表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この街の隅で君と出会う  作者: みぃこ
5/9

始隅

「やっほー」


今日は穂海と駅前で待ち合わせていつものカフェに行く予定だ。

正確には遊ぶというより二人だけの女子会のようなものだ。

何気にこの時が一番好きだ。人と話していると嫌なことを忘れられるし、生きてる実感が得られる。


「今日何飲む?てか、何食べる?」


「なんか新しいケーキ出たらしいからそれ食べてみたいかなぁ」


「え、そんなのあるの?さすがさなえだわ」


「やっぱり?笑」


こんな風に何でも始まりは楽しいものだ。それが勢いに乗ってくると一気に時間の経過スピードは加速する。数時間がほんの一瞬に思わせられる。


席について注文をしてから、お互いに相談を持ちかける。

他人の話を聞くのは好きだ。自分には無いものが知れるから。

反対に自分の話をするのは嫌いだ。どうしても自己嫌悪に陥ってしまう。


「さなえも何かないの〜」


「んー、特に。なんだろ、いざって言われると無いんだよねぇ」


「でもなんかさ申し訳ないというか、私ばっかり愚痴聞いてもらってるじゃん?」


「いいの!私、自分の話するの嫌いだし」


私がそう言うも穂海の顔は曇ったままだった。


「無理しないでよ、さなえ」


「大丈夫だってー!」


早々にこの話を切り上げたかった。無理矢理にでも笑顔を作る。こうすれば幸せになるんだとどこかで聞いた。だから大丈夫。


「んなことより、このケーキ美味しくない?」


「え、あぁ。新しいやつって勇気でないんだよね、私」


「なんでさー、勿体無いよ?色々知っとかないとっ!!」


未だに暗い顔をしている彼女の手を握って、すり替えていく。


その後も楽しく話していっているうちに時間が過ぎていく。


「あー、もうこんな時間かぁ」


「ほんとだ、そろそろ帰ろっか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