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第1話

 私は逃げた。無理だってファンタジーって言ったていきなりあんな醜いの、最初って普通もっと弱そうなモンスターからじゃないの。とにかく逃げていると身体に違和感を感じる、全力で走ってるのに全然疲れないのだそれにいつもより速く走れている気がした。


 なんで疲れないんだろ、ポテンシャル上げたって自称神が言ってたがこのことだろうか。それならもしかしたらもしかするのではないか。体力が無限に続くわけないから、覚悟決めるしかないか。


 振り向き双剣を構える、意外なことに短刀を持った個体1匹しか追いついていなかった、もしかしたら意思疎通できるかもしれないので一応声かけてみる。


「そっちは剣1本でこっちは剣2本だからこっちの方が2倍強いけどそれ以上近付いたら切るよ?」伝わっていないのかはたまた戦う気なのかわからないが、短刀を振り上げ向かってくる。


 振り下ろされた短剣を左手の剣で難なく受けることができた、やはり運動神経がかなり上がっているのか、素早く力強く動くことができる。


「剣二本のほうが強いって言ったじゃん。」そう呟き右手の剣で首を切り落とす。スパッと刃が通っていく。ポロンと首が落ちる。吹き出る緑色の液体、ドロドロしていて匂いがきつい。あっけなかったが、その匂いやもうピクリとも動かない体を見ると、自分が命を奪った実感に苛まれた。もしかしたら殺さなくても良かったかもしれない。自然と涙が出てその場にうずくまる。


  後頭部に重い衝撃と痛みが走る。まだ2匹いることを忘れていた、やばい逃げなきゃ。走り出す、今の痛みで身体が正常に動かないのか、躓いてしまったどうしようもない。醜い怪物が振り上げた棍棒は既に頭付近に振り下ろされている。幸か不幸か、そのまま打ち降ろされた棍棒では。意識を刈り取るまでには至らなかった。こんな痛みを受け続けるなら死にたい。そう思えるほどの痛みが走る。


  怪物に握られている棍棒は何度も執拗に頭を目がけて振り下ろされる。もう10回は頭に受けている、もう体は全く動かない。視界も自分の血のせいか赤く見える。1匹が今までより大きく振り上げ、勢いよく振り下ろされる。

ーーーーごめんねお母さん。

その瞬間私は気を失った。








プロローグからブックマークいただけてとても嬉しいです。処女作品のため文章が拙い場合がございますがご了承ください。書き置きは一切ないため不定期更新になります、申し訳御座いません。


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