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鋼塚家の日常
俺の名前は鋼塚大河。ごく普通の高校3年生だ。少し取り柄をあげるなら身長180cmと割と高い。とまぁこれ以外を挙げるとなるとはっきり言って平凡。どこにでもいるごく普通の人間だ。
今日は学校が休日の土曜日なので鋼塚家が集まる鋼の里に遊びに行くことにした。そして今、車の中には運転している母と妹の愛がいる。みんなとても仲が良く充実した毎日を送っている。
「大河ももう高校3年生なんだ〜!大人になるのが早いね〜!」
母は満面の笑みでこちらに言う。母の笑顔は周りを笑顔にすると噂で聞いたが、確かに俺も笑顔になる。
そこで愛が割って入ってきた。
「じゃあ私は!」
「あなたも結構大人になったよ!」
母は俺と同様笑顔で言うと愛もまたにっこりと「えへへ」と嬉しそうだった。