工房と遊戯 その九
(=○ω○=)<間に合っ……た……(白目)
(=○ω○=)<あ。最近更新頻度早まってるので
(=〇ω〇=)<どこから読んでなかったかご確認の上お読みください
■改人
ハーメルンユニット。
ラ・クリマがカルディナで活動していた頃に考案・作成した改人部隊である。
当時、奴隷売買を軌道に乗せんとしていたラ・クリマだが、素体集めは資金も手間もかかったし、限度があった。
そのため素体として使いやすい子供、中でもカルディナでは珍しくない『いなくなっても問題のない浮浪児』を回収する改人の部隊を作成したのである。
中核になるのは三体の上級職・特典武具所持の改人。
サポートとして二体の汎用量産型もつけた。
自律行動のテスト個体でもある。独自に動き、素体を回収し、ラ・クリマに届けるルーチンを組んだ。
また、カバーとして雑技団としての行動ルーチンも刷り込み、街を廻りながら浮浪児を特典武具で回収する仕組みだった。
それは順調であり、ラ・クリマがカルディナにいる間は度々素体が届き、ラ・クリマは販売用奴隷に改造して資産を増やした。
しかしその雲行きも変わる。
その契機が何かと言えば……イサラとマニゴルドだ。
<マスター>最大の資産家であるマニゴルドがイサラのスポンサーになり、彼女を支援して孤児院をカルディナの各地に拡大した。
孤児院に保護される浮浪児が増えた結果、ハーメルンユニットの素体回収率は激減した。
それこそ、ラ・クリマが彼らの存在を失念したまま天地に渡るほどに。
その後も独自に活動を続けていたが、事前目標として設定された成果にはまるで達しない。
そのことがハーメルンユニットの設定された行動ルーチンに負荷を与え続けた。
また、スタンドアローンであり、イデアの分体も入っていなかった改人達は……メンテナンス不足によって徐々に狂い始める。
結果……彼らは少しずつ箍を緩めた。
それは、対象の拡大。
『いなくなってもいい浮浪児』から、『周囲に認知されている浮浪児』に。
『浮浪児』から『孤児院の子供』に。
そしてついにはこの【ドラグノマド】の孤児院に直接侵入し、素体の回収……子供の大量誘拐を敢行したのである。
◇◇◇
□【装甲操縦士】ユーゴー・レセップス
視界に入ったモノを、一瞬では理解できなかった。
立ったまま動かない子供達。
先ほどまでは人間だったはずが、見る間にその姿を変貌させていく男達。
蜥蜴のような怪物が二体。
巨大な刃を何本もジャグリングする鋼の怪物が一体。
巨大な笛を吹き続ける毛むくじゃらの怪物が一体。
そして、私を狙った大口の……両生類の如き怪物。
「ッ……!」
咄嗟だった。
眼前に迫る大口に対し、アイテムボックス内のジャンクを壁として放出した。
ヘルマイネのカジノで師匠がやっていたことの再現。
それは功を奏し、私を呑み込もうとしていた大口はジャンクパーツによって阻まれる。
「キューコ!」
『うぃ』
私がカリュートさんから借りていた【マーシャルⅡ】を呼び出して乗り込むのと、キューコが合体するのは同時だった。
通常型の【マーシャルⅡ】。搭乗するのは、あのゴゥズメイズ山賊団との戦い以来だ。
「《地獄門》……! <マスター>を対象外で起動!」
この場にいるLSや、事態を察知したマニゴルドさんが【凍結】しないように対象を絞る。
子供たちは心配しなくとも最初から対象外だ。
『うぃ。……あ』
だが、キューコが何かに気づいたような声を漏らす。
『ホォラァ、ハトガァデルヨォオォォオオ!!』
しかしその確認をするよりも早く、狂ったような声音と共に【マーシャルⅡ】の八割ほどにまで膨らんだ両生類の怪物が迫ってくる。
「くっ! 《モーター・スラッシュ》ッ‼」
カウンターで、右のブレードによる斬撃を放つ。
【ホワイト・ローズ】や【マーシャルⅡ改】と比較して機体反応の鈍さはあるが、それでも確実に両生類の怪物を捉える軌道だった。
