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マジックロッド

作者:さだきち
最終エピソード掲載日:2025/10/22

始まりの物語:アルカディアの誕生

この世界は、幾重にも重なる多元世界のひとつにすぎない。
それぞれの世界は「エネルギーの濃度」によって隔てられ、
薄い世界の生命が濃い世界へ踏み入れば消滅し、
逆に濃い世界の存在が薄い世界に現れれば、
その場に破壊をもたらす。
人々はやがて、そのエネルギーを“魔力”と呼ぶようになった。

やがて、濃い世界の住人──精霊との接触が始まる。
古の魔法使いたちは触媒と契約を駆使して精霊の力を借り、
それを「精霊術」と名づけた。
その中に、二人の天才が現れる。
レイム・アークライトと、弟のテスラ。
彼らの研究は精霊世界と現実を繋ぐ秘術――
「召喚の門」へと至る。

レイムは言った。
「泡の中で魔物が生きられるのなら、我々もまた行けるはずだ」
二人は命を賭して実験を行い、
精霊世界の“泡”の内部に生き延びることに成功する。
だが、そこには魔力の具現たる凶悪な魔物が待ち受けていた。
死闘の果てに、彼らは未知の結晶――
凝縮された精霊のエネルギーを手に入れる。

やがて兄弟は、その泡を巨大化し、
内部を迷宮のような空間へと変貌させた。
そこから得られる魔力の産物は、富と力をもたらし、
人々はその地に街を築いた。
偉大なる開拓者アークライト兄弟の名を冠し、
その街は「アルカディア」と呼ばれる。

後に、この迷宮を維持する技術は精霊工学の頂点となり、
人々はそれを「マジックロッド」と名づけた。
それこそが、世界を変えた最初の奇跡である。
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