衝撃、魔力の暴走
アーサーが、立ち去ってから、私はパーティー会場に戻ったのですが、
私を探していた、お母様、お父様、メイドが勢揃いして、私を探していたと怒られてしまいました。
何でもお父様のお友達、仕事関係の方たちに、娘を自慢したかったらしい。
そのなかでもお父様の旧友の方との顔会わせがしたかったらしいのですが、
用ができて帰ってしまったらしい、とても残念に思っていたら、お父様が、また直ぐに会えるさと、慰めてくれました。
そんな感じでパーティーが終わろうとしたとき、
ふと、自分の中の何かに反応して、今までぞはにいた、光が一斉に私の元へ向かって来たところで、
「きゃーーーーー!」
自分の回りで大きな竜巻や轟音がしたところで私は、意識を無くしてしまいました。
「これは、どう言うことだ!」
「貴方!私はこの竜巻を抑えますから!その間にリズを!」
メリーは呪文を唱え「ヨニマシマスハ、トコシエノ、ヒカリ、ワレハショウカンスル、シルフ」
「あの竜巻を消して!」
集まった光はリズメリアを中心に渦を作っておおってしまっているのをメリーは無理矢理こじ開けた!
「セイドリア!今よ!」
メリーの声に答えてセイドリアは渦の中に飛び込んだ!
「リズメリア!」そこには自分の娘が横たわっていて、暴風の中のセイドリアは娘の所へ駆け寄ろうとした、が、障壁でもあるのかと思うぐらいの透明な壁に邪魔されて娘に触れなかったのだ!
「メリー!」と大声で叫んでメリーは、もう一度呪文を唱えた!
「ヨニマシマスハ、トコシエノ、ヒカリ、ワレハショウカンスル、ルキス」
光の妖精を召還したメリーはお願いします、娘を助けて!
任された妖精は竜巻を抜け障壁を消した!
「貴方、今よ!」
「わかった!」
と2人は見事な連携を見せ娘の元へ駆けつけた!
竜巻を押さえていたメリーもやっと娘の所へ駆けつけて、見たものは、娘の魔力の暴走している姿だった、光は、妖精が押さえているのがわかったからだ、でもなぜこんなにいるの?と疑問に思いたいが時間がないので、メリーはリズメリアに手をかざし魔力の流れを暴走しないよう自分に流し込んでいた!
それからしばらく続けると、だいぶ光が収まってきた。その時、一際光輝いたかと思うと妖精が具現化したのです。
妖精はリズメリアを見て、優しく撫で、こちらを見て喋りかけてきた。
(メリアス、はじめまして、この度は妖精の「愛し子」リズメリアの暴走を止めてくれてありがとう、予期はしていたんだけど、いかんせん魔力の成長が早すぎてしまったの)
「どう言うことでしょうか?我が娘が、妖精の愛し子なんて」
(それはまだ貴方たち、話すことは出来ないの、今は魔力を封じることが出来たからこの子は生きているわ!でも2度目はわからない!まだ器が育ってないのだからしょうがないのです。)
「それは、まだ危ないと言うことですか!」
(いいえ!一時的にでも魔力が放出出来たからし暫くは大丈夫でしょう!また、それまで魔力が貯まりすぎないよう私の石を渡しましょう。)
「あなた様のですか!」
(ええ、妖精の女王が命じます、ここに守りの結晶を!)
女王の手のひらに光が集、結晶かしていくのを、2人はずっと眺めていた、
(今あったことは、無かったことになります、今この空間は別の空間にあります。今回のようなことにならないよう、いつも身に付けさせてあげてください。)
父と母は2人で見つめ合い決意をもって頷いた。
(では空間を戻します。リズメリアには、もう少し大きくなってから、お話ししてあげてください。そして魔力制御も早めに教えていってあげてください、次に会えるのは10才の祝福の儀式の時です。それまで、暫しの別れです。)
そういい残すと3人の回りが光を的って一瞬輝いたかと思うとパーティー会場に戻っていた。
夢かと思ったが2人はとりあえずリズメリアを部屋につれていき、ベッドへ寝かせて娘の胸元の石を見て現実だったことを教えられた。
2人はこれからどうするのか、と話し出す前に、自分たち出来ることをすると、はじめから決まっていたかのような対応の早さだった。
「とりあえず10才までに、魔力の使い方を覚えさせましょう。自分の娘が何かにとんでもないことに巻き込まれそうで、、、」
「自分たちに出来ることをして、見守ってあげないとな!ほら、そんな暗い顔するな、リズが不安に思うだろ、メリーとリズは俺が必ず守る!」
「貴方、ありがとうございます。私も出来る限り頑張るわ!夫と娘のために!」
と2人をよそにリズメリアは深い眠りについているので2人はそっと、娘の部屋を後にしたのだった。