新規加入のエルフ達
新規加入希望のエルフ達が、会議室に入って来た。
それぞれが、自己紹介をしている。
エルフの女性の新規加入者は7名だ。
アリエル(高貴なる娘)
エルミア(エルフの宝玉)
エフィルロス(なごり雪)
ガラドミア(輝く宝石)
グローリエル(黄金娘)
サエルミア(賢き宝玉)
ララリア(微笑む太陽)
そして、エルフの男性の新規加入者は3名となっている。
アイグノール(炎の先端)
イングロール(不動なる者)
エクセリオン(強きエルフ)
いずれ劣らない、美男美女である。
10名も美男美女が揃っていると、こちらが何故かドキドキしてしまった。
別に深い意味はないが、慣れるまで時間がかかるかもしれない。
エルフのヴェロニカが秘書としているので、エルフについて慣れたつもりとなっていたが、美しい人を見ると心が動かされる。
断っておくが、男性に興味があるワケでもないし、ハーレムをつくりたいワケでもない。
領地経営の手伝いのできる人財が欲しいのだ。
けっして、自分の目の保養の為に雇うワケではない。
あまり、綺麗な人だからと、ジロジロと舐めるように見ないようにしよう。
そんなことをすると、絶対に嫌われてしまうので、注意をすることにする。
「キショイだの。気持ち悪いだの。と言われても敵わないからな」
エルフの中でも、ヴェロニカやアリエルのような若手の年代が、加入したいとやって来ている。
もちろん、100歳を超えるような高齢のエルフはやってきていない。
新しく挑戦したいといったギラギラしたベンチャー魂のあるエルフ達である。
エルフは長生きするので、高齢のエルフ達が長老などの主要なポストを独占している。
これは、年功序列と言って、当然ではあることなのだ。
ひとつひとつ実績があれば、高い地位にいることができる。
逆に言えば、若手については、余程の結果を出さなければ、上に行くことが出来なくなる。
そのような構造的な部分もエルフの里にはあるのだろう。
年功序列にも、良し悪しがある。
こちらとしては、美男美女が多くいると、村が華やかになるので、いいこと尽くめである。
しっかりとメグミ達と協力をしてもらうことにする。
エルフの長老達にも挨拶をした後、準備が整ったエルフから順次【テレポート】で拠点の村へと移動をしている。
最後に、アリエルも両親と挨拶をして、無事に拠点の村へと着くことができた。
今宵は、盛大な宴ができるだろう。
早速、ドワーフの料理人であるギャビーを呼んで、宴の準備をしてもらう。
ヴェロニカの妹のアリエルも進んで、宴の準備をしている。
ドワーフなどの仲間も皆喜んでくれるだろう。
ランドルフが、飲み過ぎなければいいのだが・・。
夕方となり、続々とメンバーが集まってきている。
エルフ歓迎の宴の準備をしている。
毎回、宴と称して飲み会をしている。
今は、自分達の村を造り始めているところである。
多少のことには、目をつぶり、メンバー達と友好関係を築くことが大切にもなる。
檀上に上がると、ほとんどのメンバーが揃っている。
すでに、ビールなどのドリンクを全員に配り出してもらうようにしている。
時間つなぎの為に、挨拶などをすることにする。
「皆!喜んでくれ。こちらのエルフ達が協力をしてくれることになった」
「今まで、できなかったことも、これからはできるようになる」
「注目して欲しいのが、ヴェロニカのカワイイ妹も参加している」
檀上の横にエルフ達が並んでいるので、紹介をしていく。
「まずは、エルフの女性から紹介していく」
「アリエル(高貴なる娘)は、ヴェロニカの妹なので仲良くして欲しい」
「エルミア(エルフの宝玉)は、ポーション作りと料理が得意だ。ギャビーとも協力をして、この村の料理を向上させて欲しい」
「エフィルロス(なごり雪)は、医者であり、教育者でもある。この村の教育水準も上がるようにしてもらう」
「ガラドミア(輝く宝石)は、ポーション作りの得意な看護師であり、戦士としても有能で、既婚者だ」
「グローリエル(黄金娘)は、医師でもあるが、商売についても専門的な知識があるようだ」
「サエルミア(賢き宝玉)は、エルフ達の中でも非常に賢いそうだ。」
「ララリア(微笑む太陽)は、農業・牧畜関係が得意で、食糧の生産に役に立つ」
「次は、エルフの男性の紹介をする」
「アイグノール(炎の先端)は、錬金術を学んでいる」
「イングロール(不動なる者)は、医師であり、教育者でもあり、戦士でもあり、ガラドミアの夫だ。この村の2組目の既婚者カップルだ」
「エクセリオン(強きエルフ)は、アリエルの許嫁であり、戦士で医師でもある。アリエルにチョッカイを出すと、エクセリオンがブチ切れるので注意してくれ」
「新規加入のエルフ達は、ヴェロニカやアリエルと同じ位の年齢ばかりだ。早くメンバーとして溶け込めるように皆協力をしてくれ」
ビールやドリンクが皆に行きわたり、準備が整ったようである。
「エルフの皆!来てくれて、ありがとうー!」
「それでは、乾杯ー!」
「乾杯ー!」