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夢でなければ

作者: 闇親

君がそこにいる。

好きで好きでたまらない君が。

すぐ横で笑っている。

こんな幸せ、感じることができると思わなかった。

どうしてこんな幸せを俺が感じられているのか・・・。

分からない。

けど、大好きな君が笑っている。

ただそれだけで、俺は死んでも良いと思えるから。

だから、どうかそばにいて。

何も言わなくていいよ。

ただ傍にいてくれれば、それだけで、俺は生きていけるから。

知らなかっただろう?

こんなにも俺が、君のことを愛してるとは。

知らなくていい。

君は知らずにいればいい。

俺が見ている君はただの嘘だったから。


「夢見てたみたいだけど、どんな夢見てたの?」


知らなくていい。

君がずっと傍にいてくれる夢だなんて。

言えるわけがない。


「嬉しくて、哀しい夢だよ。」


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