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三題噺 ファイナンシャルプランナー 龍角散のど飴(擬人化) 恋する扇風機

やぁ、ごきげんよう。


諸君らは考えたことがあるかね?


「この世の中『人間じゃない』人間がいるのかどうか」なんてことを。


まぁ普通考えもしないだろう。だがそんな人を取り扱うのが私の仕事。


私は"人間じゃない人間"のカウンセラーのようなものだ。


表はファイナンシャルプランナーの顔を持っている。


裏口から来たそういう客を別の顔で受け入れているのだ。


ファイナンシャルプランナーとは、まぁFPと呼ばれていて


いろんな情報を聞いてそこから資金計画などを組み立てたりする仕事だ。


やはり他人の役に立ちたくて表でもそういう顔をもつことにしている。


とは言っても、裏口の客の方が多いのだが。


お、約束の時間だ。


客には悪いが今回だけ、君たちにもどういう事なのか見せてさし上げよう。


恐らく今何が何なのかわかっていないだろう。


百聞は一件にしかず。



どうぞおかけになってください。


「は、はい・・・。」


えっと・・・龍角散・・・のど飴ですか?


「はい、私は"元は"龍角散のど飴でした。」


そういう事だ。


人間じゃない人間。 それは物が人間に変わったという事。


絵空事のように思ってもそれが事実だから仕方がない。


さて仕事、仕事。



・・・今回はどのような件で?


「あの・・・僕はこのまま生きてていいのでしょうか?」

「僕はのど飴でした。ただそれが人間になったところで何も出来ないんです。」

「これくらいなら・・・憧れてた人間より人間の役にたつ昔の姿の方がよかったのかなって。」


なるほど・・・。


実際こんな感じの相談ばかりだ。


ただくだらない雑談がしたい、という客もいれば、真剣に悩んでる客もいる。


「どう・・・すればいいのか分からなくなって。」


では・・・一つ質問です。


あなたは今楽しいですか?


「え・・・?」


のど飴から人間になれて・・・楽しいですか?


「楽しいです!でも・・・不器用で役に立てなくて。」


確かに急に人間になっても、器用になんて出来ませんよね。


でもそれは仕方の無いことなんです。


誰だって最初から何でも出来るわけじゃない。


でしたら頑張ってみてはいかがでしょうか?


まだこの世の中、「あなたしか出来ないこと」だってありますよ。


「そう・・・ですか。」


そしてその答えはあなたが出すべき答え。


僕はその手助けしか出来ないですよ。


「・・・やれるだけやってみます。僕らだって・・・やればできるんだ。」


その意気です、頑張って行きましょう!


「・・・はい!」


彼女は笑顔で答えるとそそくさと帰っていった。


そして彼女自身である、龍角散のど飴を私にくれた。


ちょうど喉の調子が悪かったところだ。ありがたい。


私はこんな感じで仕事を続けている。


やっていること自体は殆ど表と変わらないのだ。


でも続けるのは、おっと・・・今日最後のお客さん。


予約制なのでね。



どうぞおかけになってください。


「はい!」


整った顔立ちの彼は元気よく答えた。


どうにも悩んでいるようには見えないが。



今日はどういった悩みで?


「恥ずかしながら人間に恋を・・・」


恥ずかしいことなんかじゃありませんよ。


あなたはもう人間なんです。人間が人間を好きになることが普通なんです。


「ありがとうございます・・・でも彼女は僕のことを見破っているかもしれないんです。」


というと・・・?


「『○○君、扇風機みたいだね!』って・・・言われたんです。」


・・・?


「何でも便利でほどよい涼しさで気持よくしてくれるのだとか・・・」


彼女には彼女なりの考えがあるのだろう・・・。


だが思ったことを口にだすほど私はアマチュアじゃない。



なるほど・・・。いい人を見つけましたね!


「え・・・?」


あなたの爽やかさをちゃんと見てくれているんですよ。


あなたは風鈴のように人を和ませてくれる。そんな雰囲気を持っているんです。


「なるほど・・・。」


人を愛することに遠慮なんていりません。


やるだけやってみてください。あなたならきっとできるはずです。


「わかりました!ありがとうございます!!」


彼は立ち上がり満面の笑みでここをさった。


扇風機から人間になった彼はここに爽やかな涼しい風をくれた。



今日の仕事はここまでだ。


と、まぁこんな感じに私は日々いろんな人の相談にのっている。


背中を後押し出来れば私は幸せなのだ。



さっき言えなかったが、続けるのは幸せを味わうため。

そして私自身もお金という皮肉な存在ではなく、もっと幸せにする存在でいたいからだ。


ただあなたも忘れないでほしい。


この世の中何があるか分からない。


今回のお客さんのような"人間"があなたの身近にもいるかもしれない・・・。


彼らだって君たちのように必死に頑張ろうとしている。


人間として良い見本を見せてあげるのはどうだろうか。


一歩でも自分の道をしっかり歩いてみるのはどうだろうか。


今回こういった形でやってみましたが・・・

いやーお題に統一性がないっていうのが三題噺の特性ですが。ここまで酷いとはw

でもやれるだけまとめましたよ!頑張って!www


まさかの擬人化というお題でどうしようかと悩んだ末

訳の分からない作品に仕上がっちゃいましたww


次からはもっと文章力をあげて、読みやすい作品にできればな・・・なんて思ってます;

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