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第4話

「お嬢ちゃんそれは宣戦布告って捉えていいんだよな。いいだろう、その勇気に免じて1人で相手してやろう、ジャック、リディア手出すんじゃねぇぞ」顔一つ分もあろうかという拳を振り上げる。双剣で受けるが勢いよく5mぐらい吹き飛ぶ。感じたことの無い痛みが全身に走る骨が折れているのだろうか体が上手く動かない、木村くんも拳を大盾で受けていたが大盾が紙のように破かれ、同じように吹き飛ばされ木にぶつかり腕が変な方向を向き血反吐を吐いていた。


 武器や大盾を持っている私たちを吹き飛ばされるような威力を持った拳は何も武器を持ってない心ちゃんと優人君に無常にもむかっていく。刹那、優人くんが出したであろう岩のドームが優人くんと心ちゃんを包んだ。気にせず上裸男はその岩のドームを殴る岩のドームは厚いのか殴られても凹むだけで穴はあいていなかった。今夢中で岩のドームを殴り続けていてこちらを警戒していない。全身の痛みを堪えて立ち上がり双剣を振り上げる。無理をするなと身体中が悲鳴をあげる、歯を食いしばり痛みに耐える首筋を狙い振り下ろす。反射するほど鋭い刃は上裸男の首筋を切断するのは愚か傷すらつけることが出来なかった。


「お嬢ちゃん骨何本も折れてるのにすごい執念してるね、何がそうさせるんだい?」たいそう驚いた様子で聞いてくる。


「勿論自分の友人を守るために決まってるでしょ。もう身近な誰かが傷つくところを見たくないんだよ」これ以上は危険だと身体中が痛みを発信させているが、双剣を構える。


「負けたよお嬢ちゃん、そんなこと言われたら引き下がるしかないだろうリディア回復してやれ」リディアと呼ばれた女の子が頷き私と木村くんがあたたかい光に包まれると徐々に痛みが引いていく。優人くんも心ちゃんも岩のドームから顔を見せる。


「それにしてもダンジョンマスターと友人てお嬢ちゃん何者だい?」上裸男はピンと来ない一言を放つ。キョトンとしていると、話が続いた。


 小一時間話をしていると誤解や新しい発見があった。緑色の怪物がいたりと薄々勘づいていたがこの世界は異世界だった、上裸男もといヒルマンたちはS級冒険者でギルマン帝国というこの世界で一二を争うくらい強大な国に最近できて未だ誰1人踏み入れてないダンジョンの制圧を頼まれたのだが、ダンジョンではなく転移してきた学校だと判明したので報告しに帰るという内容だった。


 早速別れることになりヒルマンさんたちに悪気があった訳では無いし、こちらも誤解があったためすぐ仲良くなったのでいいように報告してくれることを願うことにした。

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