9、私たちはこれからも・・・
玲ちゃんは、変わってしまったのかも知れない
私の中で...
「玲ちゃん、もぉ退院なんだね・・・よかった」
「そぉかな?学校楽しみだね」
「う、うん」
玲ちゃんが私のそばにずっといてくれる自信がない
記憶を失った玲ちゃん...私から離れていくんじゃないかって...
昔の玲ちゃんはずっと私と一緒にいた・・・
でも、今はどうなんだろうか。
・・・
「バイバイ、また明日ね...」
「うん。バイバイ実嘉ちゃん」
そうして私たちはあまりしゃべることもなく、家へ帰っていった。
・・・
「ただいま~」
「おかえり・・・あれ、どうした?元気ないな・・・」
「えっ、そんなことないよ!!元気だって」
「そぅ・・・ならいいんだけど」
「じゃあ」
そうして私は自分の部屋に行こうとした
「待って」
「!何?」
「あんまり無理しちゃだめだからね
困ったときはいつだって相談に乗るから」
「・・・ありがとう」
お母さんはやさしい...だけど・・・
これは私の問題なんだから・・・お母さんは関係ない・・・
・・・
「は~、今日は疲れた~」
玲ちゃんのことがすごく気になるけど
今は休もう...
・・・
「はっ」
私は起きるともぉ外が明るかった...
朝?
私、寝ちゃってたんだ・・・
そうして私は風呂に入って学校に向かう・・・
・・・
私と玲ちゃんは一緒に学校に行ってた・・・
待ち合わせもいつも同じだった...
私は気になって待ち合わせ場所に行った...
「・・・」
私が待ち合わせ場所に着くと一人の少女が立っていた
すごくきれいな顔立ちの少女だった・・・
私はすぐにわかる
「玲ちゃん?」
私が一声かけると玲ちゃんはこっちを振り向いた
「あ、実嘉ちゃん・・・ここでなにかありそうな気がして来てみたんだけど正解だったね」
玲ちゃんはきれいな笑顔を輝かせながら私に言う
「玲ちゃんは記憶を失っても昔の玲ちゃんだね
友達思い...それに何気に勘が鋭いし(笑)」
「そうなんだ...でも、実嘉ちゃんもそうじゃない
私たち運命の糸で結ばれてるんだね!」
!!玲ちゃんが記憶を失ってまでこんなことを言ってくれるなんて
玲ちゃんは昔のまんまだね
・・・私の大好きな玲ちゃんそのもの!!
「玲ちゃん大好き!!!」
私は玲ちゃんに抱きつく
「どうしたのいきなり!」
「えへっ」
「ふふふっ変な実嘉ちゃん」
私たちを邪魔するものがいても
私たちは運命の糸でむすばれてるよ
私たちはいつまでも離れないからね!!!
読んでくれてありがとう!!!
なんかちょっと物足りない最終話だったけど許してください・・・
また、これからもいろいろと頑張るつもりですので
よろしくお願いします!




