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8・禍ツ信仰

誰もが揺るがぬモノを持つのか。それは正義といものだろうか。それとも神というものだろうか。


誰かが言う。「正義の反対は悪である」と。

誰かが言う。「正義の反対はまた別の正義である」と。


誰かが絶対の正義であるならこの世に正義は二つない。だからか、悪が作られる。存在を貶められるモノがいる。残酷だ、振りかざすだけで誰かを傷つける正義。


この世に正義は二つない。




誰かが言う。「神は我々を救いへ導く」と。

誰かが言う。「神は我々に戦えといっている」と。


誰かが神の代弁者で、他の誰かが邪神教徒ならどっちが正しいのでしょうか。救世神も禍ツ神も、全ては神なのに。どちらかの神を殺すように仕向ける。そう神は仰っているのか?


この世に信じる神は一つだけなのか?

いい加減明るいのを

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