表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

序章

「どこだよここ…」

目を覚ますとそこは、この世のものとは思えない一面真っ赤に染まった草原が広がっていた。

「これは…アニメとかでよくやってる異世界転生ってやつか!?」

「…いや、でも俺死んだ覚えとかないぞ…?」

本来であれば、なんらかの事件に巻き込まれ誘拐された結果、この草原に放置されたと考えるのが最も現実的である。

しかしながらこの草原、現実であるならば緑、もしくはそれに近い色であるべきところが、ことごとく真っ赤なのだ。

「少なくとも俺の地元ではないよな…」


「(ここで突っ立てても仕方ないし…人を探そう)」

足を動かそうとしたその時


「―――――――――プツッ…ブチブチ…」


腹の中と表面の両方で、まるでヌイグルミの縫い目を思いっきり引っ張って引き裂いたような、それをいくらか湿っぽくしたような、そんな音が響いた。


「…いっづあっ…っ…!!??」


悲鳴をあげることすら許されない激痛が身体中を駆け巡る。

腹から血を垂れ流し、その場に倒れ、意識がどんどん遠のいていく。


「…☆○¥……!?」


その時遠くから微かに女性の声のようなものが聞こえてきた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