『カズガァ、フエルゥウウウウゥウウ!』
それを阻んだのは、ジャグリングをする鋼の怪物。
空中に投擲された刃が、まるで持ち手がいるかのような圧力と共に《モーター・スラッシュ》を阻む。
「ッ!」
【マーシャルⅡ】のセンサーカメラが斬撃を防いだ刃を捉える。
《鑑定眼》の機能を持たせられたカメラに、【鋼転鋭星 サテライト】という銘が表示された。
「特典武具……!」
そのとき、刃の援護を受けた両生類の怪物がこちらに到達する。
こちらを呑み込むのではないかというほどに口を大きく広げながら、しがみついてくる。
その口中には、粘膜に重ねるように巨大な黒い袋が収まっている。
黒い袋に対してもセンサーカメラは反応し、【囚人袋 プリズメア】の銘が表記された。
「こいつも……!?」
二体の怪物、それぞれが特典武具を持っている。
つまりは……この怪物達は怪物でありながら、人間。
かつての<ゴゥズメイズ山賊団>の記憶が蘇る。
『ユーゴー、たべられる』
「……させないさ!」
コンソールを操作し、腰部にマウントしていた煙幕弾を両生類の怪物の口中に放り込む。
《スモークディスチャージャー》のような特殊煙幕ではないが、しかし口内で大量の煙を噴出された両生類は大きく咳き込み力が緩む。
その隙に【マーシャルⅡ】を操作し、その腹部を蹴り飛ばすことで大きく突き放した。
『ゲェロ! ゲェェエエエロオォオオ!』
両生類は大きく咳き込みながら、煙を吐き出している。
無防備な両生類に向けて反撃を仕掛けようとするも、より早く鋼の怪物が両生類の前に立っていた。
一瞬、銃器による攻撃を仕掛けそうになるが……周囲に子供達がいるために使用できないと思いだす。
そうして生まれたのは僅かな膠着、仕切り直し。
その間に、周囲の様子を窺う。
孤児院の敷地内にいる沢山の子供達。
彼らは……誰一人として動かない。
空を見つめたまま、虚ろに口を開いている。
「これは……?」
「恐らく精神系状態異常の……【催眠】に類する特殊状態異常ですな」
聞こえてきた声は、LSのもの。
しかし声の方向にセンサーカメラを動かすと、LSは地面を背に仰向けに倒れていた。
「何で!?」
「俺も罹ってますからなー。ふむ、【精神休眠】……やはり特殊状態異常ですな。精神が虚ろになって体が動かせなくなるようですぞ。まぁ、<マスター>の場合、精神は無事ですので俺も喋れますが……体はまともに動きませんぞ」
口調は変わらず慌てた様子もなかったものの、本当に体は動かないようだった。
「原因は、あの笛の音ですな」
LSの言葉を受け、後方にいる毛むくじゃらの怪物を見る。
人に化けていた頃と変わらず、今も笛を吹き続けていた。
「事前に一定時間演奏を聴かせることで、レジストさせずに状態異常に落とす。……<マスター>ではないようなので、特典武具ですな」
『じゃあ、あの笛が……!』
「だったら気づいてますぞ。《鑑定眼》でも、あれはただの笛でしたぞ。……ああ、なるほどですぞ。胸部ですな」
その言葉に、毛むくじゃらの怪物の胸部に目を凝らす。
「ッ……」
胸部には、埋め込まれるようにグロテスクな顔があった。
そしてそちらの顏もまた、笛を吹いている。
「そうか……!」
つまりは、人間状態でも普通に笛を吹くように見せかけて……実際はああしておぞましい胸部の顏に隠した笛を吹いていたのだろう。
吹いているものを普通の笛と見せかけて、油断を誘うために。
私も、マニゴルドさんから受け取った【カメオ】がなければ最初の判定で動けなくなっていた。
騙し討ちに特化した形状と……やり口だった。
けれど、直接戦闘力が低い訳ではない。
あの鋼の怪物を筆頭に、この【マーシャルⅡ】と比較して同等以上の戦力はある。
戦うならば、《地獄門》による【凍結】を狙うしか、……?
