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ついに入学!


入学式まではあっという間に過ぎていき、明日には学園に入学するのだと、ワクワクしてなかなか、寝付けないでいると、私の回りの妖精たちが、心配してか、リズの回りに沢山寄ってきていた。


「ふふ、大丈夫ですよ、もう寝ますから。皆も休んでね。」


と声をかけるとふわふわと、安心したように離れていった。


リズもやっと入学出来ると考えると、寝付けなさそうなので、他のことを考えようといろいろ思っていると、睡魔がいつの間にか襲ってきていて、安らかな寝息が聞こえはじめて妖精の小さな小さな囁きが安堵を伝えていた。


リズの回りには沢山の妖精がいつも集まっていて、そのほとんどが、力を持っている妖精たちだった。リズが笑ってくれればいいと、いつも集まってきているのだ。


リズがもう少し成長すればみんなの声もちゃんと届くようになるのだが、もう少し先のお話だ。



朝になり、いつもより若干早めに目が覚めてしまったリズだが

「今日は、少し早めでも大丈夫でしょう。」と、気合いを見せ支度を始めるのだった。


学園の制服は、真っ白をベースに、袖の手首の所と襟のところに黒いラインがはいっているのだが、手首のところは一周するように1本円を書くようにラインが入っているのが1年生なのだ。


基本女の子はスカートなのだか、男の子ももちろんいるのでズボンもあるが、騎士科に入る女の子も要るため騎士科はどちらもズボンになっている。学年が上がるごとに、色が変わるため制服で新入生と好くわかるようになっている。



学校は魔法科に騎士科に、文官を目指す人たちが多くいる普通科があるため普通科の人たちは襟のところしかラインが入っていないのだ。


そんな制服に着替えるだけでも、リズには楽しみでしょうがないのだが今日は早く起きたので、1人で着替えることが出来たのだ。


そして、着替えが終わる頃、ノックが聞こえて失礼いたします。


おはようございます、とアリアが入ってきたのだがもう着替えてしまったのかとびっくりしていた。


「お嬢様、髪がスゴいことになってますわ。」と苦笑しながら言われて、リズは真っ赤になって洗面所に駆け込むのだった。


「もう、アリアは意地悪です。」

ふふ「お嬢様でも、1人でお着替えが出来ていたじゃないですか。」と言われてリズはどうせ、制服に見とれて自分の髪が寝癖付いてるのに気がつかなかったですよ。と小さくささやいていた。


さぁ朝食の準備が整ってますから、リビングにいきましょう。と促され、部屋を後にした。


「まぁまぁ、リズメリア、とても似合ってますよ。」とお母様から声をもらい、お父様も「ああ、とても似合ってる。」と言ってもらえて、


リズは真っ赤になりながら「ありがとうございます。そして、おはようございます。」と挨拶したのだ。


今日は学園の入学式とリズは、新入生代表に選ばれため、少し早めに学園にいかなくてはならないので朝食を手早く済ませ、両親と共に馬車にて学園に向かうことになっている。


お父様が「挨拶は考えたのかい?」と聞かれたので「はい!ちゃんと考えました。」と伝えると頭を撫でてくれた。



では、出発しようか!とお父様とお母様と馬車に乗り込み、リズはそわそわしながら学園までの道を眺めるのだった。


学園の前のに着く頃に門の辺りに、見たことのない紋章の入った馬車が止まっていたが、リズにはわからなかったが、お父様が小さく「まさか!」と囁いていたのをリズは外の景色を見ていたため聞こえてなかった。



学園に到着して、受付で、今日の打ち合わせを聞こうと思ったら、学園がはの先生や偉そうな人たちが慌ただしくしていたので、リズには気が付いてもらえなかった。そんなリズを見てお父様が学園長はどこにいるのか、確認をとっていた。リズは?どうしたのかしらと不思議そうにお父様を見ていた。


そしてお父様は、少し学園長と話をしてくるからお母様と待っていなさいと、学園内に入っていった。


残されたお母様と私は受付の人がやっと気が付いてくれたので、挨拶の打ち合わせを行うことが出来たのだが、まだ時間があると言うことで馬車で待っていてほしいと言われて、お母様と待つことにしのです。



