3:育児環境
気にかけまくっていた、閉鎖された育児環境。
まさかの生後6日目にして、諸々が崩壊した。
これは私の部屋にあり、ベッドから1メートルちょいの場所に置いてある。
写真では分かり辛いが、サークルの中に段ボールハウス(2部屋)、ご飯台、トイレを設置。
手前と奥側にはメッシュの扉があり、天面のメッシュ部分はファスナーで取り外し可という、なかなかに便利なサークルだ。
私が仕事に行っている間は完全に締め切って、念のための安全確保をしている。が、タイラーさんがわりと閉鎖空間が嫌いなので、笛路が帰宅したらメッシュの扉は基本的に開放している。
生後6日目の朝。
夜中に何度かタイラーさんに踏みつけられた記憶はある。
仔猫が寝静まると、タイラーさんは笛路のベッドに寝に来る。しかし、生まれたばかりの仔猫は腹減りなどで『ママー!』と直ぐに泣き叫ぶ。
なので、30分もしないうちに、起きてサークルに移動。寝静まったら、ベッドに来て笛路と寝る、を繰り返していた。
この日、何度も踏まれていたのもそれだと思っていた。
朝、夢現でお腹がモゾモゾするなと思っていた。
そして目蓋を押し上げて目の当たりにした光景が上の写真だ。
腹の横に添えられた仔猫たち。
心底ビビった。漏らせるかと思った。
寝潰さなくて良かった!
このとき母親なタイラーさんは、2階の姉の部屋に遊びに行っていたらしい。姉から『タイラー、ウチの部屋で遊びよるけど?』という報告をLINEで受けた。
ちなみに、奥側に見える灰色の服が笛路の腹……と、ファンシー(?)な布団である。
あれ、その、猫柄は、あの、安かったから……という言い訳。