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魔法科試験を受ける!


屋敷に帰ってからは、両親に教会で合ったことを説明するのを何処まで話そうか考えながら、部屋で着替えて、リビングに向かったのでした。


「お待たせいたしました。お父様、お母様。」


「さあ、此方に此方にいらっしゃい。」


と両親の近くの椅子に座り、教会で合ったことを説明するのと、リズメリアは自分が転生してこの世界に来たことも全て両親に打ち明けた。


両親は、リズメリアの説明を聞きながら相づちをうったり、びっくりしたりしていたが、最後まで聞いてくれた。


「そうか、リズメリアに1つだけ聴いてもいいかな?」


「はい。お父様」


「リズは私たちの元に、いやこの世界に来て幸せかい?」


「お父様!はい、勿論です!何より、お父様、お母様の元に生まれてこれて、とても良かったです!」


そういうと、両親は涙目で、リズメリアを抱き締めてくれた。


そして神様から加護を頂いたお陰で魔力操作も制御も、格段によくなることや、魔法も使いやすくなると言うことも伝えると、お母様、食いぎみに、お話を聞いていた。


「リズメリアは、私以上の召喚士になると思ってたけども、それ以上ね!」


「まだまだ、お母様に教わりたいことが沢山ありますので、よろしくお願いします。」


「ええ!もちろんよ。私も一緒にお勉強するわ。」


と笑顔で言っていた。そして、お父様も混ぜて欲しかったのか、魔法は私に聴きなさいと、言っていた。


「さあ、話も終わったし、リズメリアの誕生日をお祝いしよう。」


お父様の声を聞いて、メイドのアリアとサリーが準備が整っております。と呼びに来た。


広間に用意された、料理や、ケーキにリズメリアのテンションが上がっていたが、それ以上に広間に集まってきている光が妖精だとわかっていても、すごい数だな、と思っていたら、光が1ヶ所に集まり出して1つになったかと思うと、


妖精女王が、光のなかから現れて


(リズメリア、お誕生日おめでとう。愛し子の誕生日どうしてもお祝いしたかったので、来てしまいました。)


と笑顔で伝えられて、私も、両親もかなり、びっくりしたが、お祝いに来てくれたのは嬉しかったので揃って、ありがとうございます。と伝えた。


(愛し子に、プレゼントではないけれど、私の加護を贈りたいの。)


ああ、そのために、来てくれたのだな、と皆が思っていたら、


リズメリアの回りが輝き出した。加護を受けるとこうなるらしい、光が落ち着くと、少し両親が心配していたが、なんともないことを伝えると、ほっとしていた。


(私の加護を受けると、私を召還することが出来るのよ。)


ええ!と声をあげたのはお母様でした。


「妖精女王を召還してもいいのですか?」


とリズメリアが聴くと、魔力の消費は小さいときにもらった、精霊石を通すことで、消費を押さえられる事を教えてくれたので、問題はないらしい。


いつでも、妖精たちはそばにいるけれど、女王はさすがに、見ていることしか出来ないからそばに来たかったらしい。


(フフ、これで愛し子のそばに居られるわ。)


と小さくささやいていたので誰も聞いていなかった。


(私の加護を受けるとどの妖精も属性関係なしに、呼べるようになるから、愛し子の力になるわ!)


それを伝えると、此方に具現出来る時間が少ない、と言うことで帰らなくてはいけないと、女王から伝えられた。


私が召還で、呼べば此方に長く入此方にいられるらしいが今日は帰ることにするらしい。


最後に(リズメリアとはいつでも繋がっているから、何かあったら石を通して語りかけてね。)

と、伝えて帰っていった。


「リズメリアには沢山の人たちが、いつでも側にいるからね。」


と、お母様、お父様2人に言われて、リズは本当にこと世界に生まれてこれて良かったなと改めて思っていた。


そして、お父様から2年後になるが貴族が通う学校があり、リズメリアには入学するか、このままお家で過ごすのがいいか、自分で考えなさいと、言われたので、リズは


「お父様、私は学園に通いたいです。」


と自分の考えを伝えた。私は沢山の人に守ってもらっているが、本心は、自分が皆を守れるよう強く成りたいと思っていることを告げると両親は、無理はしないように!でも、笑顔で嬉しそうに微笑んでいた。







