表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

第3話 監獄行き



 生贄決定の知らせを聞いた私は、絶望した。


 ユフィやマカ。姉達はみな、未来があるのに。


 私だけ、その未来に生きる事を望まれていないのだから。


 だから、私は自暴自棄になった。


 竜に殺されるくらいなら、今までできなかった事をやってやろう、と。


 だから毎日、お城を脱走しては遊び歩き、無駄遣いをした。


 その時間は、確かに楽しくはあった。けれど、心はむなしくなるだけだった。


 そんな風に将来に絶望していた私は、護衛の目を盗んで罪を犯していた。


 国の誇りである竜の銅像を壊したのだ。


 それは、許されざない行為だった。


 竜のご機嫌を常に取り続けていた国は、その行いを放っておく事は出来ない。


 竜に反抗的なもの生贄にする事は、竜に失礼。


 という事で、私は決して出る事のできない監獄へ送られる事になった。


 生贄になるのは逃れる事ができたが、監獄行きはそれよりもきつい罰だった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