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妄想論

なろう系と劣った知性の登場人物

作者: とびうお君

 以前転スラで対象年齢について触れたけど、なろう系全体で似たような事になると思う。私はなろう産は重視しない。ネット小説全般に代わり映えのし無い異世界物の共通項がある。そして、そういったなろうブームを受けた異世界物も大体似てる。なろう系と言うのは言えると思う。なろう産じゃなくて、なろうがその総本山だと捉えれば良い。


 なろう系は主人公以外の登場人物の知性が落とされて、その分主人公だけが上から目線になるような構図になりやすいって点。それが子供向け幼児向けの子供ならではの幼稚な知性と変わらないという5chの批判についてになる。


 これについて、まず文化レベルが低いと言うのを知性の問題に摩り替えている。分化レベルの低さが、幼稚な知性と似てくるというのはある。アフリカ諸国のIQが低いのは遺伝よりもおそらく教育水準の低さだと思われる。アメリカの黒人で調査し無いといけないし、アメリカの黒人は大体混血だからそりゃ混ざった白人が馬鹿である可能性もある。


 要するにそれはリアリズムがしっかりした描写だと言い変える事も出来る。話をぐちゃぐちゃにしてるから問題であって、本来未開人に上から目線で対応するって構図自体が嫌いって人がかなりいる。これとなろうの作者の登場人物の知性を描くための力量不足を混同して無いか?って点。


 悪口が先行するからこういうぐちゃぐちゃなコンセンサスが出来上がってしまう。そもそも雑多な統一性の無い意見を無理矢理共通項にしてしまう問題も大きい。


 漫画文化は、以前書いた主観的リアリティと絡めて、普段持ってる常識的なリアルさについて無視して楽しむ事になる。その時にだからと言って無制限にはならない。どこかで歯止めが掛かる。そういった面白さとリアルさの均衡点が個々で創られ、楽しむ人を集計すると、それが一致する結果になるだろうと予測できる。均衡点が主観的リアリティよりに、他者とずれた人が楽しめないとなる。


 そういった均衡点はおそらく幼児向け子供向けと一致しない。その根拠があるから今回書いた。私がこの言及にいつも疑問なのは、まずなろうは中年層が作り上げて読者も若者と2分している。なろうは若年層向けではない。だが同時に中年層向けでもない。一方に決め付けた言及が5chには多い。


 なろうを知らない人は、こんなの中高生しか見ないだろ?と言う、なろうに詳しい人は逆に転生なんて人生に疲れた中年しか楽しめないとする人も要る。どちらも間違っている。


 中年層の一部と中高生が楽しむのがなろう系だとなる。なろうは中年層のコンセンサスではない。今なろうが特殊だと見られるのは、中年層の多数派の感覚が今の深夜アニメとはずれているからになる。それは、もっと高い年齢でずれてきたものが徐々に進行して行く過渡期の世代にあたるからになる。


 どこにズレがあるか?なら非現実的な要素、ファンタジー世界などもその代表的なものになる。私が時代劇となろうは物語が似てても決定的に違う部分があるとずっと書いてるのはここ。世界観が全く違うからになる。そっちの方が物語の何倍も重要。次にそれに絡むリアルさになる。


 それは年齢によって変化するわけじゃない、そっちより多分時代の変化が大きい。これがプレーンな状態になる時代にやっと年齢による変化が顕著に表れると見ている。影響力から言えば時代の変遷が大きい。漫画的といっても、その内容はさらにリアルさが犠牲になる形で深化する。


 何故か?創作の時代発展で、刺激が進化する犠牲としてリアルさが付きまとうからになる。均衡点がどんどん非リアルな方向に移動していく。


 よって、なろうが持つ均衡点のズレが漫画アニメラノベに対して大きくずれるのか?ならこれは分からないだろう。子供向け幼児向けも実は難解なんだ。この根底に漫画が子供向けから発展したためになる。


 以前書いたが、登場人物の知性へのリアルさからの違和感。その均衡点だけが決定してるのか?と言うとそうでもない。年齢によって楽しみの度合いが変わる内容があり、それは前者とは関係が無い場合も多い。性が最もそれに関係している。列挙すればもっといくらでもあるだろう。


 だが、それでもなろう読者はなら、子供向けや幼児向けを好む傾向が強いのか?ならまず無いだろう。この矛盾を5chの住人はどうして無視するのか?となる。リアルな知性とは関係ない内容によって対象年齢が違うから見れないのか?


 私はやはりそういったすっきり分からない均衡点が子供向けや幼児向けとはなろう系とじゃずれていると見ている。そういったズレからこれは楽しめないなとなってると見ている。


 たまに子供向けといえども大人も楽しめるとあるが、あれはちと意味が違う。深夜アニメの大人が楽しむ中高生向けは、そういった子供向け幼児向けを経た邪道として発展するケースが多い。なろうもそういう部分は深夜アニメの層と被る。アニメ漫画慣れしてる。ラノベがそういうターゲットを狙ったものだからになる。


 キャラ萌えが突出しすぎて分かりにくく、それゆえ性だけが子供向けと峻別するキーに見える。何度も書いてるが凡庸な多数派は大体分かりやすいものを間違っていても選んでしまう。実際良く見ると内容が慣れた人間をターゲットにしてるのに気がつく。この人達が幼稚な感性だと思うか?となる。


 言語的にはすっきりとした違いを語れないなろうの主人公以外の登場人物のリアルな知性から劣る幼児性だが、それはおそらく、読者の嗜好の傾向から幼児向け子供向けのリアルな知性と面白さの均衡点とはズレルと見ている。


 普通に考えれば一致すると考えるほうが可笑しいんだ。ばらけるのが自然だから、一致するならそこには何か必然的な根拠を語る必要がある。最初からなろう読者を馬鹿にするために選ばれた言葉だと疑ったほうが良い。


 私も潔白を証明できたわけじゃない。ただ無批判になろう系の主人公以外の登場人物は幼児向けの幼児の登場人物レベルの描写と言う意見は、同様に何も証明できてなく、かつなろう読者が幼児向けを好む根拠は0だ。なろう読者はなろう系を好むのであって、それが幼児向けとは違うから好んでるんだ。こんな大きな矛盾を抱えている。それを多くのなろう読者は知って欲しい。


 間違いなくなろうの主人公以外の登場人物は馬鹿にされている。だが、それは漫画全体で見ると文学一般小説に較べると、大体その傾向があるし、実写と較べてもその傾向がある。かつこれをラノベや深夜アニメに広げるとさらにアホになる。そこでなろうだけが突出したアホさを持つか?なら取り立てて目立つほどじゃない。


 明確に違いがあるなら是非具体的に根拠を挙げて欲しいものだ。多分他の深夜アニメも似たり寄ったりのレベルの作品が多々あるから。


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