニス種は、3m前後となり、白色やネズミ色の羽毛となっており、丸みを帯びていて、草食であり、性格はおとなしいようだ。



 ガストルニス種とドルモルニス種が牧畜に合いそうだな。


「丸みを帯びたガストルニス種とドルモルニス種が雑種と草食で牧畜に合いそうだ」


 その場で、メグミやウォーレンやランスロットとスタッフィーとララノアに相談する。

 2種の特徴は、丸みを帯びていることだ。

 この2種については、まずは生け捕りにすることになる。

 皆の意見も一致している。


「私、動物に効く眠り薬を持っています」


 エルフのララノアは、動物の眠り薬を持っているようで、ガストルニス種とドルモルニス種については、眠り薬を使用することにした。

 そして、眠らせてしまえば、【マジックアイテム収納】に保管してしまい、そのまま移動できるようにしてしまう。



 ディアトリマ種の【ディアトリマ】が、襲ってきたので、首を刎ねてみる。


「スパン!」


 一撃で、【ディアトリマ】の首が落ちた。


「こんなモノかな」


「ランスロット、受け止めれるか確認してくれ」


「了解しました」


 次は、大型のケレンケン種の【ディアトリマ】の攻撃をランスロットが受け止める。

 クチバシの攻撃と爪の攻撃を盾で防いでいる。

 ランスロットは、シールダーであり、常に先頭で、皆の盾になっている。

 攻撃力を測るには、調度いい。


「どれ位の強さ?」


「レベルの低い冒険者だと、ちょっと危険かもしれませんね。当たり所が悪ければ一撃でやられてしまう可能性もあります」


「そうか、ありがとう。じゃあ、倒していいよ」


「了解しました」


「ザバン!」


 こちらも一撃で、大型のケレンケン種の【ディアトリマ】の首を刎ねた。



「レベルは、だいたい20前後かな?そんなに飛びぬけているのもいないようだ」

あまり強くないと判断をした。


「魔法で、焼いたりしたら、食べられないかもしれないし、売れないかもしれない!」

「魔法を使うなら、シビレや眠らせる魔法にして欲しい。協力してくれ!」


 大きな声で指示を出している。



 ガストルニス種の生け捕りが、135匹。

 ドロモルニス種の生け捕りが、231匹。

 ディアトリマ種の惨殺が、10匹。

 ケレンケン種の惨殺が、15匹。

 フォルスラコス種の惨殺が、5匹。

 ティタニス種の惨殺が、8匹。


 このような結果となったので、各自の【マジックアイテム収納】に入れて持ち帰ることにした。

 これだけ、生け捕りや惨殺をしたので、他の【ディアトリマ】の集団などは、逃げて行ったのだった。


「生け捕りにしたら、他の種の【ディアトリマ】でも売れるのかな?」

 こんな疑問がわいてきた。


 まだまだ、【ディアトリマ】の討伐を行わなければ、平和に暮らすこともできない。




 ドワーフ達が、牧場を建築しているので、生け捕りをしたガストルニス種135匹とドロモルニス種231匹の放牧をしてみよう。


 惨殺した【ディアトリマ】は、ギャビーに渡して、料理をしてもらう。

 解体するには、ヒッキーやスイフトにも手伝ってもらうことにする。

 そして、余った爪などが武器や防具になればいいので、パフィーにもチェックしてもらおう。


 牧場は、改良が必要となるので、ドクにも見てもらうようにする。

 そして、牧畜では、エルフのララリアがメインとなり、ドワーフのスタッフィーがアドバイスをすることにする。

 牧草が足りなくなることが想定されるので、残りのエルフ達にも協力してもらえばいいだろう。


 しばらくは、【ディアトリマ】の料理が主食となるだろう。


 まずは、第一回の【ディアトリマ】の討伐を完了させたが、次の段取りもしておくようにする。

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