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ステータスの詳細

頭が割れそう…


六日の日、岡山まで出張に行ってきまーす!


それまでに、頭痛治さな…


前々から思っていたが、【鑑定】のスキルは便利だ。


初めは確か【観察】と言うスキルだった筈だが、今は何故かは知らないが【鑑定】になっている。


手に入れた経緯は薬草を簡単に見分けれるようになった時だと思う。もしかすると、特徴を見つけた時かもしれないし、ジックリと観察していたからかもしれない。

まぁ、そんな事、今になってはどうでもいい話だ。


兎に角、俺は【鑑定】のスキルを持っている。


そして、それを使ってステータスを覗いてみた。結果、驚く事が判明した。



種族〈魔人機〉

人と魔物と機械が組み合わさって出来た新種族。スキル【自動修復】を取得。


職業〈機械技師〉

ありとあらゆる機械を操作でき、分解・組立が容易になる。【分解】【解体】【組立】のスキルを取得。INTが大幅に上昇。

称号〈機械技師〉を取得。


スキル〈鑑定〉

任意によって発動可能。ありとあらゆる物が鑑定可能となる。スキルレベルによって視れる範囲が変わる。魔眼。


〈指導〉

誰かに指導を行うと、その相手の能力が上昇し易くなる。スキルレベルによって上昇率変化。


〈豪腕〉

任意によって腕力の上昇。スキルレベル×50の上限値上昇。


〈豪脚〉

任意によって脚力の上昇。スキルレベル×50の上限値上昇。


〈剥ぎ取り〉

剥ぎ取りが上手くなる。スキルレベルが高いほど品質上昇。


〈分解〉

職業・機械技師によって取得。機械類に限らず、細かな構造物に対して分解が容易となる。物質の分解・摘出が可能となる。

スキル【剥ぎ取り】【解体】と重複可。


〈解体〉

職業・機械技師によって取得。機械類に限らず、大きな構造物に対して解体が容易になる。

スキル【剥ぎ取り】【分解】と重複可。


〈組立〉

職業・機械技師によって取得。機械類に限らず、全ての物の組み立てが容易になる。


〈隠密〉

任意によって発動可能。気配を隠す事が可能。

スキルレベルによって足音や姿などを消す事も可能となる。


〈地図作成〉

スキルレベルによって、より正確な地図を作成する事が可能となる。


〈短剣術〉

我流短剣術。短剣を装備した際にSTRとAGIが上昇する。


〈双剣術〉

我流双剣術。短剣を両手に装備した際に能力値が全て大幅に上昇する。


〈魔力探知〉

周囲、スキルレベル×10mの距離に存在する魔力を感知・判別する事が可能となる。


〈調合〉

物と物を混ぜ合わせる事が可能となる。スキルレベルに応じて品質が変化する。


〈魔法陣作成〉

より正確な魔法陣の作成が可能。スキルレベルに応じて魔法陣の精密さと作成速度が上がる。


〈体術〉

異世界の武術が組み込まれた技。


〈魔力回復(高)〉

魔力の回復速度が上昇する。


〈鉱石探知〉

スキルレベル×10mの距離に存在する鉱石を探知する事ができる。


〈限界突破〉

自身の持つ全ての力以上を無理矢理引き出す。スキルレベル×5秒間の使用が可能。


〈偽装〉

ステータスの偽装が可能となる。

スキル【看破】を持つ者が自身のスキルレベルを上回っている場合は無効となる。


〈翻訳〉

称号・異世界人により取得。存在する全ての言葉が認知する事により通じるようになる。


〈ガレージ〉

特殊スキル。ガレージを出現させる事が可能。GPの消費により所有者の望む物の入手が可能となる。

生き物は不可。


〈自動修復〉

スキル【自動回復(極小)】が変質して取得した。全ての傷や欠損部分を自動修復。


〈悪運〉

運が悪い。度々不幸な出来事に巻き込まれる。

HP2以上の場合、即死系のダメージを負ってもHP1で必ず生き残る。


〈器用貧乏〉

何でも出来る。何でも扱える。全てのスキルレベルが上昇し易くなる。


魔法〈無〉

失われし禁忌の魔導。魔力を自由自在に扱う事ができる。


称号〈異世界人〉

レベルが上昇し易くなる。全ての能力値の上限が無くなる。

魔力を必要とせず身体を動かす事が可能。

スキル【翻訳】を取得。


〈巻き込まれた者〉

不幸にも召喚に巻き込まれた者の証。

何事にも巻き込まれ易くなる。

スキル【悪運】を取得。


〈迷い人〉

道によく迷う者の証。

一度通った道を覚えれるようになる。

スキル【悪運】を強化。


〈機械技師〉

脳内で設計図の作成が可能。

DEXとINTが極大上昇。


〈馬鹿力〉

見た目にそぐわない力を出す事が可能。

スキル【剛腕】【豪脚】の力を大幅に上昇。


〈解体師〉

解体物の中身を瞬時に理解できる。


〈人外〉

人を辞めた者の証。

全てのレベル上限が無くなる。


〈人越者〉

レベルの上限を超えた者の証。