「……キューコ」
『うん。いいたいことはわかる』
「あいつらが――全く凍っていない」
キューコは連中のカウントが多かったから、子供に紛れていたLSとどちらが正解か分からなかったと言っていた。
であれば、発動時やこの攻防中に過ぎた時間で、とっくに【凍結】していなければおかしい……はずだ。
『あいつら……カウントがゼロになった』
戦闘開始時にキューコが言いかけたことは、それなのだろう。
「つまりはまた……そういうことかな?」
嫌でもかつてのギデオンでの戦いを想起しながら、キューコに尋ねる。
『――あいつら、もう「人間」じゃない』
――種族変更。
変身に伴い人間ではなくなったことで、人間の同族討伐数が意味を為さなくなった。
キメラ化した相手に、《地獄門》が効果を発揮できなくなったときと同じ。
……あのときとの違いは、機体性能と《煉獄閃》のチャージ不足か。
「……あれ以来、《地獄門》が素直に使えないパターンが増えてきた」
『よわねはいてるね。あきらめる?』
「フッ、まさか」
状況は不利。
だけれど、不利な程度で諦めるようなら……私じゃない。
意識して口調をユーゴー・レセップスのものに整えながら、キューコに応える。
「この程度、今までの戦いに比べればどうということはないとも」
『だね』
ギデオンでのルークやレイとの戦い。
カルディナで相対したエミリーや【インペリアル・グローリー】との戦い。
まだまだ、及ばない。
「それに、言うほど状況は悪くないさ」
ここは【ドラグノマド】……あのカルディナの首都であり、<セフィロト>のお膝元だ。
この孤児院の周囲に人気がいなくても、街には<マスター>が大勢いる。
まして、マニゴルドさんはこちらに向かっている最中。
多少の時間稼ぎで、援軍が駆けつけるはずだ。
「被害を抑えつつ、時間を稼ぐ。この機体でも、今の私達でも……それくらいはできるとも!」
『うぃ、まむ』
そして状況は再び動く。
煙と煙幕弾を吐き終えた両生類の怪物が、再び突撃してくる。
対して、再び《モーター・スラッシュ》を敢行する。
だが、今度は両手同時。
再びあの刃に妨害されるのも覚悟の上で、両生類の怪物に一太刀当てんとする。
だが、予想に反し、今度の妨害はなかった。
二本の刃は両生類の怪物の粘着質の皮膚を破り、肉に到達し、
――そこで止まる。
「ッ!」
食い込む刃と迫る肉体で、察する。
前の突撃時よりも、身体が膨らんでいた。
さっきはまだこの姿への変態が完全ではなかった、とでも言うように。
さらには肉体に再生能力もあるのか、刃を埋めたまま傷口が閉じ始めて……こちらの両腕を拘束していた。
『ゲェラァアアアア!』
【マーシャルⅡ】と同等にまで膨らんだ体で、こちらとの距離を零に詰めている。
巨大な顎で氷結装甲を砕こうとする両生類。
打てる手は……!
「ブレード解除!」
『うぃ』
両手から伸びる氷のブレードを解除し、拘束を解除。
そのまま相手の突進してくる勢いのまま機体を倒し、ジュードーのトモエ投げの要領で後方へと放り投げた。
『グゲッ!?』
「今!」
そして後方……子供達のいない方向に放り投げた両生類に対し、銃火器による追撃を実行する。
全身から血を吹き出し、両生類がのたうつ。
『やるね、ユーゴー』
「実践したのは、初めてだ」
昔はここまで精密な操作はできなかったけど……《操縦》のスキルレベルが上がった今ならばできる。
クロスレンジの奇策の一つとして、師匠から聞かされていた動きでもあった。
ただ、解いてしまったブレードを再展開するにはキューコとの合体を一度解除する必要がある。
「けれどその隙は……なさそうだ!」
両生類から振り向けば、鋼の怪物が入れ替わりに襲い掛かって来ていた。
分離した刃と共に、四方から【マーシャルⅡ】に迫る。
「ッ!」
ブレードが使えないため、機体に備わっていた【バトルナイフ】で迎え撃つ。
突撃を回避しつつ、迫る刃に【バトルナイフ】を合わせる。
だが数度刃を合わせた時点で気づく。
「武器破壊が狙いか……!」
特典武具との攻防で【バトルナイフ】の刃には既に刃毀れと……腐食が見えている。
このままでは遠からず破壊されるだろう。
どうやら刃の表面に何かしら毒性のある物質が付与されているようだ。
『ゲォオ……』
そうする間に、銃撃によるダメージの再生が完了した両生類が動き出している。
二対一。武装の制限された現状では捌ききれないか……!