しばらく待っていると、お父様が戻ってきて、お母様と少し話をして、城に用事が出来てしまったと、リズには申し訳ないって残念そうに、お城にあがるため帰られた。


お父様のぶんもお母様が応援するからね!と言って笑顔で言っていた。


しばらくすると、係りの先生が説明に来たが、挨拶をするための内容を先に教えて欲しいと言われたので、内容を紙に書いてきていたものを提出した。


係りの先生から、用紙を返されて問題ないです。と返答をいだだけたので、リズは少しほっとした。


程なくすると、サマーやカルロスも会場に向かうため私を探しに来ていたので、皆で向かうことになった。


会場に入ると、全体的にピリピリした感じになっていて、不思議に感じてキョロキョロしているとサマーが小声で、


「今日は他国から転入生が入ってくるらしいのよ!」


「そうなの?」と返事をすると


「何と竜神国の王子らしいのよ!」


「ええ!そんな人が学園に入学するの!」


「一応、騎士科に入学すると言っていたけど、魔法も得意らしく、どちらも勉強すると聞いたわ。」


「そうなのね。」


「リズは興味ないの?」


「ええ、どんな方か知らないし?」


「まぁ、リズはそうでしょうね。カルロスわかってるわね!」


「俺に、振るのかよ。まぁ気を付けておくけどな!」


リズは2人の会話が良く分かっていなかったが、サマーやカルロスは、リズが変なやからに目をつけられないよう気を付けようと思っていたのだ。


そんな中、学園長の挨拶が始まったようで、静かに話を聞くことにした。


「この度新入生を迎え、皆が勉学、魔法、騎士道を学ぶこの5年間しっかりと学び学園の誉れになってくれることを願っています。また、先輩方にしっかりと教えを乞い切磋琢磨して学園生活を過ごしてほしい。以上が新入生に送るお言葉です。」


と学園長の挨拶が終わり新入生代表、リズメリア ヴァンフォーレ前に!と先生に呼ばれて、リズは壇上に上がった。


「皆様初めまして、今年新入生になることができました、リズメリアヴァンフォーレと申します。この度は、新入生代表に選ばれる栄誉を授かり、誠にありがとうございます。これからの5年間皆様と一緒に学び、更に成長できることを嬉しく思います。」


と、新入生代表挨拶を終えることができたとき、正面の扉が開き場がザワザワと騒ぎ足したがリズは壇上からサマーたちのもとにたどり着く辺りで、その正面から現れた男性とすれ違うときに、しっかりと目を向けられて、一瞬なのに、数分に感じられるように思ったのだ。



それをリズは、「え?」と思い首をかしげながら2人のもとに戻ったのだった。


「リズ?どうかしたの?」とマサーに心配されて、


自分でもわからなかったので、「大丈夫です。」と答えていた。


リズとすれ違った男性はそのまま壇上に上がり、挨拶を始めるようだった。


「この度この学園に編入することになった、アーサー ファウズベルグ、ロナウドです。隣国のロナウド王国からやって参りました、こちらでの勉強は主に、魔法や騎士道を学ばせていただこうとやって参りました。学園にいる間は気軽に接していただけると、とても助かりますので、よろしくお願いします。」


と挨拶を終えて壇上から降りていった。


リズはアーサーと何処かで会ったことがあるような気がする、とほとんど挨拶を聞いていなかったが、先生が本日は以上で解散になります。


と告げていたので皆が帰ろうと出口に向かおうとしていたときに、「リズ」と呼ばれたような気がして振り向いたが、よくわからなかったので、そのまま出口に向かったのだった。


お母様と合流して、新入生挨拶を誉められて、リズは明日から始まる学園生活を楽しみに帰宅したのだった。




帰宅後、お父様も戻られていて、リズの晴れ姿が見れないことを残念に思っていたようだったが、入学おめでとうと言葉をもらって、笑顔でありがとうございます。と伝えて、


今日は1日を終えて疲れたのか、早めに就寝したのだった。





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