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<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-  作者: 海道 左近
第七章 女神は天に在らず

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第一九一話 ラストダンス part Final

 □■Last 1 Minutes


 日没から始まったレイとフランクリンの決戦。

 レイは仲間達と共にモンスター軍団と【MGD】バージョンⅠを破り、戦争に勝利した。

 しかし決戦はそれでも終わらず、レイは舞踏会での孤軍奮闘の末、今に辿り着いた。

 既に、太陽は沈み切った。

 天には月に似た天体が輝き、その反射光がギデオンの大地を……そして街の上に掛かる巨影を照らす。


 落下するのは【魔獣工場 パンデモニウム】。

 キャッスル系統でも屈指の巨体を誇る自走工場は今、地ではなく空より迫る。

 ギデオンの民が状況を理解できぬままに夜空を見上げ、悲鳴を上げている。

 戦争を生き残り、残りのモンスターを倒しながら姿を消したレイを探していた者達もそれに気づき、唖然とする。

 ウィンドウのフレンドリストからレイの生存を確認していた者達も、しかしこの状況の変化には驚愕する他ない。

 レイがフランクリンを追い詰めたのか、あるいはその逆か。

 いずれにしろ、パンデモニウムがこのような形で出現したことに、姿を消した二人が関わっているのは明白だった。

 地上では落下するパンデモニウムを阻まんとする<マスター>達の攻撃の輝きが見えるが、それでも破壊は叶わないだろう。

 墜落を防げるのは、レイだけだ。


 ◇◆


 空の上、月に似た天体の反射光の下で、二つの影が空を翔ける。

 一方は巨大な蒼鋼。背面をウィングユニットに換装した【MGD】バージョンⅡ。

 一方は銀色の騎影。この夜空にありて輝く【白銀之風】。


『……!』


 《舞踏会》解除で漏れた空気を、シルバーは自らの力で集め足場として固定している。

 かつての【モノクローム】戦と同じく極めて空気の薄い超高空。

 あの時のレイ達はこの高度ではまともに戦えなかった。

 だが、今は違う。

 レイはあの頃よりも強く、そしてシルバーもそれは同じ。

 高度ゆえに使える空気が限られるならば、かき集めた上で使い回す。

 足場とした空気を、空気だけを、自らが踏み出す先に分解・再構成し続ける。

 自身とレイを連続転送するよりもローリスクに、空中での機動を可能としている。

 あの【黄金之雷霆】同様、シルバーも戦いの中で成長し始めている。


『――――』


 この挙動にシルバーの演算装置には過負荷が生じている。

 それでも、主人の決戦のためにシルバーは駆け続ける。


「…………」


 そして馬上のレイもまた、自らが詰め切るための思考を回す。

 レイにとってフランクリンを倒す上で最大の障害は【MGD】だが、それに次ぐ問題が従魔師系統スキルの《ライフリンク》だ。

 主人の受けたダメージを、自身より主人を優先する従魔に飛ばすスキル。

 研究者系統ならばサブに置いても機能することは、かつての事件でフランクリンが既に証明している。

 工場にして生物であるパンデモニウムを自らのHPタンクとしても活用していた。

 あのときはバルドルによってパンデモニウムが破壊されていたが、今回は落下中とはいえ無傷だ。削り切ることは難しい。

 だが……。


(この局面で《ライフリンク》は使えない)


