プロローグ
読んで頂きありがとうございます。
初めて投稿させて頂きます。
拙い文章ですかま、よろしくお願いします。
気がつくと真っ白な空間にいた。壁も地面もなく、どれほどの広さがあるのかもはっきりしない、ただただ白い空間。
「ここは……? 」ここがどこなのか? なぜここにいるのか? が全く思い出せない。不思議に思いながら周りを見まわしていると、突然声が聞こえた。
「初めまして、マツナガ ソウさん。」
突然の声だったが、びくつくことなくなぜか落ち着く、そんな声が聞こえてきた方を向くと、人形のなにかがいた。
透明とも言えない、そこに人がいるという、人形の……気配とでも言うような存在。普通なら理解できず、恐怖を感じるような存在だと思うが、恐ろしさは感じない……むしろ安堵する、そんな気配。
「あなたは? ……」この白い空間もそうだが、目の前の相手になぜか安心している自分を不思議に思いながら俺は返事をした。
「私は、転生を司る者。……と言っても何のことか分かりませんよね? マツナガ ソウさん、あなたは死を迎えたのです。」