序章
初めて書く小説です^^
理不尽な死・・・こんな死に方したのはこれまでの世の中に何人いるのかな?
4月、高校に入学したばかりの私、|藍田咲耶{あいださくや}は同じクラスで友達になった4人と放課後に繁華街のファッション系ショップをガラス越しに中を眺めていた。
「高いね~」
2万超えてるし……。こんな服だったらデパートの衣類売り場の3000円のほうが可愛いのありそう……。
ていうか背も小さくて身長順に並んだら1番前だし、出席簿順に並んでも1番前だし……。ブランド物なんか着ても絶対に服に負けちゃう……。
「でもバイトしたら買えるかな」
「バイトは申請したら出来るみたいだし、簡単なバイトだったらやってみようかな~?」
そんな中学時代では考えたこともなかったことを皆で笑いながら話していたときだった。
誰かの悲鳴が聞こえた。
周りが騒がしくなって、なんだろう?って見ていた服の値札から少し視線を上げたとき、ガラスにナイフを持ってまっすぐ向かってくる男が映ってた。
「あっ……」
この世で最後に発した最後の言葉でした……。
ふわふわと宙に浮いてる感覚があった……。
周りは真っ暗で何も見えない。自分が死んだんだな~っていうことは何故か冷静に理解できちゃった。
死んじゃったことよりも、1番嫌だな~って思ったことは、意識がはっきりあるのにこのままず~~~と何時間、何年、1億年くらい? この真っ暗な世界に漂っちゃうのかな~ってことだった。
「そんなのイヤ過ぎ~~~~!! もっとドキドキでワクワクのある世界に生き返らせて~~~~!!」
本当にいるのかもわからない神様に叫んでみる。
今まで1度も地獄に堕ちるような悪いことはしてないはず……多分だけど……。
『あなたの願い、この見習い女神ソフィアが叶えてあげましょう』
「はい!! お願いしま……す……」
今、見習いって聞こえなかった?
「ちょっと待って! 今の無し! 無し! ちゃんとした神様に代わって~~~~!!」
悲鳴にも似た叫びを打ち消すように、真っ暗だった世界は光に包まれて……。