 従魔師系統超級職で解禁されるスキルレベルEXの《ライフリンク》は距離無制限だが、上級職以下は距離の制限がある。

 下級職限界のスキルレベル五で五〇〇メテル、上級職限界のスキルレベル一〇で一〇〇〇メテルだ。

 フランクリンが従魔師系統をどこまで取っているかはレイには分からないが、最大でも有効距離は一〇〇〇メテル。

 パンデモニウムの高度は急速に下がり続けて、スキルの圏内から抜けている。

 無論、その降下に追随すれば、パンデモニウムをHPタンクにし続けることはできる。


 だが、フランクリンはそれをしないとレイは読み、実際そうしていなかった。


 今は高度二万メテル。

 レイとこの高度からの脱出を前提に準備していたフランクリンだから活動できる高さ。

 余人の入り込む余地のない、極限環境。

 しかし高度を下げれば、それは他の<マスター>達の介入を呼ぶ。

 フランクリンはそれを選ばない。

 《ライフリンク》発動中だろうと、それを封じる手立てを持つ<マスター>はいるだろう。

 対抗策に限らず、戦闘そのものが左右されることにもなりかねない。


 何より《舞踏会》がそうであったように、フランクリンはこの戦いへの他者の介入を望まない。

 そう……望んでいないのだ。


 ◇◆


(あと一分……)


 フランクリンも思考を回している。

 墜落までの残り時間。

 自分がレイに勝利するまでの時間。

 これまで三十分完封して、あと一分耐えればそれで勝ち。

 だが、その一分がこれまでの三十分と比較にならぬことを、誰よりも彼女が知っている。

 装備スキルが使えるかどうかなどではない。

 こうなったときのレイ・スターリングという男の強さ、恐ろしさ、その輝きを知っている。

 このロスタイムこそが、本当の勝負。


「…………」


 勝ったと思って、覆されて。

 予定も進む道も狂わされて。

 彼女の嫌う要素ばかりでありながら、今の彼女は笑っている。

 それでこそ、これでこそ、自分の望んだ宿敵との決着(未来)なのだと、頭ではなく心が笑う。

 それゆえにこそ、彼女は退かない。

 今の彼に勝ってこそ、意味があるから。

 逃げて勝つ道も、パンデモニウムを盾にする道も選ばない。


 ただ、己と己の作品だけで、彼との決着を望んだ。


 ◇◆


 フランクリンがそうであるように、レイもこの天空で勝負をつける心算だ。

 地上の援軍を望まず、賭けず、ここで……ケリをつける。

 それこそが今すべきことだと、彼の心が告げている。


「……!」


 天空を疾走し、アイテムボックスからあるものを取り出しながら距離を詰める。

 《風と歩む魂》はまだ使わず、タイミングを計る。


『――――』


 レイが近づくことを拒むように、【MGD】は互いの間の空間に向けて複数の斬糸を放つ。

 それをシルバーのステップで回避するが、回避しきれずにダメージを受ける。

 結果、距離は詰められなかったが……その合間にレイは手にしていた【ジェム】を放っている。

 使用したのはまたも《グルーム・ストーカー》。

 闇属性の追尾弾は、この天空であろうと敵目掛けて飛翔する。

 コクピットに迫る追尾弾を、【MGD】は《舞踏会》の中でそうしたように腕で阻む。


「――やっぱりな」


 その動きに、レイは一つの確信を持つ。

 今の動きは確認。《舞踏会》の中で抱いた疑問に、答えを得るためのもの。


(あのコクピットは、【MGD(・・・)の一部じゃない(・・・・・・・)


 コクピットは抱えているだけで、繋げていない(・・・・・・)

 《グルーム・ストーカー》を使ったとき、二度とも腕で受けたのがその証左だ。

 膨大なHPを持つはずの【MGD】が態々防いだのは、そこが【MGD】の一部ではないからだ。

 【MGD】と一体化した……生物の一部であるならば外殻で受けることも可能。

 しかし繋げず、生物である【MGD】の一部になっていないならば、あのままだと闇属性魔法は無生物に過ぎないコクピットの外殻を素通りしていた。だから防いだ。

 レイは《舞踏会》の仕様と合わせて考え、『装備補正』を残すためにコクピットを生物化して【MGD】と合体させる訳にはいかなかったのだろうと予測した。

 そして……『庇う』という動作はもう一つ答えを示している。


(《ライフリンク》を使えていない)