それから、2年が過ぎ、学園に入学するための試験を受けるため、会場にリズメリア来ていた。両親も来ているが、会場の親たちが待つ場所があり、そこに待機しているのだ。


私の側には、メイドのアリア付いていてきてくれているのだが、会場が広すぎて、リズが戸惑っていると、同年代の女の子と男の子が側に来ていた。


「初めまして、貴方も試験受けるの?」


「ええ。でも会場が広くて何処にいけばいいのかわからなくて。」


「そうだったの?貴方は何科を選択するのかしら?」


「魔術師、を目指したいので魔法科ですね。」


「まあ!そうなの!私もよ。」


と言われて、自己紹介をした。


「改めまして、私は、リズメリア ヴァンフォーレです。」


「まあ、ヴァンフォーレ家の方でしたのね、私は、サマリア シュトレンと申します。」


アリアがシュトレン家は伯爵だと教えてくれたので、


「まずは受付は済ませていますか?」


「いえ、まだですわ。」


「私も、まだ受付してないので、ご一緒しましょう。」


「おい、俺を忘れてないか?」


「あら、まだいらしたのですか!」


「いたよ!ずっと!」


「フフ、お二人は仲が宜しいのですね!」


とリズメリアが言うと2人は揃って「違う!」と揃って言っていた。


「まあ、自己紹介をしたらいかがです?」


「なんだ、そのめんどくさそうな言い方は!するけども、このサマリアと幼馴染みで、カルロス

バルザックだ、俺は騎士を目指してる。 」


アリアがバルザック家は辺境伯だと教えてくれた。


「お二人とも、気軽にリズと呼んでください。

私は、余り外出したことがないので、お友達がいないのです、良ければお友達になってくれませんか?」


「そうなの?私で良ければ、私のことも、サマーと呼んでください。」


「俺はカルロスで、いい!」


「もう、カルロス何て言い方なの!」


「サマリアも変な喋り方してるだろ!」


「私はいいのよ!」


「ふふ、普通で良いですよ。しゃべり方は気にしないです。」


「リズは優しいのね!まだ、淑女には慣れないけど、仲良くしてくれると私も嬉しいわ。」


「さあ!カルロスは違う場所でしょ!早く行きなさい!」


「わかってるよ!サマリアを1人にするなって言われたから付いて来たんだ!じゃあ俺はもういくけど、リズ?で、よかったか?サマリアをよろしく頼む。」


「はい、大丈夫です。カルロス様も頑張ってくださいね。」


「様はいらない!」


「まぁ、カルロス照れてるの?」


「うるさい!じゃあ、あとでな!」


カルロスは走って騎士かの受付に向かっていった。


「さあ、お嬢様方お二人も受付に向かってください。」

とアリアに言われて魔法科の受付に向かった。


受付で、名前を伝えて、受験票を受け取り魔法科の試験会場に2人で向かった。


サマー様と呼んだらサマーで、いいと言われたのでサマーは、どんな試験をするか知っているか聞いてみた。


「まずは、魔力測定をするのと、筆記、実技試験があるわ。」


「そうなんですか、魔力測定と筆記は大丈夫そうですが実技が心配です。」


「リズは喋り方はそのままなのね!」


これは癖なのでなおりません。と伝えたら笑われました。


「私は筆記が心配かな。」


等と喋っていたら私たちの番が来たみたいで名前を呼ばれました。


試験官(多分先生方)が透明な水晶に手をかざしてください。と言われたので、リズは、水晶に手をかざしたら、魔力が吸われる感じがして、


かなり強く光輝いたが何とか誤魔化せたみたいで、ほっとしていたら、試験官が物凄くびっくりした顔をしてい見られていた。


何故?と疑問に思うところだと思うが、リズは少しやり過ぎてしまったことに気が付いていない。


神様や、妖精女王に加護を貰ってから、リズはかなりの魔力量になってしまったのを両親が危惧していたので、


妖精女王に相談したら精霊石を使えば、測定を押さえることが出来ると言われていたので、誤魔化せたと思っているのだ。


まあ、試験官以外見られていないのでさほど心配はないと、リズは思っているが、試験官からしてみれば、今まで、見たこともない魔力が検知されたためかなり動揺していた。


そんなやらかしに気が付かないまま、リズはまだ終わらないのかしら?と思っているのだ。


試験官が冷静を取り戻し、次の試験は筆記になることを伝えられ、部屋をあとにする。


そして、外にいたサマーも呼ばれたようで部屋に入っていった。


筆記試験は会場が別なので、サマーが戻ってから、2人揃って移動した。


そして筆記試験も終わり、最後の実技試験は、外になるらしく広場に集められた。


そこでは、自分が一番得意な魔法を披露するらしく四方に結界が張ってあるところで、的があるところまで当てないといけないらしい。


そこでも、各々が得意な魔法を披露しているなかで、今度はサマーが先に呼ばれたようで、リズはサマーを応援しながら見守った。


「ワレハモトメル、アイシクルランス」


サマーの詠唱が成功して的を射止めた、リズはすごーいと、後ろで、声を出してしまったため皆から見られて恥ずかしくなっていた。


「ただいま、どうだった?私の魔法?」


とサマーに言われて


「かっこよかったです!」


と興奮気味に言ってしまってまた、赤くなってるのを見て、サマーは笑っていた。


「私は攻撃系の魔法がまだ余り使えないので、憧れます。」


「そうなの?」


「攻撃より守りを覚えたいのです!」


「そうなのね!リズっぽい」


と話していると最後にリズが呼ばれた。


「行ってきます。」


と緊張気味に伝えて、向かったのだった。


リズは攻撃魔法を自分が思うより、強くなってしまうのが怖くて使えないだけで、本人だけが苦手に思ってあるのだ。


「我は求める、ファイアーボール」


と難なく詠唱を成功させてファイアーボールとは思えない大きな火球が的めがけて飛んでいった。


的は砕けはしなかったが、丸焦げになっていた。


サマーはそれを見て、「は!」と声が出ていたがリズが戻って来たときの表情で、(あ、これは自覚がない)と理解出来てしまったので笑顔で、


「お帰りなさい、お疲れ様。」


と伝えると、リズがほっとした顔をしていたので、これでよかったんだ、と思うことにした。


リズは自分がすごい事を一切理解していないので、ちゃんと的に当てるってことしか考えてなく、いっぱいいっぱいの顔をして戻ってきたのだった。


「ただいまです、ちゃんと出来てたかな?的には当たったけど。」と何処か不安げにしていたからだ。


苦笑しながら大丈夫だったよと伝えると、笑顔が戻ってきたのでサマーはよかったと思ったのと同時に、この子は純粋な子なのねとリズの心を守ろうと思った。

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