近い未来
さ、寒いです…
夜、ちょっとした?作業をしたのですが、とても寒いです…。
手は、かじかみ、足は感覚が無くなり、身体は凍えて震えています…。
最後に、コレは短いですけど、次をすぐに投稿します。
ユートが兵士に捕らえられてから二ヶ月が経った。
未だにユートは帰ってこない。
「エミル、早く準備済ませないと馬車が来ちゃうわよ」
「はーい!」
私は今日からアークノート学園に行く。
本当は、ユートも一緒に付いてきて欲しかった。そして、一緒に学園に通いたかった。
だけど、それはもう叶わない。
この村に残ったのは、冷たい鋼鉄の壁と、ユートが作った色々な物と、変わった木造の家。
村人達はユートが居なくなって酷く悲しんでいた。村長なんて、ユートをこの村にずっと居てもらう為に私とくっ付けようと画策してたし。
ま、まぁ、悪い気はしなかったけど…。
でも、そのユートはもう居ない。
何処にいるのかすら分からない。
この村から離れると、ユートと一生会えないような。そんな気しかしない。
けれど、学園には行くと決めてしまい、今更やめる事なんて出来ない。皆の期待を裏切る事になってしまう。
正直、それでもユートと会えるなら、それで良いかと思ってしまう。
でも、そんなワガママを言ってパパとママを困らせたくないと言う気持ちもある。
「ユート…また会えるかな…」
鞄の中へユートから貰った包帯を詰め、忘れ物をしてないか部屋をグルリと見渡してから、鞄を背負う。
そして、部屋の扉を開く。
これから、私はアークノート学園へ行く。
まだ決心はつかないけれど、行かなければならないような気がする。
ーーー
ようやく、ここまで組織を大きくできた。
これも全て”あの方”のお導きがあってこそだ。
私の前には、苦労して掘った巨大な魔法陣がある。そして、その周りには思念を同じくする同胞達。
「ふ、ふひひ、ふひひひひ」
あと少し。あと少しで我等の悲願が叶う。
「生贄はやはり多い方が良いと思うが、異論はないか?」
私の問いに、同胞達は示し合わせたかのように肯定してくれた。
良い事だ。とても良い事だ。
これから起きる事を思い浮かべると、自然と笑みが零れ落ちる。
同胞達も私と同じ気持ちだろう。
「生贄は何処で手に入れる?」
同胞達の中の一人が疑問を発した。
それは、私も先程思った所だ。
ザワザワと近くにいる者と話し合う同胞達。私も、隣の者と話す。
どこで生贄を手に入れるかを。
街を一つ落とすには、それ相応の対価が必要となる。
それに、街一つ分だと私達が求める大量の魔力と贄に相応しい存在は手に入らないだろう。
ならば、幾つかの街を攻め落とさなければならなくなる。が、それだと此方の損失が大きくなってしまう。
それだといけない。もっと、払う対価を少なく、そして、より莫大で、より上質な魔力と上等な贄を得れる所ではないと…。
そこまで考え、ある答えに至った。
「……アークノート学園」




