オタク戦争~OTAKU WARS~
※この作品はフィクションです。実在の人物、社会問題とは一切関係ありません。思いつきで書いた完全なパロディです。
世界は「オタク」と「リア充」に分かれていた…
両者は対立し、血を血で洗う醜い争いが幾年も続いていた。
ある日「リア充」は「オタク」に対し進行を始め、自らを「リア充オタク」と称し始めた。「オタク」達は激怒し、反撃を開始した。
「同士達よ!我々は害虫である!輝かしい栄光を捨て、自らを貶めたからこそ、我々はかけがえのないものを手に入れた! しかし、それを汚そうとする連中がいる!奴等は我々の領土に進行し、自らを貶めず、綺麗なまま死肉を食らおうとしている!なんと穢らわしいことか!まるで糞尿に集る蝶ではないか! 同士達よ、これは決して許される事ではない!」
「今宵、我々は火を吹く害虫となる! 卑しい蝶どもの羽を焼き払い、肥え太った芋虫の姿を世に曝すのだ!」
オタク達は決起し、リア充に反撃を開始した。第一次オタク大戦の始まりである。
結果は惨敗。敵陣に飛び込んだオタクは次々とリア充の餌食となった。敗因はコミュ力の欠如による粗雑な連携であった。中には味方同士が争い、陣営内も紛争状態となった。
やがて世界からオタクは消え、リア充が君臨する世となっていった…
大戦から数年が経ち、人々は「オタク」を忘れ、皆が蝶のように美しく羽ばたく世界となった。
そこに一つ灯火が産まれた。その姿は醜く、蝶とは程遠い、まるで・・・"害虫"であった。