「!」
だが、両生類は私の方には向かってこない。
【マーシャルⅡ】から離れ……孤児院の方へと向かっている。
そちらにカメラを合わせれば、動いていないと思われた二体の蜥蜴がそれぞれ何かを抱えていた。
それは……意識を失った子供達だった。
「っ……!?」
蜥蜴は子供を振りかぶり、両生類は口を大きく開け始める。
何をするのかは明白だった。
脳裏に、かつての牛頭の鬼人との戦いがフラッシュバックする。
「させるものか、ッ!?」
それを阻もうと両生類に対して銃器を向けた私を、鋼の怪物が阻む。
手にした銃器に複数の刃が食い込み、内側から爆発した。
爆風によろめく機体に鋼の怪物が迫り、咄嗟に【バトルナイフ】で応戦するも不利な体勢に押し込まれる。
その間に、蜥蜴達は子供を両生類の口へと放り投げた。
「やめっ……!?」
制止させようとするも、鋼の怪物のせいで動けない。
センサーカメラの中では、子供の姿が両生類の口の中へと消えかけて……。
「――インターセプトですぞー」
――横合いから跳んできた者が、空中で子供を掻っ攫った。
子供をキャッチした小柄な人影は軽やかに着地し、子供を優しく寝かせる。
「んー。タッチしてしまったですぞ。でも緊急事態だから仕方ないですな」
それが誰かは言うまでもない。
状態異常で動けなかったはずの……LSだった。
「状態異常が解けた?」
「いや全然? 今も【精神休眠】はかかっておりますぞ?」
ならばどうして動けるのかと疑問を抱いた私に、
「《カース・オブ・マリオネット》」
LSは一つのスキル名を述べて、それを答えとした。
「対象に拘束・呪怨系状態異常の【傀儡】を施し、意のままに体を動かす呪術スキル。自分に掛ければ……まぁ自分の意思で動かない体も動くようになりますぞ。俺のレジストが高くて手間取りましたがな」
状態異常を状態異常で上書きして無効化したLS……【呪術王】は、蜥蜴の怪物を見もせずにそう嘯いた。
状態異常は自分の土俵と言わんばかりに。
「そういうわけで俺も参戦ですぞー。まぁ、《幼生への回帰》は連中に効かないのですがな。巻き戻そうとしても今の状態が初期状態、みたいな?」
生物として肉体を巻き戻すならば、種族が変わったばかりの今の状態が連中にとっては子供の状態、ということだろうか。
「俺としては、もう少し平和的に収まるならそれでもよかったんですがなー。どうも、こいつらが俺の目的らしいですぞ」
「?」
どういう意味だろう。
「俺はカルディナ各地で起きている子供の行方不明事件も探っていたんですぞ。経路から見てそろそろ【ドラグノマド】で事件が起きそうだと読んだのですな」
「あ……」
LSには珠の他にも目的があるという話をイサラさんが言っていた。
そして私自身も、昨今の事件にLSが関わっているのではないかと疑いながらこの孤児院にやって来た。
結果として、話はまるで逆だったのだけど。
「そしてまぁ、実際子供を喰おうとしていた訳で。戻すこともできないとなればこれはもう……」
長々と喋っていたLSの背後で蜥蜴達が動いている。
それぞれに槍を持ち、LS目掛けて背後から飛び掛かって……。
「――――終わらせるしかない」
――――塵になった。
それはモンスターが消えるときのような光の塵ではなく、……時経たものが風に散るような有り様。
一瞬で、この世から消えている。
「外見や口調で俺が弱そうに見えましたかな? しかしながら、戦闘経験はそれなりに豊富ですぞ」
自嘲するように薄く笑いながら、LSはゆっくりと振り向く。
「なにせ……レジェンダリアは犯罪者が多すぎますからな」
