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第1話 第三王女ユフィ
私はこの国の第三王女だ。
名前はユフィ。
でも、将来は約束されていない。
未来は真っ暗だった。
なぜなら私は、竜の生贄になってしまう運命だったから。
私がいるこの国のトップにつくのは第一王女フィア。
私の姉だ。
容姿端麗で、カリスマもある。
まさにうってつけの人選だろう。
その第一王女の補佐をするのが、第二王女マカ。
私の姉その二。
第二王女は聡明だからこれも適任だ。
けれど第三王女、つまり私はどんな役職にも就かない。
優れてる所が、ないからだ。
ちょっとばかし、努力家で我慢強いくらいしか取り柄がない。
そんなあまりものだから、ある意味そうなるのは当然だったのかもしれない。