歴史の彼方に在りし者
この宇宙では、いくつもの生命が生まれては滅んでいきましたが……
最初の生命体がどのような姿をしていたのかは、今となっては分かりません。
たぶん創造神も忘れてしまったかも。
そして、第2の生命体は鉱物生命体。私たちの太陽よりも遥かに大きなサイズのコレを生物と言っていいのか迷いますが、間違いなく自我があるのです。
ナギとヘルマはラックヴァルで見物に行っていますが、彼らは途中で物損事故を起こしてしまったために哀れ司令船だけの姿になってしまいました。
宇宙の法則が完全に定まる前に生まれた生物ですが、このままでは自重で崩壊する事を察知して、この宇宙を去る事を決心したのですが……
人類がそれと出会うかどうかは運命の神様の気分次第かも。
そして、第3の生命体はイカタコから進化したスキル人。
この宇宙で初めての『星間航行種族』です。
と、いうわけでスキル人の宇宙船がこちら。
彼らの科学力は、反重力推進機関の実用化に成功しています。
そして、どういうわけか宇宙船の大小に関わらずデザインは全部同じです。
たぶん宇宙空間での有視界戦闘を視野に入れた結果だと思うのですが……
ちなみに、第4の生命体は滅亡はしていませんが、行方不明の扱いで。
第5の生命体が作中に登場する人類だったりします。
彼らは遠い未来に種族全員の魂魄を集める事で、ひとつの超越生命体に進化するのですが、『それ』は宇宙の終焉に至るまで生き延びる事になるのです。
それも、最後にはやる事が無くなって、惰眠をむさぼっていましたけれどね。