 《ライフリンク》には距離以外にもあと二つ条件がある。

 一つは、従魔側が命を賭してもいいというほどの信頼を主人に抱いていること。

 こちらはモンスターをそのように作れるフランクリンならば問題ない。


 しかし、もう一つの条件は違う。

 それは、『従属キャパシティに収めている』ことだ。


 パンデモニウムやあのレヴィアタンのように、<エンブリオ>はどれだけ強くともキャパシティの消費は0。

 だが、モンスターは力の高低で割かれるキャパシティも大きく変わる。

 つまりは……。


強く作りすぎた(・・・・・・・)な、フランクリン)


 数多の特典素材を用いたモンスターの集合体である【MGD】は、フランクリンの従属キャパシティに収まっていない。《ライフリンク》の対象外だ。

 【MGD】が対象内であるならば、庇うという動作自体が必要ない。

 防御動作の必要すらなく《ライフリンク》で【MGD】が受け止められる。


(今なら、アイツの弾避け(・・・)はない)


 地上にいたときはHPを増大させるためのモンスター……【DU:HP】がその役割も担っていたのだろう。

 しかし、アレは既にバージョンⅠのコクピットごと焼け死んでいる。

 自身の分とフランクリンの分で二重にダメージを受けた結果だろう。

 そしてあのとき、【ブローチ】が砕けているのもレイは視た。

 《ライフリンク》は、最早対象がいない。

 ならば《キャスリング》で逃げるか?

 できない。この高度は並のモンスターは生存できない。

 そも、位置交換したところで空中に放り出される。


 今のフランクリンを護るのは【MGD】とコクピットの外殻だけだ。

 護りを越えて外殻を破ってフランクリンに致命傷を与えれば、それで終わる。


「…………」


 そのことを再確認して、レイは自分の右手に握る武器を視る。

 今のレイの最大火力、無銘の斧。

 【黒纏套】が吸収できる光属性が選択される割合は約四分の一。

 初手は成功したが、続ければ別の属性を引いて右腕が消し飛ぶ。


(それなら、いっそのこと……)

『なお、威力についても先ほどの極限強化状態を参考にするべきではない。威力が反動を凌駕するのは、反動に耐えられる強度が使用者にある場合に限られる。そうでなければ反動までの等量だ』

「……説明どうも!」


 つまりは、当たりを引いてもまだ使いこなせたとは言えない。

 それでも、この状況で刺さる一手は無銘の斧だ。


 そして、悩み躊躇い攻めあぐねる時間など今のレイにはない。


「……往くぞ!!」


 限られた時間、背水の陣。

 そこに勝機を見出し、可能性を掴まんとしたならば、後は己の渾身で前に出る。

 それがレイ・スターリングという<マスター>だ。


『――――』


 愚直なまでの直進。

 それに対して【MGD】は、再び斬糸を放つ。

 先刻は斧で痛手を受けたが、距離を詰められなければ致命にはならないと判断しての行動。

 近づくことを拒むための、斬糸。

 レイはその斬糸を回避――しない(・・・)


