ちょんまげ
森で子どもが親に「あれはなに?」と尋ねた。指差す方を見ると、緑の幼虫がいた。
「あれはイモムシといって、いずれ蝶々になるんだよ」
「きれいな羽がはえるのね」
隣のものを指さして、また「あれはなに?」と聞く。
「あれはカブトムシになるんだよ」
「大きな角がはえるのね」
そこへぴょんとバッタが跳ねた。
「あれはトノサマバッタだよ」
「立派なちょんまげがはえるのね」
親の方は一息、「うーむ」とうなってから、なるほどな、と思った。
森で子どもが親に「あれはなに?」と尋ねた。指差す方を見ると、緑の幼虫がいた。
「あれはイモムシといって、いずれ蝶々になるんだよ」
「きれいな羽がはえるのね」
隣のものを指さして、また「あれはなに?」と聞く。
「あれはカブトムシになるんだよ」
「大きな角がはえるのね」
そこへぴょんとバッタが跳ねた。
「あれはトノサマバッタだよ」
「立派なちょんまげがはえるのね」
親の方は一息、「うーむ」とうなってから、なるほどな、と思った。
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