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16・めくるめくして
いつかはギュウギュウにして縛られて雨ざらしにされて置いてけぼりにされて燃やされる。
自分の運命を自分が教えるというのはこうも皮肉めいていることか。そうやって誰もそれを省みないことがどれだけ救われぬことか。
いつまでもいつまでも存在することは不可能でありながらもそれを望んでしまうこの醜い心の愚かしさよ。
願わくば、今までを思い出して欲しい。僕は死刑執行人でありながらも死に怯えるもの。
猶予は1年。どれだけ刻まれようが、どれだけ汚されようが口もきけない死刑執行人。
この罪は御心のままに、あの明るい光の中で永遠にあり続けることを…………
ゴミの日付カレンダーの話
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