「しまっ……!」


 その失策に気づいたのは、【MGD】ではなくフランクリンだった。

 レイのことをよく知るからこそ、彼が今、何を狙っているのかも理解できてしまった。


「ッ……!!」


 【MGD】の斬糸を、攻撃を、レイは防がなかった、

 糸は手足ではなく、鎧を失った胴体に直撃し、肉を裂き、血を噴き出させる。

 生身で受けたダメージは大きい。


 それは僅かに回復していたレイのHPを――削り切った。


「――ありがとよ」

 ――だが、レイは止まらない。


 戦闘時間は残り一分未満。


 つまりは――何があろうと《ラスト・コマンド(【死兵】)》の有効時間内だ。


 今のレイは(HP)を失おうとも止まらない。

 むしろ……それこそを力とする。


「《ラスト・アタック》対象――【MGD】」


 【決死隊】のジョブスキル、《ラスト・アタック》。

 《ラスト・コマンド》発動中のみ、使用可能なスキル。

 HP0になった際に対象を指定し、その対象へのダメージを倍化させるスキルである。

 レイは、これを発動させるためにあえて自分のHPを全損させた。

 ここから詰め切るための、決め手となる一手。


「シルバー!!」

『――《風と歩む魂(ソウル・ドリフト)》』


 斬糸に構わず距離を詰めたことで、転送の成功率を引き上げ、実行。

 フランクリンは、【MGD】は、レイ達がどこへ跳んだかを探す。

 答えは、【MGD】の背面。


『……!』


 いつしか、馬上で手綱を取るネメシスの手は消えていた。

 手綱は今、レイがその歯で食いしばっている。

 ならば、ネメシスはどこにいったのか。


『やるぞ……レイ!』

「……!」

 焼け焦げたレイの左手に添えられている。


 握る力も失われた彼の手を、自分の方が握りしめるかの如く、剣として其処に在る。

 それは、この一撃を決めるために。


 コクピットは【MGD】ではなく、ダメージカウンターはない。

 ゆえに、ネメシスのスキルはコクピットを破ることには使えない。

 使えば隙になる。あるいはそれすらも狙っていたのか。

 しかしそれに気づいているならば、レイ達が《復讐》を使う相手は【MGD】以外にない。

 三〇分掛けて溜め込んだダメージカウンターは膨大だ。

 HP特化構成のバージョンⅡ相手でも決まれば有効打になるだろう。

 しかし、バージョンⅡ相手への《復讐》は自切によって最小限の被害に抑えられて……。


『――飛べねば落ちる、そのための翼』

 ――否。


 ネメシスは、自らを【MGD】の背へと突き立てる。

 この高度から生還するため……飛ぶために接続したウィングユニット。

 《舞踏会(レイとの戦い)》のためのパーツではなく、終わった後のためのパーツ。


『――ここは切り離せぬ(・・・・・)だろう!!』


 自然、素材はレイ対策の液体金属スライム(・・・・・・・・)ではない(・・・・)

 ウィングユニットに、自切機能はない(・・・・・・・)


