ドワーフの国
ドワーフは、技術力を持った小人である。
この小人とも言われるドワーフにも、色々な種族や部族もいて、内容がヤヤコシイようなのだ。
そもそも、ドワーフは、精霊なのか妖精なのか、魔人なのか人間なのか、良くわかっていない。
こちらの世界の中では、とりあえず亜人に分類されているようだ。
まだまだ、この世界のことで、分かっていないことが多くなっている。
そして、このドワーフが住んでいるドワーフの国は、ヴィエラ山脈から東北東に約700㎞のところにある。
普通の人間が、踏み入れることが、できない地域だと言っても過言ではない。
このリリパット山脈付近については、人間は住むことすらできていないのである。
ほどほどに強いモンスターや亜人や獣人が多いエリアとなるだからだ。
このドワーフの国は、変わっていて、ドワーフ達には、特定の王様がいるワケではない。
ドワーフは主に、リリパット山脈の鉱山に住んでいる部族、巨大地下のダンジョンに住んでいる部族、 そして平野部の森林に囲まれている村にも住んでいる部族がいる。
この主要3部族やその他の小人の部族を合わせて、ドワーフの国と呼ばれているのだ。
技術力の高いドワーフが、リリパット山脈付近一帯を張りとして住んでおり、他の強い亜人や獣人やモンスターを寄せ付けていない。
どこからも侵入の難い場所に、考えてアジトを構えているだ。
本来は、防御も、完璧であると言ってもいいのである。
持っている技術力が高いので、「国と言っても過言ではないほどの力がある」と各国から見なされている。
なぜ、技術力が高いと知れ渡っているかと言えば、ドワーフの行商が、オストマルク王国と商業都市国家ゼルトブルクと交易をしていることもある。
その中の武器に、伝説の金属であるオリハルコンが使われているものもあったからだ。
通常の国では、魔法鉄も扱うことができない国も多い。
ゼルトブルクであっても、上級者鍛冶屋でなければ、ミスリル製の武器でさえ、作ることが難しいのだ。
もちろん、ドワーフの行商は、ミスリル製の武器や防具も大量につくって販売していたのである。
この世界には、金、銀、銅のお金として使われている金属がある。
そして、武器として使用されるのが、青銅、鉄、鋼、魔法鉄、ミスリル、オリハルコンの順番で、固くて強くて性能が高くなっている。
硬くて強いモノほど、当然として高額の値段の武器となる。
オリハルコンについては、伝説の金属である為、製造方法などの詳しいことが、まだ解明されていない。
ただ、【鑑定】スキルを使うと、オリハルコンであると出てきたので、ゼルトブルクの商人達がザワついたのである。
だが、そんなドワーフの村から、ゼルトブルクとオストマルク王国のギルドに依頼があった。
それは、巨大地下ダンジョンが、魔人に襲われてしまい、巨大地下ダンジョンの奪還依頼があったのだ。
どうもよくわからないが、巨大地下ダンジョンの内部から、魔人や魔物や魔獣が溢れてきてしまったようなのだ。
ドワーフ達は、外部へ向けたトラップは仕掛けていたが、内部から魔人などが出てくるとは想定外だったのだ。
もともと、武力についても強い部類のドワーフでも、想定外の魔物達の出現により、完全に意表をつかれ、ボコボコにやられてしまい、拠点撤退の憂き目にあっていたのだ。
その為、地下ダンジョンの部族のドワーフ達が、避難先として、平野部の村に集合して対抗し、他国のギルドへの依頼をしていたのだった。
そんな中、ドワーフの援軍として、巨大地下ダンジョンを攻略したのが、私のチームの冒険者達だった。
他の冒険者達も、ダンジョンの下層部に挑んだのだが、死者を多数出してしまっている。
溢れてきた魔人や魔物や魔獣に戦いを挑み、敗れてしまったからである。
20層にもなる巨大地下ダンジョンを制覇し、その一番底の一番奥に、瞬間移動の魔法ゲート紋が開かれていたのだ。
その、魔法ゲート紋を私とメグミによって粉砕し、完全に破壊することについて成功したのだ。
ただし、それは地理感のあるドワーフ軍の助力があってのモノである。
トラップなどのヤヤコシイ部類は、すべてドワーフ軍が解除してくれたのだ。
そもそも、瞬間移動の【テレポート】で、リリパット山脈まで連れて行ってもらえなければ、巨大ダンジョンまで進入することもままならなかっただろう。
なぜ、巨大地下ダンジョンに、瞬間移動の魔法ゲート紋があったのかの理由はわからない。
内部から設置されたのは確実なのだが、ドワーフの誰かが裏切ったのだろうか?
それとも、魔人が混じり込んで来ていたのだろうか?
色々なケースを検討していたが、結局、ドワーフ達でも理由はわからないままだったのである。
巨大地下ダンジョンを攻略をすることができ、巨大地下のダンジョンに住んでいた部族も無事に元に戻ることができていたのだ。
あれから、もう7年以上が経過しているのだ。
ちなみに、この巨大地下ダンジョンに、グリフォンもいて、懐かれたので連れて帰っている。




