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1話 日常

俺の名前は黒栖くろす ひかり


小さい頃からアニメやラノベが大好きで、事あるごとに魔法が使いたい、異世界転移や異世界転生がしたいと願っていたアニメ大好きな平凡な男。


そんな俺も今年で、27歳。大学を卒業し、新卒で入社した会社で5年目を迎えた。


毎朝6時に起き、会社に出社し、仕事帰りにコンビニによってお弁当を買って帰る。


温めてもらったお弁当をソファーに座りながら食べて、録画したアニメを遅くまで見てソファーで寝落ちするのが俺のルーティン。


なんで、こんな社会の歯車みたいな生活をしてるんだ俺は!


はあぁ〜毎日こんな生活をするなんて小さい頃は夢にも思わなかったぜ。


「あぁ〜魔法が使いたい、異世界転生して小さい頃から魔法の練習をして俺つえぇぇぇぇしたい!!!」


なんて馬鹿なことを毎日言ってる俺はクソ中二病だな笑




それにしても、今季のアニメの異世界転生物はおもしろいな〜


俺も異世界転生したいぜ。切実に。


そんなのできないってわかってるんだけどな。


もし神が俺の前に現れて全財産差し出せば異世界転生させてやると言ってきたら、食い気味で「行きます!!」と即答するんだけどなぁ笑


そんな宝くじで1等を連続で10回当てるみたいな奇跡が起きたらいいんだけどな〜


そういえば、今朝のニュースで今日の夜11時から12時の間に1000年に1度の大流星群が見えるって言っていたな!


絶対に無理だと思うけど、流れ星に祈るのはタダだし、1000年に1度ならもしかしてもあるしな一応願っておくか。


俺は、ソファーから立ち上がり窓際に行き、カーテンと窓を開け、夜空を見上げた。


「ほんとにすごいな!!流れ星で夜空がすべて埋まっている!!さすが1000年に一度と言っていただけあるな!!」


そして、両手を合わせ、目をつぶって俺は切実に願った。


「神様。どうか神様。俺を異世界に転生させてください!お願いします。どうか異世界に転生させてください。全財産差し出します。俺がこの世界にいたという記憶をすべて抹消しても構いません。なのでどうか、神様。俺を異世界に転生させてください。お願いします・・・・どうか・・・俺を・・・異世界に・・・・」


俺は祈るのはやめて、目を開けると流星群はもう見えなかった。

そして、カーテンと窓を閉め、ソファーに戻って座った。


俺は机においてあった携帯を手にとって、画面を見るとそこには、「0:19」と映し出されていた。


おいおいマジかよ笑


1時間以上俺は祈ってたのかよ笑


俺はどんだけ異世界に行きたいんだよ笑

大流星群にこんだけ必死に祈る27歳、社会人5年目は多分俺しかいないだろうなあ笑


さて、こんだけ必死に祈ったんだから神様に俺の願いが届いたと信じよう笑


さてさて、まだ消化してないアニメがたくさんあるし、見るとするか!


てか、マジで今季のアニメ神作品多いな。


うわ〜そういう展開くるか胸アツだわ、マジでどうなっちゃうの!!


ふわぁ〜。

でも、なんか必死に祈りすぎて眠くなってきた・・・


あぁ・・目がどんどん・・閉じて・・いく・・・。


あぁ・・・神様・・・どうか・・・俺を・・・異世界に・・・。













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