そうして、子供の姿のままのLSは――殺気を含んだ視線で残る三体の怪物を見据える。
「――妖精郷の<超級>を、舐めるな」
その言葉と共に……レジェンダリアの<超級>は戦闘を開始した。
To be continued
(=ↀωↀ=)<…………
(=ↀωↀ=)<あ、どちらかと言えば秩序寄りのスタンスです。このHENTAI
○サラマンドラ・イデア
素体回収用改人部隊、ハーメルンユニットの中枢。捕獲担当。
サンショウウオ型の改人であり、口内には【囚人袋 プリズメア】という特典武具が収まっている。
再生能力を付与され、傷つきながらも突撃して口内の【囚人袋】に放り込む戦法を取る。
○【囚人袋 プリズメア】
伝説級特典武具。
自身の合計レベルの半分以下の「人間」を、格納する特典武具。
格納された人間はその状態のまま保存される。
言ってしまえば、強制捕獲する【ジュエル】とも言えるモノ。
なお、<マスター>相手に使用した場合、レベルや種族条件を満たしていれば即死する。
元は巨大な両生類の<UBM>であり、人間を多数呑み込んでは冬眠の際の食料として少しずつ消費していた。
サービス開始前にとあるキャラバンが討伐に乗り出し、苦心の末に討伐された。
その後、今と大して変わらない用途に使用されていた。
○アルメハ・イデア
金属製の骨組みに短剣が連なった異形の改人。
何型かと言えば、実は貝。ウロコフネタマガイ型の改人である。
主武装は逸話級特典武具【鋼転鋭星 サテライト】だが、その表面に毒性のある金属を生成、塗布している。
ハーメルンユニットにおける戦闘要員。外敵排除担当。
○【鋼転鋭星 サテライト】
逸話級特典武具。
十枚一組のブーメランであり、投擲することで意のままに動く。
また、投擲中は所持者と同量のSTRで保持されているのと同じ働きをするため、ブーメランでありながら切り結ぶことができる。
元になった<UBM>の中で戦闘力は最も高かったが、連戦の果てにブーメランがすべて使用不能になり討伐された。
○マクロプース・イデア
ハーメルンユニットの鎮圧担当。
カンガルー型の改人。
予め周囲に演奏を行い、状態異常を施すことでサラマンドラが抵抗なく目標を捕獲できる。
なお、人間形態の時点で見えている頭部や笛は飾りのデコイであり、服の内側で小さな頭部が特典武具を吹いている。
○【民眠罠 バルビツール】
レジスト困難の【精神休眠】という特殊状態異常を周囲に付与する。
<マスター>の場合は精神保護の対象だが、体はほとんど動かなくなる。精神保護状態で肉体だけが眠る【気絶】や【強制睡眠】とはまた違う仕様で、意識は現実に留まる。
強力な特殊状態異常だが、対象となるのはスキル発動時までに最低十分以上演奏を聴いている者に限られる。
この条件は<UBM>の頃から変わらなかったため、演奏中に総攻撃されて討伐された。
余談だが、銘の読みは「みんみんみん」である。
○ラケルタ・イデア
蜥蜴型の量産型改人。蒼白Ⅲでラスカルが運用していたものと同じ。
ハーメルンユニットの中では人間のフリが上手い。
○余談
変態後のハーメルンユニットはいずれも「キメラ」である。
【蟲将軍】のスキル対象にする必要があったために注意して調整したアピス・イデアなどと違い、ただ改造した場合は「キメラ」になる模様。
○蛇足
なお、ハーメルンユニットが揃って仮面を着けていた理由は、『眼球を一目見れば正気でないことが明らか』であるため。
それを隠すための仮面だったが、予期せずHENTAIと被った。
※ラケルタはまだ偽装できる範囲だが、他三体と揃えるために仮面着用。




