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御出座の予定は無かった

 神々… で、予想外にアヴォニアの出来事が長々と続いてしまったのです。

 この調子だと、もう少し続きそうな気もします。あんまり長々と続けるのも難なので、エピソード的にはあとひとつ… かな。


 というわけで、最初は彼らが使っているランダーから。

 アヴォニア文明のちょっと大きな建造物は、基本的に階段ピラミッドです。

 シャカンナ級やラークッジ級宇宙船の艦橋もその流れですね。

 ランダーは、そういった流れの中で生み出されたものなので……


挿絵(By みてみん)


 そうとは知らないナギが、アヴォニア人のランダーを見た時は、エスターの悪戯だと思っていたとか。

 だから、ランダーから出てきた人に会った時は、とっても驚いたそうです。

 なにせ皇太子殿下の御出座(おでまし)ですからねぇ……


挿絵(By みてみん)


 そうそう。アヴォニア王家は国家の象徴的な存在という位置づけです。

 かつては親政(王による直接統治)をしていた時代もありましたが、次代と共に段々とこのような形になっていったのです。

 それでも、その存在は神聖不可侵なものとして国民の尊敬を集めています。


 かと言って全てを家来に丸投げにしている訳ではなく、種族の運命をかけた重要な決断は王族の仕事なのです。

 たとえばコペ・Pが地球に黒ドワーフが移住するための交渉なんかがそれ。

 あれは、殿下の裁可があったから出来た事なのです。

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