『――《復讐するは我にあり》!!』

 ――蓄積したダメージの倍撃……否、《ラスト・アタック》も重ねた四倍撃が炸裂する。


『!?!???』


 翼を通して、直接繋がったディラン本体にまで固定ダメージが伝播する。

 ウィングユニットを消し飛ばし、接続していた本体たるディランにも重傷を負わせる。

 しかし《ラスト・アタック》で増幅されても、膨大な命を絶つにはまだ足りない。

 それでも動きは鈍り、止まる。


『《風と歩む魂》』


 空中で身動きする術を失った【MGD】。

 その相手に対し、シルバーが再度の全身転送を実行。

 背中側から懐……コクピットの正面へと回り込む。


『!?』


 大ダメージに悶絶しているディランのガードは間に合わず……レイは再び斧を振るう。


『――《選刃・(フォース)》』


 だが、放たれた属性は(当たり)ではなかった。

 威力は十分、強固なコクピットの外殻を破壊してみせた。

 だが、光ならざる物理破壊の属性は【黒纏套】では受け止められない。

 右腕が消し飛び、斧も地上へと吹き飛んでいった。


「――――善し」


 否、それは外したのではない。

 なぜならこの一撃、属性ではなく、威力を求めてレイは制御権を行使した。

 己の右腕が吹き飛ぼうとも、コクピットを……少なくとも外殻を破るだけの威力を。

 その結果が今だ。

 今、レイの前に道は開いた。



「「――――」」

 刻まれた巨大な亀裂越しに宿敵達の視線が交わされる。



「シルバーッ!」

『…………!』


 レイの呼び掛けに呼応し、シルバーが動く。

 亀裂へと近づき、圧縮空気の結界を足場とし、レイの路を作る。

 そしてレイは二万メテルの天空で、シルバーの上から跳んだ。

 その両足で空中の路を駆けて、フランクリンへと迫っていく。

 斧の一撃で外殻を破られたコクピット目掛けて、レイが飛び込まんとする。


「ディラン!!」

『――!――』


 眼前に迫る死に対し、フランクリンは抗いの声を上げる。

 それは、痛撃で悶えるディランの意識を呼び戻す一言。


「首を落としなさい!!」


 《ラスト・コマンド》で動いているならば、首を切り落とせば止まる。

 ゆえに宿敵の首を斬るように告げたのだ。


『――――』


 ディランは従い、その斬糸によってレイの首を切断せんとする。

 この至近距離。ましてや右腕は失われ、斧もない。

 飛び込んだ彼に防ぐことは叶わない。

 レイの首は断たれて落ちるだろう。


「――カウンター・アブソープション!!」

 ――しかしそんな結末は、彼の相棒が許さない。


 彼女に残された最後のストックを使って斬糸を阻む。

 最後の迎撃を阻み、レイがコクピットへと飛び込む。


 この時点で、墜落までの猶予は残り十秒。


 如何に非戦闘超級職とはいえ、フランクリンの命を削り切る術はあるか。

 フランクリンへのダメージカウンターはない。

 主火力たる斧は落下した。

 【黒纏套】のチャージは不足。

 【瘴焔手甲】も先の戦いにおける《零式》の反動で使用不可。

 破れた外殻の中にはフランクリンが見えているのに、詰め切る一手がまだ足りない。


 ――否。


「――《グランド(・・・・)クロス(・・・)》!!」

 ――コクピットに触れると同時に、レイは叫んだ。


 それもまた、彼の力。

 <エンブリオ>や特典武具、古の斧だけではない。

 この世界でレイ自身が選び培った(ジョブ)もまた、彼の力。


「……ッ!?」


 上級奥義が非戦闘超級職たるフランクリンの全身を灼く。

 かつては近衛騎士団の累ねを《ライフリンク》と【ブローチ】で受けきった。

 しかしそのどちらも、今は機能していない。

 瞬く間に、フランクリンのHPは削られていく。

 しかしそれでも、あと一手足りない。

 ほんの少しだけ、HPが残った。


「――あ――」


 そのHPを削り切るのは――。



「――フランクリィィィンッ!!」

 ――かつてと同じ彼の拳。



 あの時よりも強い拳に、あの時よりも強い意志が乗ったその一撃は、


 ――フランクリンの顔面を打ち抜き、HPを全損させた。



 ◇◆



 ――ああ……。

 ――また、負けてしまったわね……。

 ――今度は勝つと……言っていたのに……。


 ――けれど……。



 ◇◆


 そして、空の全ては消えていく。

 フランクリンの消滅(デスペナルティ)に伴い、地上への墜落間近だったパンデモニウムも、彼女を抱えていた【MGD】も消滅する。

 ここに再びギデオンを滅ぼし掛けたフランクリンとその戦力の全ては消え失せ、危機は去った。


「…………」


 そして、その結果を見届けたレイもまた、《ラスト・コマンド》の効果時間が切れたがゆえに消えていく。

 彼も、ネメシスも、シルバーも、この世界の法則に則って消えていく。


「終わったのぅ、レイ……」

「ああ……。おつかれ、ネメシス」


 その中で、レイは辛うじて残っていた左手を掲げ、ネメシスもまた同じように手を翳す。

 そうして二人はやり遂げたお互いを讃えるように手を打ち合わせ……消えていく。


「…………」


 けれど、消える瞬間。

 レイの眼には……何かを決意した色が見えた。




 ◇◆


 それが、決着。

 レイ・スターリングとMr.フランクリンの……そして王国と皇国で起きた全ての戦いの決着だった。


 To be continued


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― 新着の感想 ―
最高だった…!
最後の一撃があの時と同じなのがアツい コレで終わりかと思ってたけどレイの眼に決意が灯ったってことはまだ何かあると…楽しみだ
遂に戦争篇も終わり…なんだけど、レイは当然お隣さんだって気付いてるよね…。 もしや来るのか、『みたらし』が…!
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