全てのレベルが上がり易くなる。


〈迷宮攻略者〉

《封じられし迷宮》を攻略した者の証。

迷宮内にて全ての能力値が上限する。



これらの鑑定結果を見るに、【悪運】を手に入れた経緯はリョーガにあると踏んだ。いや、元を辿ればリョーガを召喚した者だ。


迷宮に落ちたのも、今の状況に陥ったのも、俺の不幸な出来事の全て、このスキルの所為で間違いない。


悲しきかな、俺の人生…。


先の事を考えると不安でたまらなくなる。

この先に、どんな不幸が待ち受けているのか、どれだけ俺は不幸と戦えばいいか。そんな思いが頭の中を支配し始める。


だけど、俺はそんな事でヘコむ人間ではない。

いつもみたいにヘラヘラと笑みを浮かべて考えないようにする。

嫌な事は頭の端に追いやり、目を逸らす。それが俺の心の安定を保つ唯一の方法だ。


もうステータスの事は考えないようにして、他の事へと思考を向ける。

と、言っても、する事はなく、暇な時間に逆戻りしただけだ。


何をしようかと、考え始め、何も思いつかないまま数時間が経過した時、兵士が鉄扉を開いてやってきた。


今度こそ、飯か!?


そう思ったが、目に入ったのは髭面の兵士と若い兵士、合わせて三人の姿。彼等の手には食事など持ってなく、持っていたのは黒くて無骨な首輪と手枷。

俺は首を小さく傾げて疑問を口にする。


「……飯は?」


「ふんっ、貴様なぞにやる飯はない」


若い兵士が偉そうに鼻を鳴らして言った。

やっぱり、飯はくれないようだ。では、『あの首輪と手枷は何やねんやろ?』と疑問が湧いた。

その事について尋ねようと口を開きかけた時、髭面の兵士が偉そうに言い放った。


「貴様ら犯罪者は本当なら死刑だが、俺の慈悲で犯罪奴隷になる事になった。感謝するんだな」


「………?」


言っている意味が良く分からなかった。その為、深く首を傾げてしまう。


けど、少し考えれば分かる事だった。

奴隷は、歴史の教科書を読み漁った時に出てきた言葉だ。確か、人の所有物になるやつだ。

と、言う事は、犯罪奴隷とは、犯罪者が奴隷になると言う事だと思う。

普通の奴隷と違いがあるのかも知れないけど、俺には分からない。


俺が考えている間、髭面の兵士が顎で若い兵士に指示を出し、両隣の牢に閉じ込められていた二人が首輪と手枷を着けられて出て行っていた。


「残るは貴様だな」


髭面の兵士はそう言って、牢の中に入ってきた。勿論、手には首輪と手枷がある。


逃げるなら今だが、逃げた後、問題になりそうだから、俺は逃げずに大人している。

大人しく寝転んだままだ。


「奴隷になると言うのに随分と余裕だな」


バカにしたように嘲笑って言ってくる。なんだか、凄くイラつく表情だ。

とても殴りたくなる。殴ってから、大暴れして、全て破壊したい衝動に駆られる。けど、面倒が増えるのが目に見えているからしない。


大きな溜息を一つ吐いて、ゆっくりと立ち上がり、髭面の兵士に手を差し出す。

髭面の兵士は俺が手を出した意味がよく分かっていなさそうだから、口に出して言う。


「自分でやるから貸して」


考えてみて欲しい。髭が濃いオッサンに首輪を着けられる事を。そして、手枷を着けられる事を。俺はそれを想像して、鳥肌がたった。

俺にそんな趣味はない。

もし、されたならば、その場で発狂して、嘔吐する程に気持ち悪く思った。


「良い心掛けだな」


何かを勘違いしてそうな髭面が首輪と手枷を渡してくれたから、それを自分で嵌める。

手枷には鎖が垂れ下がっており、それを髭面が掴もうとした。けど、それも嫌だ。

だから、掴ませないように避け続けていたら、髭面は諦めたように言った。


「付いて来い」


なんだか勝った気分になる。別に勝負なんかしてなかったけど、良い気分だ。


いつもみたいにヘラヘラと気持ちを表に出さないように笑いながら、髭面の後について行く。

ユート「全部、リョーガの所為やな」

リョーガ「また人の所為かよ」

ユート「いやいや、リョーガの所為やろ。俺がこの世界に来たのも、落とし穴に落ちたのも、捕まったのも」

リョーガ「は?俺ちゃうやんけ。どこ見とんねん。どう見たって俺を召喚した奴やろ」

ユート「あっ、そっか…。はぁ…俺、やってけんのかな…」

リョーガ「とりまさ、ええ店見つけたから飲みに行かへん?」

ユート「いや、俺は飲まへんで。また暴れてまうやん」

リョーガ「そういや、お前の暴れっぷり最高やったな」

ユート「言うな。気にしてんねん…」

リョーガ「ダハハッ、気にする事あらへんやん。あれでこそ、俺のダチって感じやんけ」

ユート「所謂、変人の集まりって奴やな…俺、変人ちゃうのに…」

リョーガ「お前は立派な変人や。誇ってええで」

ユート「誇られへんな。うん。悲しくなるわ…」

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